女だって「モテたい」んだ。

突然ですが男性に好きな女性のタイプは?と、聞いて「面白い人」と答える人ってなかなか居ない。

現にトレンディドラマでも少女マンガでもイケメンからの「きみ面白いね」っていう台詞も聞かないところをみると

褒められ要素として女性からのニーズも無いんだろう。

男性は男性で「面白い」は自分が担当したい分野なんだと思う、

芸人さんも圧倒的に男性が多い。

何故こんな話を突然始めたかというと。

もうここからは昔話になるし、時効だから言いますが・・・

思春期にモテたい!いう欲求が覚醒し、どうしたらモテるかを寝ても覚めても考えてた。

まず削除法で顔とスタイルはいの一番に切り捨て、よく聞く子供が好きとか料理が好きとかは「そんな露骨に媚びてる女は嫌だ」と切り捨て

どんどん削ってく作業の日々で

男子が他校の女子の写っている写真見てキャイキャイ楽しそうにして

A君「ちょっ!この子可愛いじゃん!めちゃ可愛いくね?」

B君(写真持ち主)「あぁーー、可愛く見えるけど、でも実物笑った顔あんま可愛くないんだよね。」

A君「マジ?女の価値ねーな。」

という会話を聞いた。

マジ?笑顔可愛くないと女の価値ねー
の??!!

 落雷レベルの衝撃で、笑顔ってとこだけ頭にぶっ刺さって帰宅

そこで私の軸は決まった「笑顔」だ、と。

でも楽しくも面白くも無いのに笑ってるのはキツイ、なんたって気持ちわるいしな・・・

あ、じゃ自分で楽しく面白くして笑える状況作ればいいんじゃん!

そしたら「あの子いつも笑ってて何か良くない?」ってなってモテる

それだけじゃない「あの子も笑ってるけど、あの子の周りに居る人ってみんな凄い楽しそうだよね」って笑顔の中心にはいつも彼女が…みたいので

倍モテる


っていう寸文の狂いも無い緻密な計算上で私のモテミッションは火蓋を切った。

面白いこと楽しいことを貪欲に求め、自分はもちろん周りを笑顔にする為、目に汗染みる弛まぬ努力と行動を惜しみなく続けていた結果

**やりすぎた。。 **

あ、話の流れから誤解する人が居ると駄目なので一応補足ですが、モテまくって大変に男性たちとまぐわったって事じゃないですよ?

単に度が過ぎたって話しで

面白さ楽しさを求めるあまり1番肝心な「女」を知らず知らずのうちに小道に落としていた、もはや女芸人と同じフィールドの悩み

しかし気づいてもやめることが出来ないのが培ってきたキャラクターというもの

遊びも集まりも「私は笑い要員として呼ばれている」と責任感たっぷりに出席し、

人の笑いをつまみにカップリングしていく男女を何組も見送ってきた

さらに厄介なのは笑いの中でもツッコミを主としていたので男性からはキツイ性格の女だとしか思われてなかった

もうモテという物から160㌔ぐらいの猛スピードで逆走してた

離陸寸前

顔・スタイル・子供好き・料理好き・高い声のトーン・はかなげ・愛らしさ・聞き上手・ちょっとクネクネ

こんな女性専用のマストアイテムに見向きもしなかった私にも伴侶を探す適齢の旅路が用意されていて

「面白味」というアイテムっていうか、テイストっていうか、フレーバーみたいな?目にも見えない、確かでもない物1個持った勇者なんて村人1と変わんない

悪戦苦闘を強いられながら出来た結婚においてもアイテム使った手応えゼロ


女の子に告ぐ

女子は自力で笑うのではなく、他力でニコニコ笑っていて。


#cakesコンテスト

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