RWBY

ジャパニメーションにインスパイアを受けて作られた海外作品は数あれど、それをテイストとしてしっかり取り込めていた作品は「RWBY」が最初だったのではなかろうか。
日本のIPキャラクターにしっかり寄せていったキャラクターのビジュアルや、コスプレ文化まで見越した衣装デザイン、演出の表現手法に至るまで徹底して研究されていたというか、「IPコンテンツが好きなのではなく、日本のIPコンテンツが好きなんだな」と感じた。
その中にしっかりとアメリカンテイストも生きていて、思い切りの良いファンタジックアクションや様々な種族が共に生きるテーマや問題提起、表情や仕草といった我々日本人から見ても魅力的に映る。
惜しむらくは視聴手段が限られていることだろう……。

僕と「RWBY」の出会いはYoutubeで、英語のヒアリングに少しでも慣れたいなと思って海外アニメを字幕付きで見漁っていた時に流れてきた。
日本のアニメではなかなかないロック調の楽曲もふんだんに使われているのも心奪われた理由の一つだ。
ちょうど有志による翻訳吹替なども出始めていた頃だったので、Vol.3まではオリジナル音声と吹替の両方で視聴したと思う。
いや、吹替の方はVol.1のいくつかのEpだけだったかも……ちょっと記憶が怪しい。
Vol.4辺りから本家サイトで見るようになっていったのだが、Vol.5くらいから観る手段がなくなってしまい、渋々離れていたのだが、ある日アマプラを観ていたらなんと日本語吹替版で見放題になっており、泣きながら感謝してVol.8まで履修した次第である。
ソッコーでアマプラミュージックでプレイリストも作りましたね、ええ。

三輪士郎先生によるコミカライズもされており、勿論ラフスケッチ集も含めて手元に揃えた。
しかし、このコミカライズはPVを元にしたところが殆どで、作品の魅力を語るには物足りないのが本音である。
後年には逆輸入する形で日本でもアニメ化されたのだが、オリジナル展開が著しく魅力を損なう勝手な展開で(辛辣)、全体のクオリティーが高かっただけにとても惜しいと思った。
尤も、小綺麗すぎるのも違うなぁとは思ったのだが。
一方でワイスのデザインはかなりイケていた。

記事執筆時点ではVol.9がアマプラに入っておらず、逆にVol.8までが見放題終了となっているのだが、物語はかなりクライマックスに近づいていると思う。
今の御時世、これぐらいの大きなコンテンツは何らかの形で履修自体はできるので、また気長に待ちたい。

推しは勿論ルビーなのだが、チームRWBYはどのカップリングも尊いので悩ましい。
ジョーンとピュラもとても切なくて好きなのだが、キャラ単なら健気で気ままで強くて可愛いニオを崇めたい!

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