新型コロナワクチンの効き具合 6-7月


ここでは、Worldometer の Coronavirus Update の Total Cases で過去に50位以内に名前を連ねたことのある国と、50位以内には入ったことはないが、セーシェル、モルジブ、スリランカなど、インド周辺国、タイやベトナムなどの東南アジアや台湾で異様な感染爆発が見られる国、合計102カ国について、ワクチン接種後の陽性者数の増減を 継続的に記録している。6月30日時点で、ここでとりあげた10カ国全てでワクチン接種が始まっている。人口や陽性数、死者数のデータはWorldometerのものを、ワクチン接種数のデータはGuthubのものを用いて計算している。


102ヵ国のプロファイル

次のグラフは102カ国を9地域に分けたときの接種開始月による分類である。

ワクチン-w-Sheet 1

東西ヨーロッパ、中東、南北アメリカで早くからワクチン接種が始まったことがわかる。特に西欧では1月までに全ての国でワクチン接種が始まった(注:西欧には30の国と地域があるが、バチカンと英領チャネル諸島以外の全てでワクチン接種が実施されている)。アジアは西の方が接種開始が早く、東の方が遅い傾向がある。アフリカは北の方が接種が早く、南の方が遅い傾向が見られる。南米は南から始まり、北へ上がっていく傾向である。

6月30日のWorldometer での順位
50位以内:50カ国
51−100位:40カ国
101−150位:9カ国
151位以下:3カ国

7月28日のWorldometer での順位
50位以内:50カ国
51−100位:39カ国
101−150位:10カ国
151位以下:3カ国

Worldometer での順位は2020年からの累計陽性数なので、一度上位に上がると、下に落ちてくるのには時間がかかる。現在101位以下の国で過去に50位以上になったことのある国は少ない。ここでは、ウイルスの移動を考察に入れているので、とある国で陽性数が急増したとあらば、その周りの国のデータも取得するので数が増える。

7月28日の時点で接種されているワクチンは、その接種国の多さの順でリストすると、
アストラゼネカ(英) 85(3国で停止中)
ファイザービオンテック(ファイザー、米独中) 70、
モデルナ(米) 44、
スプートニク(ガマレヤ、露) 35、
シノファーム(中) 30(2国で停止中)
ジョンソンとジョンソン(ジョンソン、米) 29(1国で停止中)
シノバック(中) 25(1国で停止中)
となる。他に、カンシノ(中)、エピバック(露)、バーラト(コバクシン、印)が複数の国で使用されている。シノファームには武漢製と北京製の二つがあり、GitHubでは区別をしているが、武漢製を使っているのは中国とアラブ首長国連邦の二国だけである。両国とも北京制も併用しているので、ここでは同じものとして扱う。ウズベキスタンではRBDという中国製ワクチンが接種されている。また、カザフスタンではカズバック(QazVac)、キューバではアブダラ(Abdala)とソベダラ(Soberana02)という自国生産のワクチンが接種されている。

9地域による分類は下のグラフの通りである。

ワクチン-w-Sheet 1-1

西ヨーロッパでは中国製ロシア製は全く接種されていない(注:サンマリノではスプートニクが接種されている)。東欧では思ったほどロシア製が使われていない。いつぞや、プーチン氏がウクライナなどいくつかの旧東欧諸国を敵国呼ばわりしていたが、ロシア製を使わないのはさぞや腹立たしいだろう。替わりに中東やアフリカに進出している。中国製はアジアと中南米に多く提供されている。特に、インドの周辺国はほぼ全て中国製ワクチンを接種している。中アジアと中東でシノファームが、東アジアと南米でシノバックが多めである。モデルナとジョンソンは西欧と北米専門であったが、最近アジア進出が目覚ましい。

日経の「チャートで見るコロナワクチン」(https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/)は、上記の14種類のワクチンの他に、サノフィ(仏)、コバックス、ノババックス(米)、メディカゴ(加)、キュアバック(独)のワクチンが多数契約されていると報道している。このうち、コバックスは途上国にワクチンを供給する機関で、メーカーではない。サノフィ、ノババックス、メディカゴ、キュアバックについては接種されたという報告は7月28日時点ではなかった。サノフィに関してはワクチン生産を諦めて、ファイザーを痛く生産するという報道があった。契約しても供給されないのであれば意味はない。

ワクチンの効き具合を測定する2つの指標

ワクチン接種で新型コロナの感染の勢いが弱くなったかどうかは、ワクチン接種が始まった週から各国で「感染速度」がどのくらい減少したか、と「感染速度」が減少する期間がどのくらい続いているかで判断できる。感染速度とはその日の前1週間の1日平均の新規感染者数のことである。感染速度が高ければ、感染の勢いが強いということである。ワクチンの効果の比較をするには、国同士の感染速度の比較が必要になるが、感染速度は人口の多い国では必然的に大きくなるので、直接比較はできない。そこで、ワクチン接種を開始した週の感染速度を100とした時の、ある週の感染速度の値をその週の「感染係数」として計算する。感染係数が100未満ならば、感染の勢いが弱まったことを示す。

感染係数が低くてもそれがその数のままで続いていたのでは、いつまで経っても感染が終息しない。感染が終息するには、感染速度が減少するだけでなく、減少が続くことも大切である。感染速度が減少を続けていけば、いつかは0になり、感染が終息したと言える。そこで、減少を続けた週の数をもう一つの指標にする。減少が3週続いたら−3、増加が5週続けば+5のように表す。

イギリスが2020年12月13日に世界で最初のワクチン接種の報告をしたので、イギリスのワクチン接種開始は2020年12月10日から16日の週ということになる。また、同日が世界のワクチン接種開始週である。下の図は、ワクチン接種開始の週からの世界の感染係数の週ごとの変化のグラフである。

接種開始から2週目までは減少していたが、すぐに上昇に転じた。4週目以降は再び減少に転じ9週目まで続いた。9週目の係数は48.7なので、この週の新規感染数は12月16日の週の半分以下になった。ところが、10週目からは再び増加になって、18週目には係数が100を超えたが、20周目から再び減少に転じている。5月26日の係数は66.5で、4週連続で減少中である。

ワクチン接種後の感染状況(6月30日と7月28日)

この2ヶ月のデータは対照的であった、まず、6月は過半数の56カ国で感染係数が100未満となった。特に東欧諸国の数値が軒並み1桁台になった。つまり、新規陽性者数が、ワクチン接種を始めた頃の10分の1以下になったということである。また、5月末には100以上あった係数が、100未満になった国も13カ国になる。56カ国中43ヵ国で係数が減少した。日本は−206.2で減少幅では最大である。しかし、イスラエルは+9.6、ロシアで+44.3イギリスで+81.1などの地の感染再拡大の兆候が見られる。

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一方、感染係数が100未満の国は46カ国であった。割合では45%である。4月は37%、5月は52%と減ったり増えたりしている。今回の大ニュースはタジキスタンでの陽性者確認である。


新規陽性数0人が5ヶ月続いても、陽性者が出るときは出る

タジキスタンは中央アジアに位置し、旧ソビエト連邦構成国の一つである。アフガニスタン(8610)、中国(67.6)、キルギス(1069.6)、ウズベキスタン(288.5)と国境を接する。インド(332.1)にも近く、感染大国に取り囲まれている感がある。しかし、タジキスタンは2021年1月10日の三人を最後に、陽性者を半年近く出していなかった。この三人も1月14日までには治癒し、国内に新型コロナの患者は0人となった。5月9日からワクチン接種(アストラゼネカ)も始まった。しかし、6月23日に18人の陽性者を出した。以降、陽性数を確実に増やしている。7月2日には死者もでた。タジキスタンへの入国者の中にウイルスを持っていたものがいたのだろうと推測される。ワクチンを接種し始めて、慢心したのではないかと思われる。

ワクチン接種が始まったときのタジキスタンの新規陽性数はまだ0だったので、感染係数を計算すると無限大になってしまう。これでは感染状況がよく分からないので、6月23日の週を基準として、係数を計算することにする。これによれば6月30日の感染係数が283.7になるが、今回はインパクトの都合上無限大のままにしておく。


ラムダ株が危険というのは誤解ではないか

次に7月は6月とは逆に、46カ国が感染係数が100未満であった。

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係数が上位の国も一部を除いて、係数が6月よりも悪化していた。そんな中、7カ国の係数が100未満に下がった。7カ国中5カ国が南米である。ウルグアイ、パラグアイで100以上係数が下がった。今噂のラムダ株発祥の地であるペルーでも15ポイント近く係数が下がった。ペルーは他の南米諸国とは違い、先月もボリビアとともに係数100未満の国であった。ベネズエラ、コロンビア、アルゼンチンは係数が100以上ではあるが、先月からはかなり係数を下げている。南米を中心に流行っているというラムダ株とはいったいなんなのだろう。

ラムダ株は致死力が高いと噂されるが、それは発祥の地ペルーの致死率が9.2%と異様に高いからである。世界の平均は2.0%、標準偏差が2.8%なので、尋常ではない数字である。しかし、致死率はウイルスの威力よりもその国の医療体制によることの方が大きい。医療の充実しているはずのヨーロッパでも昨年4月の致死率は20%近くあった。特効薬はワクチンもなく、医師や看護師も試行錯誤をしていたからである。容態が急変することも少なかった。多数のPCR検査希望者のせいで順番待ちをしている間になくなったケースも多々見受けられた。今では一応の対処方法も確立し、ヨーロッパの致死率は2.0%を切っている。

またペルーの場合、6月初めに謎の死者数上方修正を行なった。6月1日の発表したペルーの死者数は6万9342人だったが、翌2日の発表では、18万4942人とほぼ3倍増の数字となっている。無論1日で11万5600人もの人が亡くなったわけではなく、ペルー政府は新型コロナが原因の死の定義を見直した結果と述べている。この修正前の死者数なら致死率は3.54%と、ちょっと高めではあるが、あり得ないほどではなく、今程は騒がなかったのではないか。


マレーシアでは感染力10倍の変種の可能性がある。

一方、56カ国が係数100以上になった。1位のマレーシアは係数が75000以上となった。これは、ワクチン接種開始時の750倍の新規陽性数が出たことになる。(注:マレーシアのワクチン接種開始時の感染速度は10.0であった。7月28日は7520.3になった。)
マレーシアは日本より1週間ほど遅れて、2月27日からワクチン接種が開始された。当初はファイザーを接種していたが、3月17日からシノバックを、5月6日からはアストラゼネカを追加した。新規陽性数は接種前は減少傾向であったので、接種開始後も3週間ほどは係数が減少した。しかし、シノバックを追加した翌週から係数は上昇し始めるが4月14日(6週目)からは再び減少に転じた。もしワクチンに効果があれば、このまま係数は減少していくはずだが、9週目から増加に転じた。すぐにアストラゼネカkを追加するも、後は上昇の一途である。特に6月30日以降の係数は、

4165.7→8868.6→20518.6→43918.6→75202.9

で、この間の新規陽性者数は毎週2倍づつ増えていき、4週間で18倍以上になった。6月30日以前では

2467.1→2502.9→2957.1→3302.9→4165.7

で、毎週1.14倍で、4週間かけても2倍(1.7倍)に満たない。マレーシアでは7月は6月の実に10倍以上の感染力を持った新型コロナウイルスが蔓延していたことになる。インド由来とされるデルタ株は中国原種株の約4倍の感染力があると考えられているので、マレーシアで蔓延しているものは別の変種である可能性が高い。

感染力の高さといえば、台湾の5月19日の大感染が思い起こされる。この週の新規陽性数は前週に比べ18.3倍に大きく膨れ上がった。この感染力は麻疹よりもひどい。これほどの陽性者急増は、昨年7月のカザフスタンしかない。この急増は、ウイグルから虐待を逃れるためにカザフスタンへ逃走したものの中に数万の感染者がいたことが原因と考えられる。台湾でも同様に大量の感染者が入国したことが原因と考えられる。この時期中国から台湾への密航者が相次いでいたので、密航者が持ち込んだ可能性があるとしていた記事もある。マレーシアで蔓延している変種も誰かが持ち込んだものなのかもしれない。

日本はマレーシア型かそれともインド型か

同じように感染拡大傾向を示しているのが、フィリピン、ベトナム、インドネシアの東南アジア勢と、そして日本である。東南アジアでは、インド由来のデルタ株が原因ではないかと言われている。インドで感染爆発が起こったのは3月11日から17日の週である。ワクチン接種を開始してから8週目に当たる。この週から7週間ほど、前週比1.5倍の勢いで感染拡大をしていった。この期間で新規陽性数は10倍以上になった。マレーシアは4週間で10倍なので、デルタ株の感染力は、マレーシアの5分の3から半分程度である。インドネシアは6月30日の週、フィリピンとベトナムでは7月7日の週、日本は7月14日の週から感染拡大が始まった。勢いは、毎週1.5倍とインドと同じくらいである。インドネシアはすでに新規陽性数が減少に転じている。フィリピンとベトナムも勢いが弱まってきている。

外国人入国者数をもると、6月はベトナム、フィリピン、インドネシア合わせて2,733人、マレーシアは128人であった。7月の数値はまだ発表されていないが、おそらく同じくらいであろう。入国者数の比率から行ってもデルタ株がベトナムやフィリピンから入ってきた可能性が高い。
日本がデルタ株なら、あと2、3週間で収まると予測される。もしマレーシア型なら、もっと悲惨なことになる。

感染状況

下のグラフ行列は6月と7月の感染状況を示す図である。右が6月左が7月、上段が欧米系下段が中露系ワクチンの接種国である。各グラフでは、縦軸は感染係数がワクチン接種時に比べどのくらいになったのかを対数で表す。、横軸は感染係数の減少あるいは増加がどれだけ続いているかを表す。マーカーが上の方にあれば感染の勢い増加しており、下の方にあれば勢いが収まってきていることを示す。また右にあれば感染増加が続いており、左にあれは感染減少が続いていることを示す。マーカーがグラフの左下にあれば、順調に感染が縮小している、つまりワクチンが効いている、と結論できる。中央寄りにあれば、減ったり増えたりが繰り返されていることになるので、たとえ、係数が低くても、あまりいい状況ではない。また、ワクチン接種率をもとに色分けしてある。
今回は7月のグラフを中心に、6月と比較していく。

まずは、ワクチン1または2種類を接種している国々の感染状況である。

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欧米系は7月28日の時点て16カ国ある。6月30日からは7ヵ国減少した。ワクチン接種率が50%以上の国が4国あるのに対し。10%未満の国が5国ある。中露系は16カ国で、6月からは2国減少した。いずれの場合もワクチンの種類を増やしている。ワクチン接種率が50%以上の国が1国であるのに対し。10%未満の国が10国ある。また、6月に比べると欧米系では黄色が増え、多くの国で接種率がかなり改善されたことが伺える。中露系ワクチン接種国での接種率が欧米系に比べてかなり低く接種のスピードも遅いと言える。

プロットが広くにわたってバラバラに分布しているということは、ワクチンが効いている国もあれば効いていない国もあるということである。接種率が50%み何の国が多いので、仕方のないことかもしれない。

6月のグラフでは、欧米系ではスイス、中露系ではトルコとベラルーシが左下にあったが、7月になるとスイスとトルコは右側へ、ベラルーシは中央よりへ行ってしまった。いずれの国も多少は接種率を上げているにもかかわらず、感染状況が悪化したことになる。

次に、ワクチン3種類を接種している国々の感染状況である。欧米系は7月28日の時点て8カ国ある。接種率40%のクロアチア以外は全てワクチン接種率50%以上である。しかし、どの国も感染係数の数字を上げている。この中では接種率の低いクロアチアが一番係数の上げ幅が小さい。

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6月はスロバキアとパレスチナもこのグループに属していたが、7月に両国ともスプートニクを接種し始めた。そのため7月はここには属していない。スロバキアは係数が1.2悪化したものの、7月は102カ国の中で一番係数が小さい。パレスチナは係数を5.7下げた。スプートニクは接種開始してまだ日が浅いので、影響力は小さいと推定される。従って、この3国の係数の変化は欧米系3種類接種状況の下の結果であると言って良い。スロバキアの接種率は41%、パレスチナの接種率11%なので、接種率の低い方が感染状況を悪化させていない、むしろ接種率が低ければ低い方が係数を改善していると言える。

中露系は7月で16カ国であった。ただし、タイ、マレーシア、シンガポールでは使用していた中国製ワクチンを使用中止にした。6月に比べると、この3国は係数を悪化させている。接種率が10%から30%の国が7カ国あり、約半数を占める。接種率が50%となる国は4カ国あるが、接種率10%未満の国もある。接種率は欧米系に比べて低めである。

この中ではウルグアイが感染状況をかなり改善させた。また、アルゼンチンとエクアドル、モルジブで係数を下げた。いずれの国も接種率は50%を超える。また4国中3国が南米である。他の国は感染状況を悪化させている。

最後に、ワクチンを4種類以上接種している国々の感染状況である。欧米系は7月28日の時点て19カ国ある。いくつかの例外はあるが、西ヨーロッパは接種率50%以上であるが、それ以外は接種率50%未満である。チェコとスロベニア以外は全て感染状況を悪化させている。ルーマニアとポーランドは係数が上昇したもののその上げ幅は小さい。

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メンバーがいくつか入れ替わっているが、6月と分布状況を比べると、6月は全ての国で係数が100未満であったが、7月は5国で100以上になった。また6月には9カ国が左下にプロットされていたが、7月はこの9カ国全て係数を悪化させ、フランスは右上に、ドイツ、オーストリア、イタリア、ルーマニア、ブルガリア、ポーランドは右下に移動した。オランダは左下に残ったものの、中央より、つまり悪化していないという程度になった。ポルトガル、デンマーク、ルクセンブルグが左下に入ったが、やはり中央よりである。従って、全体的に感染状況は悪くなっていると言える。

中露系は7月で28カ国であった。このうち、5カ国が5種類、もう5カ国が6種類を接種している。6月は4種類以上を接種している国は17カ国しかなかったので大幅に増えた。ハンガリー、チリ、アラブ首長国連邦、バーレーンは2月から4種類以上を接種しており、接種率はいずれも50%以上と高い。その4国以外では多くはは6、7月に接種ワクチンを増やしており、また接種率が10%未満が10カ国、30%未満が8カ国と約3分の2を占める。 接種率が10%未満の国で感染状況が良いと言える国はない。接種率が10%以上でも、感染状況が良好と言える国は、チリ、パラグアイ、ドミニカ共和国、ハンガリー、パレスチナだけである。


まとめ

1。7月は感染状況が悪化した国が増えた。ただし、南米は全て感染状況が改善した。東ヨーロッパの悪化はそれほどでもない。

2。接種率が上がると、感染状況は良くなるが、50%以上になると、逆に感染状況が悪化する国が多い。

3。マレーシア、フィリピン、ベトナム、日本での感染の勢いが従来型よりも強い。フィリピン、ベトナム、日本はインド由来のデルタ株に近いが、マレーシアのはデルタ株よりもさらに強い。新しい変種の可能性がある。

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