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レシートが777円だったのでラッキーセブンの由来を調べてみた話

今日、薬局で綿棒と鼻づまり解消用品を買ったら会計が「777円」で、ちょっと嬉しくなりました。
しかしそもそも、どうして「7」は幸運な数字とされているのでしょうか?
気になったので、調べてみました。


最も直接的な由来?:野球の「Lucky Seventh」

由来となったシカゴ・ホワイトストッキングス。現在のシカゴ・カブスの前身

1885年のメジャーリーグの試合から「ラッキーセブン」が生まれたという説があります。
7回の攻撃のとき、打ち上げたフライが強風によってホームランとなり、それが決め手となって攻撃チームは優勝を果たしました。
この様子を勝利投手が「Lucky Seventh」と表現したことで、ラッキーセブンという言葉が広く使われるようになった言われています。
日本でも、ホームチームの7回攻撃前には特別な応援歌を流したり、観客を巻き込んだ風船のパフォーマンスをしたりして、試合を盛り上げますよね。

スリーセブンはカジノ由来

ラスベガスのスロットマシーン

では、ラッキーセブンが3つ重なった「777(スリーセブン)」はどうでしょうか?
これはご想像の通り、ラスベガスのカジノが由来のようです。
スロットの最高倍率の図柄に「ラッキーセブン」が使われた結果、7を3つ揃えることが大当たりとなり、スリーセブン=豪運というイメージが定着したとか。
日本でもスロットが導入された際にその伝統を引き継いだので、スリーセブンは幸運の象徴となっていったようです。

さらに歴史を遡ると不思議な一致が:宗教的な意味

西洋のキリスト教と東洋の仏教。
異なる背景を持つ2つの宗教でも、「7」は重要な意味を持っています。

キリスト教において、神は7日間で世界を創造しました。
そこから「7」には「完全・全て」という象徴的意味が付与され、7大天使や7つの大罪など、さまざまな概念を7でまとめています。

また仏教においては、迷いの世界である「六道(りくどう)」から抜け出る「解脱(げだつ)」を象徴する数字として、ひとつ進んだ「7」が位置付けられています。
重要な宝物は「七宝(しっぽう)」、法事は初七日から7日間ごとに行われ、四十九日の供養で終わります。

文化圏が違うのに近い意味を持っているというのは、面白いですよね。

まとめ

ラッキーセブンの近代的な由来から、さらに大元になったであろう宗教での象徴的な意味までを解説してみました。
日常にも深掘りしてみると面白いことはたくさん転がっていますね。
来るべき子どもからの「なぜ?なぜ?」攻撃に備えるべく、これからも小さな気づきをいろいろ調べてみようと思います。

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