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原稿を書き終わるまでのスケジュール

原稿はこんな感じで進めていきました。

11月 初めての打合わせ
12月 構成案提出 執筆開始 (年末年始は休みなし)
2月末 薬膳料理のお店の取材
3月中旬 原稿執筆終了
3月中旬 原稿チェック
3月31日発売

今、こうやって見るだけですごいスケジュールだなぁと思います。一般的なスケジュールはよくわからないのですが、もう少し長い期間を書けて書くものだと思っていました。編集者さんいわく、雑誌扱いなので短期間なのだとか。それに、今回は取材は一回のみ。あとは私が少しでも早く書いて、みなさんにチェックしてもらうだけです。

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ちなみに、私が持っている書籍の中のほんの一部です…。本棚を撮ろうと思ったのですが、余計なものもうつるので。

私がもっとスラスラ書けるライターなら、年末年始は休めたと思います。でも、なんせずっと焦ってた。「間に合うかな?間に合うかな?」って。普段書くような、2000文字とか3000文字のようなweb記事と訳がちがいます。

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一般的に本の執筆は1冊10万文字くらいだといわれています。今回どれくらいの文字数があるかは数えていないのですが、あらためて原稿をみなおすとこんなにたくさん書いたんだと自分でも驚いています。

前回紹介したように、今回の本は中医学とは?漢方とは?薬膳とは?など、漢方・薬膳初心者のために書いた教科書的なものです。だから、ものすごく調べものが多かった。監修の先生がチェックしてくださいましたが、私にも責任はあります。絶対間違ったことを書いてはいけません。本を書くだけでもすごいプレッシャーなのにそれ以上のものもありました。

◇◇◇
次にこれだけの量を書くのにどうやってモチベーションを保ち続けたのかについて。

漢方や薬膳の知識を持っていることから、健康にはとても気を使っています。とくに気をつけているのは、寝る時間・起きる時間。夜はだいたい11時に寝て、遅くても朝は7時には起きています。

朝ごはんを食べて、片付けがおわったあと、仕事を始めるのは8時から。それから12時までは集中して原稿を書きます。私の執筆のゴールデンタイムは朝の4時間。昼からは、メールを送ったり、雑用をしたりしています。だから夕方になると頭がぼーっとしていてまともな文章は書けません。このころは、夜も書いていましたが…。

こうやって毎日時間を決めることで、モチベーションを保っていました。でも家で集中できない日もあります。そんなときは、近くのカフェで。ザワザワしている方が集中できるんです。

そして、原稿をおくったという達成感。編集者さんの返事も、モチベーションにつながりました。ひとつひとつの原稿に対して感想を書いてくれました。原稿を書いている間は、編集者さん以外のだれにも見せることはありません。だから、方向性を見失ったり、先の見えない終わりに、呆然としたこともあります。ときには、友達に泣き言をいったりこともありました。私の周りの人は、みんな温かく見守ってくれました。

また、思ったよりも自由に書かせてもらったこと。これは、とても感謝しています。でも、たぶん校正は大変だったと思います。先生や編集部のみなさんには本当に感謝しています。

今回、取材・文章を担当させていただいた本です。





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