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最短2週間で統計検定2級を取得する方法

目次

  1. 前書き

  2. 統計検定2級とは

  3. 筆者の試験前のスペック

  4. 使用したテキスト

  5. 勉強方法

1.前書き

はじめまして、Mercyと申します。統計検定2級に2023/2に合格いたしました。

冗長な説明が嫌いな方は、太字部分だけ読んでいただければ内容が入ります。
この記事は統計検定2級の受験テクニックに偏った記事となります。
あくまで最短距離で統計検定2級に合格することを目的としておりますのでご了承ください。
使用した書籍については無料記事部分で全てご紹介します。具体的なテクニックについては有料とさせていただいておりますが、大雑把な勉強方法については無料部分に書いてありますので、目を通していただければ幸いです。

※アフィリエイトリンク付きで紹介しております、著者の収益となることが嫌な方はご注意ください。

この記事を書いた背景は、既存の他記事が統計を理解する上では非常に役立ち本質的にはこちらの方が大切だと私も思うのですが、資格取得に焦点を当てた時に冗長に感じる部分が多かったためです。
また、対象は高校範囲の確率統計は何となく覚えている方(平均分散の求め方など)


2.統計検定2級とは

既にご存じの方はスキップ推奨です。

大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用の理解度を問うために実施される検定

【具体的な内容】
・1変数データ(中心傾向の指標、散らばりの指標、中心と散らばりの活用、時系列データの処理)
・2変数以上のデータ(散布図と相関、カテゴリカルデータの解析、単回帰と予測)
・推測のためのデータ収集法(観察研究と実験研究、各種の標本調査法、フィッシャーの3原則)
・確率(統計的推測の基礎となる確率、ベイズの定理)
・確率分布(各種の確率分布とその平均・分散)
・標本分布(標本平均・標本比率の分布、二項分布の正規近似、t分布・カイ二乗分布、F分布)
・推定(推定量の一致性・不偏性、区間推定、母平均・母比率・母分散の区間推定)
・仮説検定(p値、2種類の過誤、母平均・母比率・母分散の検定[1標本、2標本])
・カイ二乗検定(適合度検定、独立性の検定)
・線形モデル(回帰分析、実験計画)

https://www.toukei-kentei.jp/exam/grade2/
JSSC統計検定

注意として、大学教養課程で統計を取った方でも、カリキュラムによって、カイ二乗検定と線形モデルの一部が初見となる方がいるかと思われます。こちらについても後ほど記載します。

3.試験前の筆者のスペック

理系院卒、社会人一年目、統計は学生時代一単位もとっておりません。数学で手を使って計算する行為自体が2年ぶりというレベルで、基本的な微積と行列計算くらいしか覚えていませんでした。

4.使用したテキスト

4.1. 過去問(一部の年度を除く)

この年度の2冊を2023年現在強くおすすめいたします。理由は察してください。
統計検定 2級 公式問題集[2011〜2013年]

統計検定 2級 公式問題集[2014〜2016年]

4.2. 参考書

5. 勉強方法

ここから具体的な勉強方法について書いていきます。
雑に言うと過去問を解いてから、分からないところを教科書で補う。
以上です。

詳しくは、1回目は手を動かさずに問題をみて、30秒で解答・解法が浮かばなければ答えを読む。式変形の省略などで答えが分かりづらい時は年度と問題番号でググってみてください、割と見つかります。それでも分からない時は統計学基礎の該当分野を読んで終わりで結構です。
検定試験で出されるような範囲を限定した試験には出題できる問題のパターンに限りがあるため、現在販売されている過去問集で既に問題パターンがおおよそ網羅されております。時間をかけずに解ききってしまってください。


統計検定2級の場合、複雑な微積などは出ないので、解答の読み込みは1問1分程度で終わるかと思います。全35問程度なので1回分の過去問に費やす時間は下記と想定できます。


1問当たりに費やす時間(思考30秒+解答読み60秒)×35問=52.5分


統計学基礎の該当分野を読むといった行為を入れて実際は大体70~80分で解き(読み)終わるかと思います。
過去問6年分を1日2年分、3日で一周してください。時間を意識して一気にやる必要はありません、一日の中で空いたタイミングで問題を解いていただく形で十分です。
やり終えたら、2週目も1週目同様に解きます。この際に間違えた問題は付箋なりで記録しておいてください。
3週目以降は間違えた問題だけ解く形でかまいません。4週目に入っても間違えた問題についてやっと紙とペンで解きだしていいかと思います。
なんか見覚えある勉強法だと思った方は鋭いです、「7回読み勉強法」とほぼ同じ方法です。実際に7回やる必要は頭の中で解法が浮かぶようになればいらないかと思うので、試験前までに5回程度間違えた問題について解き直しできればいいかと思います。
最後まで試験時間に則った解き方をしていないことが気になった方は3週目付近で1回分だけ取っておいて解く、2017,2018年の過去問集を買って解くなどしてかまいません。おそらく本番で特に時間配分で困ることはありません。何故なら、本番でも過去問でやった問題と大差ない問題に遭遇するのですぐに解けてしまう問題が2~3割あるためです。

最短での合格を目指すために重点的に勉強する問題と受験テクニックについて以降の有料部分では、書いていきます。

ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
良ければ有料部分も購入いただけると幸いです。ここまでの情報を加味してこの後の有料部分が有用かご自身でご判断いただければ幸いです。

なお、有料部分購入者様への問題解説などのアフターサービスは致しませんのでご理解ください。

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