『花束みたいな恋をした』を観て思った

『花束みたいな恋をした』という映画を今更観た。
公開当時から気になってはいたのだけれど、なにせ丁度その頃 “花束みたいな恋” をしていたもんで。失恋フラグになってしまうと思って観れていなかったのだ。

主人公は最初21歳、今の私と同じ歳。
普通の21歳はこんな感じなのか……?
大学、合コン、朝帰り、同棲、クリスマスプレゼント、初詣
訳あって、そういうのを経験できなかった私には縁のない生活に見えた。

じゃんけんのルールに納得いかないとか、独特な趣味とか、なかなか理解してもらえないところで繋がれる関係っていいなと羨ましく思った。一旦別れたとて運命のような何かで再び引き合わされてしまうほどの。でもそんな拘りもユニークな趣味も私は持っていないしな。

私の特異なところって何だろう。

あ……そうか。

ははっ

あー、なるほど。

答えは身近にあるものだね。
私と同じで 訳あって、そういうのを経験できなかった 理解されにくい特殊な境遇の人が、すぐそこにいるじゃないか。そういうのをもう少し、自分のユニークさ、自分とその人の世界観として誇ってもいいのかもしれない。


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