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四季折々の風物詩

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かけがえのない故郷・日本。自然風土も伝統文化も人情も……あらゆる面で素晴らしい。『日本に生まれて良かった!』と、再認識してほしいことを願って 出来るだけ盛り沢山に描写しました。
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記事一覧

【夏の風物詩】

重苦しい梅雨空を一掃して、夏がいよいよ猛威を振るう 出番となりました。 海が、山が、空が、…

建礼門 葵
4か月前
85

【秋の風物詩】

秋が深まるにつれ、人々の心もますます潤っていく。  緑一色であったはずの山々が、”錦…

建礼門 葵
4か月前
79

【冬の風物詩】

時のたつのは早いもので、もう12月——。 師匠も忙しさに走り回るという『師走』です。 他の12…

建礼門 葵
4か月前
83

【あたたかい冬から春へ】

子供の頃、口ずさんだ歌のひとつに、とてもあたたかい歌がありました。 『かきねの かきねの …

建礼門 葵
4か月前
79

『桜の花びらが散る前に…』

兵庫県・中播磨地方でも、つい先日まで満開だった『桜』が いっせいに、模様替えを始める頃と…

建礼門 葵
2か月前
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【京都・葵祭】~優雅なる王朝絵巻~

風薫る5月。 まぶしいばかりの新録に街全体が包まれて 京都では≪葵 祭≫が開催されました。 …

建礼門 葵
1か月前
176

【移り行く季節に】

人生の束の間 (つかのま) の休息のような、梅雨の入りから早や幾日。 ふるさとの至る所がすっかり、“梅雨模様” に染まってしまった。 『さ霧消ゆる湊江の 船に白く 朝の霜 ただ水鳥の…』(冬景色) 『春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど…』(早春賦)などと 馴染みの歌を口ずさみつつ、朝に夕に故郷の地から 遠くを見やった日々は、いつのことであったやら。 炬燵 (こたつ) にうもれて、寒さをじっと凌(しの)いでいたことも 白い息を弾ませて、通い慣れた道を駆け抜けたことも