ニュージーランド

前回オーストラリアについて書きましたが今回はニュージーランドについて書きたいと思います。ここでニュージーランドを書くという事は羊に関わりの深い国だからなのですが、最近ではラグビーでとても有名になりましたね。でもそれ以上に羊で有名な国なんです。
南大平洋のオセアニアのポリネシアに位置する島国です。２つの主要な島と多くの小さな島々からなる国です。

面積：約２６万８千㎢　日本の約７割の広さ
人口：約４５６万人
首都：ウェリントン　最大都市はオークランド

ニュージーランドは羊の国と言われるほど羊で有名な国なんですが、羊の保有数自体は約３０００万頭です。世界で一番羊を保有している中国が約１億６０００万頭なので世界的に見ても羊の数は多くありません。しかしニュージーランドは人口約４５６万人なので一人当たりの羊保有数は約６頭になります。この数が世界一でニュージーランドが羊の国と言われる所以です。

ニュージーランドの主な産業は酪農、畜産、観光業です。
主要な貿易品目は酪農製品、食肉、木材で相手国は中国、オーストラリア、アメリカそして日本が上位となっています。
ニュージーランドの国民の多くがアジアとの経済的なつながりを歓迎しています。言論の自由が１００％保証されており、世界平和ランキングでも上位に位置します。親日国家でもあるため日本からの留学先としての人気も高いですね。

そんな羊の国ならではのエピソードを最後にご紹介します。人よりも羊の数が多いニュージーランドでとても有名な羊がいるのをご存じでしょうか。「シュレック」という名の羊の話です。
シュレックは牧場で飼われていた羊なのですがある日突然牧場から逃げ出してしまいます。ニュージーランドの牧場にいる羊は家畜用に交配を重ねている為自然界では生きていけません。羊の毛は生え変わる事がない為、毛刈りを行わないと永遠と伸び続け身動きが取れなくなってしまいます。その為、牧場を逃げ出してしまうと２～３年で死んでしまうのだそうです。
しかしこのシュレックは脱走して６年間も生き続けました。そして見つかった時の姿がこちらです。

大きさは通常の羊の３倍にもなっていました。このシュレックの毛刈りはテレビで中継され一躍スターとなりました。刈られた毛の総重量は２７kg。
男性用スーツが２０着も作れるくらいの量だったそうです。
残念ながら２０１１年６月に健康状態が悪化し亡くなってしまったそうですがニュージーランドのタラスという場所にシュレックの軌跡を見ることができる場所が有るそうです。興味のある方はググってみて下さい。