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2022年の抱負は随分地味です。

あまりに仕事に没頭しており、直近の1、2記事はこのnoteを「です・ます」調で上品に書こうとしていたことをすっかり忘れていました。

相変わらず仕事がやばくて、心は荒み切っています。

タイトルにある通り、具体的に今年の抱負を書いておこうと思います。改めて2021年は、特にdominionを観たことで大きく自分の核が変わり、世の中を認知する視座が根底から覆ってしまうほどでした。
大層な抱負はひとつもなく、25年の人生で最も地に足ついた地味な内容です。
というか、今年の抱負じゃなくてこの先死ぬまでこうしようねってことで、それを毎年少しずつアップデートしてく、そんなスタート地点にいるような心境です。

照れくさいので、一旦全て半角カタカナで書いてみます。

・キチントトウヒョウ
・スベテノイキモノニヤサシクナル、トクニイモムシヘノキョヒハンノウヲコクフクスル
・ガチメニオニクヲヒカエル
・ペットボトルインリョウヲカワナイ
・プラスチックゴミヲヘラス
・シゴトシスギナイ
・ケドチャントシゴトスル
・ヒトビトノコウドウガドウシタラカワルカヲホンキデカンガエル
・ケドオシツケナイ、アツクナラナイ
・ウワキヲシナイ
・ボキニキュウ


読みづらいですね。
ちゃんと漢字ひらがなでも書きます。 

・きちんと投票
→ 私がどれだけ自転車に乗っても地球温暖化は止まりませんし、どれだけジェンダーについて学んでも夫婦別姓の実現は近づきませんが、真っ当な投票(と真っ当な購買行動)だけが、地球温暖化を止めることができ、夫婦別姓を実現させます。
なので、この後色々書いてる「肉を食べない」とか「ごみ減らす」とかは、自分が自分を愛するための自己満なのです!

・すべての生き物に優しくなる、特に芋虫への拒否反応を克服する
→ これは、三体の程心が芋虫を踏み潰されないように脇道によけていた描写を思い出しています。そう!私は小賢しい程心を目指しています(小賢しいというのは、もう少し世の中に媚びれる、というニュアンスです)


・ガチ目にお肉を控える
→ 年末年始に少々食べました。が、進撃の巨人を見ていても、牛さん豚さん鶏さんにとっての人間って、間違いなく人間にとっての巨人……とか思ってしまうほど重症なので、認知的不協和を解消するために控えることにしました。
久々に食べたお肉はあまりに脂っこく、改めて「火を通さないと菌がついてて食べられないものって怖くない!?」という感覚に染まってきました。

・ペットボトル飲料を買わない
→ 年末に会った会社のお姉さんも可愛い牛乳瓶みたいな水筒を使っていて、抱きしめたくなりました。今年も続けていきます。

・プラスチックゴミを減らす
→ これを達成するには田舎に引っ越すのが手っ取り早い……まずはできる範囲でやります。

・仕事しすぎない
・けどちゃんと仕事する

・人々の行動がどうしたら変わるか本気で考える
・けど押し付けない、熱くならない
→ これは、投票に近いです。
きちんと投票し上手に叫ぶことをしたいと思っています。何に関しても。
dominionを友人に勧めて観てほしいと半年前から思っているのですが、言い出せたことはありません。布教でもなんでもなく、どういう感情が湧いたか、これからどう行動を変えるか、もしくは変えないのか、その理由は何か、がとても興味があるのです。
その点オクジャは大変良い映画でしたが、dominionくらいのものを、普通に毎日自分の生活を一生懸命過ごしている人に観てほしいのです。
また、自分が今の仕事にどのような思いを持ってついたのか、まだ上手く話せません。バランス感覚が欲しいです。

・浮気をしない

・簿記二級
→ もはや英語とか資格とか全く二の次で、なんでもなく見える日常の、実は残酷な選択肢をいかに避けるか、いかに深く調べられるかということに関心があり、そのことで必死です(まつ毛美容液だって、うかうかその辺のドラッグストアでは買えないんですよ…!?クルエルティフリー、ヴィーガンのまつ毛美容液ってとても少ない、はぁ……ため息)。でも一応簿記くらいは、、ね。取っておきましょう。


とても素敵な人に多く巡り会えました。

私はどういう人でありたいか?

(を商談でいきなり話し出すような人々に出会えました、やばいなー濱口作品でしょうか?)

どの場面でも、ひとつ一つの選択を問いに照らし合わせて、コツコツやっていきます。

でもコツコツやるだけでは無駄なことももちろん知っているので、諦念もあります。
だからといって、私はどういう人でありたいか?という問いからは逃れられないので、それに忠実にいようと思います。
この辺のバランスがどうしようもなくウッとキツくなる瞬間があります。
そして、そのキツくなる瞬間に寄り添ってくれる音楽も、映画も、小説も何も何もないんです。今のところ。
そのうちきっと、Z世代の大型新人が現れて、現代の諦念、未来は良くならないという諦念、けどせめて自分は素敵でいたいよねという葛藤、けど自分だけ素敵になったところで未来良くならないよねという諦念、結局諦念、でも少しのハピネス、みたいな雰囲気のものを作ってくれるはず。待っている。

自分の正しさを、自分だけではなく大切な人を守るためにも使っていきたいと思っています。
そして、去年は転職を斡旋したのと、浮気をしたのとで半々でした。後者は、正しくないことに酔っていました。馬鹿だったので……

不思議なことに、dominionを知ったことで、そういう正しくないことに酔う自分、といった余白も許せなくなりました。誰かにとって残酷なことをしていると、畜産の文脈と全く関係なくても、農場の片隅の死骸の山とか、狭い小屋で親ブタに圧迫されて地面にへばりついている白い子豚とかがぼんやり浮かんできます。
残酷さの象徴の変化。自分の核の変化。
この感覚こそ、おそらくほんの僅かな人たちにしか理解されないだろうなと思います。森田まさおさんとかなら理解してくれるかもしれません。

好きな言葉: 野心、節約、当事者意識

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