歳を重ねるごとに素直さを意識しよう

離島ライフは始まったばかり。

ライフと言っても、隠居生活のようなものではなく、バリバリ働きにきた。

上陸早々にお仕事スタート。

色んな仕事をするわけだけど、得意不得意なものとあります。

不得意なものは、慣れるまで時間がかかって当然。しかし上司は5分で慣れろ的な勢いで煽ってくる。

「いやいや、どう考えたってこの仕事はそれは無理なことだし、慣れるまで落ち着いて見守ってくださいよ。」

と、言ってしまいたい自分と、黙って騙されたと思ってとにかく行動しろ！と思う自分との闘いがあり、素直さを常日頃から意識している自分は後者を選択した。

やってみれば、意外とできるもので、仕事のスピードは圧倒的に遅いと思われるが、短い時間でよくぞできたと思った。

途中、上司が、「この人(上司)、5分で慣れろなんて何言っちゃってんの〜？！と思うよね。」とフォローを入れてくれました。優しさ。

少し言うのを躊躇い、結局言ってしまったこと。

「おかしいなと思いましたけど、ここで口答えしたら年寄りの始まりなんで。私はまだ若い！！だからとにかく行動するのみと思いました。」

と言ったら、上司はカッカッと笑って、今までここで働いたことのある中年以上の従業員のエピソードを話してくれた。

10代、20代は、右も左も分からないことが多いからこそ、黙って付いて行くことしかできないけど、それは先入観を持っていないとか、素直な姿勢であることと同じ状態。

経験を積んだ大人は、色々と経験というフィルターがかかっているから、何か言われると、何か新しいことを始めると、そのフィルターが妨げになって出遅れる。

しのごの言わずにとりあえず行動してみないと結果は分からないのだけど、フィルターがかかっているので、「いや、これは良くないと思う。」とか「いや、これはこうした方がもっと良いと思う。」とか思ってしまうのだ。

そんなものはやってみてから考えればいい。

教える側も、「はい」「はい」と言われたことをそのまますぐにやってくれる人の方が気持ちがいいでしょう。

人間関係も素直さは円滑にしてくれる。

雑談も交えながら、最後までお互い気持ちよく働けたと思います。

素直さ、歳上ほど意識した方がいいもの。

これがなくなったその日から、ババア（ジジイ）になる。