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アニメ『境界戦機』の個人的な感想とか

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境界戦機の感想文です。
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2022年1月の記事一覧

アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第7話編①(設定開陳の方が見てられるアニメ…)

アモウ達がトレーラーに乗って本部に向かって移動するところから始まる今回の話。
前回レイキで大暴れしたかと思いきや泣き出すなどしたシオンから、今回の戦闘が初実戦であることやAIのナユタに薦められてパイロットになったことが告げられる。
ちなみにナユタは当初もっともらしいことを言ってたがシオンを選んだ理由は自分が気に入ったからだろうとガイらから突っ込まれると臆面なく認めていた。

今後アモウ達の乗るアメ

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第6話編③(あの戦いがいかにデタラメか、というお話)

5話になってから突っ込みどころが激増したこのアニメ。
「次回はもう少しマトモな展開になっててくれよ…」というこちらの願いも虚しく全体を通して突っ込みどころしかないような代物だった6話だが、特に酷いのはオセアニア対自由アジアの戦闘であろう。
最初から最後までデタラメなこの戦いを改めて振り返り、そして擦り倒してやろう。

もしかして独断専行…?まずこの戦闘が行われたそもそもの原因だが、オセアニア軍のサ

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第6話編②(バカの頂点決定戦)

バスに揺られてぶらり旅?一夜明け協力員のいる場所にバスに乗って向かうアモウ達。そこでガシンはアモウに窓の外を見るように促すのだが、そこにはビルがそびえ立つ小綺麗な区画と薄暗く一軒家が並び立つ区画が。
ガシンはどうやら経済圏と日本の格差を見せたかったらしいのだが、正直な話ビルと一軒家だけでどう格差があるのか見ているこちらにはイマイチ伝わらない。

「日本人が虐げられていることが当たり前になっている」

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 1話~5話の総括編(椎葉アモウの物語として…)

アニメ『境界戦機』について、一通り見ていて言いたいことが出てきてしまいノートを始めたのだけど、改めて見てみると序盤の内は「まだ見れたものだったな」といえる範囲に収まっていて同時に「これがどうしてああなった」とやはり思わざるを得なくもあった。

序盤…1話から5話は主人公である椎葉アモウの動向を通して今までの先の見えない暗澹とした日々からオサラバして新しい生き方を見出だす話と見れなくもない。
具体的

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第5話編②(みんな面目丸つぶれ!)

ひたすらに上がっていく陳腐さ一夜明けてリサの知り合いの父娘がいなくなってことを知るアモウ。
他の人の話だと自由アジアの統治代官(とんがり耳の少佐)は人身売買組織と通じて悪事を行っていると噂されるような輩らしく、それに目をつけられたんじゃないかとモブ日本人たちが騒ぎだす。
モブ達はついには代官のところに抗議に行くと言い出してそれを実行してしまう。アモウはそれを止められずただ見てるだけだった。

代官

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第5話編①(設定考証不在の恐怖)

今回話すことになる『境界戦機』の第5話だが、これまでのアモウを中心に展開されてきた物語のクライマックスと言っていい回である。

それまでの暮らしと別れを告げての逃避行、その末に理不尽な現状と戦う者達と出会ったアモウ。しかしそこで突き付けられた残酷な現実に打ちのめされてまたガイとの二人だけで道を進むことになりどうなるのか…という具合の内容となっている。
これだけ見れば筋道が立っているように見えるがこ

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第4話編②(戦い終わって…)

突きつけられる現実

ゴーストを退けはしたもののキャンプが受けた被害は大きく、本部からの交流命令を受けたゴーケンの部隊だがキャンプをそのままにする訳にもいかないのでケンブとジョーガンに片付けをさせることとなる。
書いてて思ったのだがこの部隊、いやヤタガラスという組織においてジョーガンなどのメイレスシリーズにかかる負担がいささか大きすぎるような気がしてきた。
そもそも本部から離れた部隊に配備されてい

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第4話編①(激突!ゴースト戦)

襲撃を受けるキャンプ、そして…ヤタガラスのキャンプに攻撃を仕掛けてきたアメイン、『ゴースト』と呼ばれたそれを迎撃するも隊員の持っている携行火器だけではとても敵いそうにない。
アモウも戦う為にケンブに乗り込むがその中でミニトラックらしき車両に乗って小銃をゴーストに向けて撃ちまくるリサが、ゴーストによって車両ごと叩き潰される姿を見てしまうのであった…

この場面なのだが、よく見ると不安定な車両の上から

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第3話編②(なし崩しにも限度がないか?)

唐突に出てくる『大問題』

ゴーケンから誘いへの返答を出来ずにいたアモウ。夕方になっても答えを出せず物思いに耽るばかりであった彼にキャンプに到着したとき出会った女性、リサが声をかける。
ここで二人はお互いの境遇を話していくことになるのだが、これがまた作劇上の『大問題』と言って過言ではないものであったのだ。
リサはかつて家族を交通事故で失っていた。しかし相手が自由アジア軍であった為に治外法権によりお

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第3話編①(アヤしい組織との出会い)

アモウを助けた者達の正体

前回の最後で姿を出していた有人アメイン、その援護を受けて窮地を脱したアモウ達。一息つけた所でそのアメイン…ジョーガンがガイと同じ自立思考型AIを搭載した機体だと分かる。
しかしこの時点で相手のデータベースにハッキングしようとしていたりとガイのスペックの高さを匂わせる描写があったりしている。今後の展開の伏線のつもりなのかもしれないが正直分かりづらいような…?

石川由依さ

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キョカセン雑語り 作中描写で見えてくる本作の『思想』(2話以降の言及もあります)

『境界戦機』はジャンルとしてはロボットものである筈なのだが、その実ロボットの活躍以上に作品そのものがある『思想』に基づいて描かれていることが気になった。

それは『極度の弱者贔屓』と『自分がした善行は必ず良い報いが与えられて、自分がした過ちは許してもらえる』というものである。

先に『思想』とは言ったもののそれは『ナショナリズム』とか『民族主義』という既存の枠組みをあてるには些か稚拙で練り込みが甘

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第2話編(結局借りパクしていくスタイル)

人が良すぎる老夫婦ら盗難未遂がバレながらも仕事を手伝えばやろうとしたことを見逃してやると言われて、戸惑いながらも従うアモウ。
畑での作業を楽しみながら行うアモウ、一通り終わった後で改めてもらったトマトや家に招かれて振る舞ってもらった料理を食べてその旨さに感涙すらしていた。
彼は恵まれていながらも両親はすでに亡くなっており孤独な暮らしをしていたのを考えると分からなくもない。

しかしどうして老夫婦は

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アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第2話編(相変わらずの盗み癖)

ブラッド大尉登場第2話冒頭は北米軍とユーラシア軍の衝突で幕を開ける。自然豊かな中で無人機同士がぶつかり合う戦場、その指揮を取る北米軍の軍人と思われる人物…ブラッド大尉の姿が映る。
敵影を確認すると先制攻撃を行い、的確な指示を行って危なげなく有利に戦況を進めていく…というのを作ってる側は見せたかったんだろうが、何分動きに乏しく棒立ちで射撃してるだけで、相手も相手で避ける素振りも見せずやられていくとい

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キョカセン1話おさらいメモ

・この作品の日本はいろんな問題を放ったらかしにした結果破綻寸前まで行きそこに色んな国が支援をするという名文のもと日本に居座り、挙げ句ドンパチを始めてしまった。

・主人公の椎葉アモウは秘密倉庫で見つけたアメインを組み立てるためにアメインパーツ盗難仲間にその事を言わないまま一緒に盗難活動に精を出していた。

・子供をイビる不良軍人→「お前ら外国の軍隊こそ治安を乱してるんだろう!」と怒る日本人モブ→テ

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