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何度でも行ったとしてもまた旅したくなる、ニュージーランド。

旅に長らくでていないと、「記憶が新しい」という単純な理由だけで、どうしても最後に行った渡航先が恋しくなってしまう。

今回ばっかりは、それだけの理由じゃない、そう断言できる。

「今いる場所を飛び出して、あの場所へまた行きたい。」と、旅に行けなくなってから、ずっと想いを馳せるのは、3月に縦断したニュージーランド。

「思い残すことを、ないように。」と、1ヶ月かけて北から南まで名所はしっかりと巡ったはずなのに、思い残すことがなくなるなんてなかった。

そうまで感じてしまった、ニュージーランドの魅力を、特に記憶の中っで鮮明に残っている都市ごとに(全部書くと、あまりに長くなってしまうし、行きたくなる気持ちが抑えなくなってしまうから)書いていこうと思います。

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ショートトリップで「らしさ」を体感するオークランド

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コロニアル調の建物、ランドマークとなるスカイタワー、軒を連ねるローカルカフェ。

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いわゆる都会的なそこは、「大自然溢れるニュージーランド」というイメージをある意味裏切る場所であることは、正直否めない。

「住むのにはとても便利な街だけれど、自然を求めて観光するのは…。」と、尋ねた旅人は口を揃えて言ってしまうかもしれない。

だけど、オークランドの魅力は、近郊に「らしい」魅力的なスポットが溢れていること。

オークランドを一望できるマウントイーデン、マウントヴィクトリア。

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片道2時間程度の場所で行けるコロマンデル半島には、ナルニア国物語のモデルにもなったケセドラルケーブが。

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そしてて世界遺産級の星空を超える美しさを持つ聖域、グレートバリア島。

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©︎Mark Russell



テカポやマウントクック、クイーンズタウンなど、南島にあまりにもニュージーランドらしさが凝縮されすぎていて、スキップされがちな北島。だけど、ぜひ時間をとって観光をして欲しい都市が、ここオークランド。

根付いているカフェ文化を強く感じられる場所でもあり、魅力的なカフェがとても多いので、現地人が集まるカフェを巡りながら、ニュージーランドの生活を垣間見て欲しい場所でもあります。

自然溢れる、北島の穴場スポット タウポ

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「なんでこの場所は、日本では有名じゃないんだろう…?」「もっと長く滞在したい…!」

結果的に10都市回った中で、そう1番強く感じた都市がこのタウポ。

直感というものはやっぱり信じられるもので、着いてバスを降りた瞬間から、「あ、ここ好きだ。」と思った場所はタウポだけでした。

なんといっても、トンガリロ国立公園。

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この場所は、元々自然遺産に登録されていたのですが、「マオリ族の聖地」という文化的価値も認められて、複合遺産となった場所。

1100以上ある世界遺産ですが、複合遺産は39のみ。マチュピチュやカッパドキアと同等に並べられる世界遺産が北島にあるのです!さらに『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地にもなった場所…。この言葉だけで、トンガリロの魅力を語るのは十分すぎますよね…!

実際にトレッキングしてみると…

漂う硫黄臭。植物がない世界がどこまでも広がる。異国情緒を超えて、地球外感があふれていて、ただただ感動するばかりでした。

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月並みな言葉ですが、タウポは他の観光地に比べて、観光客が少ないせいか、時間がゆっくり流れていて、ニュージーランドらしさがあふれているところでした。

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どうか、(マイナーであり続けて)ずっとこのままのタウポであり続けますように。

雰囲気を1番に楽しんでほしい、テカポ

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星空が世界遺産に登録される動きすらある…という定番の話はしません。

ここで強調したいのは、その空気感 がとてもステキだったこと。

「その瞬間を焦らず、一瞬一瞬を噛み締めながら、楽しもう」という空気がどの場所より強く感じられたのです…。その空気感をニュージーランドらしさと定義するのであれば、このテカポの雰囲気が1番ニュージーランド らしい場所でした。

その土地の空気感を作り出すのは、何よりその地にいる「人」だと思っていて。人というのは、その場所に住む、働く方はもちろんのこと、旅人として訪れる人も、だ。

湖のそばでBBQしているファミリー、和気藹々とピクニックをしているカップル。日本ではなかなか感じらないあの雰囲気は、とても心地よくて、自然と深呼吸する数が増えたと思う。

テカポ湖を一望できるマウントジョンにも登って欲しい。
マリンスポーツもして欲しい。
満点の星空ももちろん心ゆくまで楽しんで欲しい。

だけども滞在がどんなに少なくても、テカポ湖周辺でピクニックなんかをして(もしくは、何もしない時間を楽しむ、英語でいうと Do Nothing.)その雰囲気を存分に楽しんで欲しい場所です。

正直なところ、テカポは有名観光地の中でも電波状況が良くない。だから、いっそのこと、スマホをスイッチをオフに。

この場所でその瞬間瞬間をすべて楽しんでほしい。

恐怖をも感じてしまう雄大な自然があるマウントクック

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「あまりにも雄大な自然を目にすると、人間は恐怖をも感じてしまうのか…。」

そう思ったのは、人気登山ルートの1つであるミューラーハットのコースの頂上付近。

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別のコース(フッカーバレーコース)では、「小さいもの」という印象を抱いた氷河。湖に小さくなった氷河が浮いていただけだったけど、この場所は違う。氷河があまりにも大きくて。それに、山を覆う氷河が、崩れ去る音。絶えず聞こえてくる、氷河が溶けて流れる音。

紛れもなく、ニュージーランドにいた中で1番心が動いた時間でした。

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ニュージーランドへ訪れる全ての方に訪れて欲しい場所で、また絶対に訪れる場所と誓ったところ。

以上の都市が、僕を「またニュージーランドへ行きたい。」と思わせる都市でした。どんな絶景を見ても、きっと上書きされることのない、「好き」がある場所。

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最後に、バケットリストと。

絶対にまた来よう、と誓ったニュージーランド。道標になるように、最後にバケットリストを残そうと思います。

・最北端にある岬ケープレインガへ
・天候に恵まれなかったトンガリロ国立公園へリベンジを
・マウントクックのコースをもう一回
・テカポのリゾートホテルでゆっくり滞在をする

いつか叶うことを願って。

#私たちは旅をやめられない #TABIPPOコンテスト

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上記は、「旅」を通じて感じた魅力。

ですが、住んでみて感じた魅力もぜひ綴りたい、綴らせてください。「自然」だけのニュージーランドなんて思われたくないから。

🇳🇿

まず、ニュージーランド(にいる方)人の方々の多くは、おおらかで優しい。多国籍国家で様々な人種の方々が住む国だからこそ、違いを尊重し、認めてくれる、そんな雰囲気。

だからこそ、訪れた際にはニュージーランドの方々と会話の機会を作ってほしい、と強く感じます。

簡単な英語だけでもいいし、何か話そうと思ったら、聞き取ろうとしている方がほとんど。カフェで少しだけ話すだけでもいいから、「人」が魅力ということを頭のどこか片隅でいいので、覚えていただけるととても嬉しいです。

また、様々なものと、「向き合い方」を変えてくれる国だったと思う。

例えば、環境問題。

ある日、スーパーからプラスチックが消えたのは、今でも忘れられない衝撃。ニュージーランドの高校に通っていた方曰く、環境問題に関心が高い方はイケてる、という雰囲気すらあった、と。日本じゃやっとカフェからストローが紙になってきたというのに…。

自然が豊かな国だからこそ、「サステナビリティ」という言葉も意識すると、とても面白い(interestingの意)国なんじゃないかなと思います。

他には、

・女性のジャシンタ アーダーン首相のリーダーシップ
・スピード感溢れる法制化(テロ発生から24時間以内に銃規制、6日後には法制化)などなど…

もっとあるのですが、ここで述べたいのは、ニュージーランドは、自然溢れていて、何もない国ということだけでなく、「日本より何歩先も未来をいく場所」でもあるということ。

そんな魅力を持つということを認識していただけたら、ニュージーランドでの旅がさらに充実したものに、自分を成長させてくれるものになるんじゃないかなあ、と思います。

1人でもたくさんの方がニュージーランドに興味を持つことを祈って。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

\ブログでニュージーランド情報発信しています!/


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