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チームラボの超主観空間論

今日は姫路市立美術館で開催されている、アーティスト集団「チームラボ」の展覧会、『世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい』に行ってきました。
チームラボの展示はなかなか関西に来る機会がないので、ぜひ観に行きたい!! とプチ旅行気分で遠出してきました。

そもそも「チームラボ」って何?

最近インスタ映えでも有名になってきましたが、「チームラボ」とは、アーティストだけでなく、プログラマ、エンジニア、建築家などの様々なスペシャリストで構成された、最新のテクノロジーを駆使してデジタルコンテンツを開発している集団です。

一番有名なのは、東京のお台場にある森ビルの「デジタルアートミュージアム」。空間全体を使って音や光を体感できるミュージアムです。
チームラボの展示ですごいのは、ただ空間に映像を映すだけでなく、人が通ったり手をかざすと、反応して映像が変化していくところ。

世界の中で互いに影響し合う

少しわかりづらいですが、これは今回の展示にあった、壁に映された映像に手を近づけると、花が咲き、散っていったり、植物が芽吹いていく作品。
もちろんすべて写真撮影可(ただしフラッシュはNG)

作品全体図はこんな感じ。人が近づくたびに、無数の花が咲いては散っていく様子は圧巻です。

姫路市立美術館で展示されていたのは全部で四作品。遠路はるばる来たわりには作品数が少なくて壁展示のみ(東京は床までめいいっぱい使用した作品が多い)。ちょっと物足りないかなーと思ったのですが、東京のものとは違い、常設展示ではないので仕方ないのかも。

こちらも写真ではわかりづらいですが、人が近づいていくと、絵のピクセルが変化していくもの。伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」をモチーフに、自分の影が絵に溶け込んでいるような不思議な感覚を味わえます。

こちらは永遠と波が立っている作品。実は周りの壁がガラス張りになっており、無限に作品が続いているような錯覚に陥ります(そのためか順路もどこが通路なのかわからなくなる)

こちらは「鳥」「蝶」などの漢字が浮かび上がって、触れると鳥のように変化する作品。

どれも自分の手で変化していく反応が楽しく、ちょっと魔法が使えるような気分になってきます。厨二心がくすぐられる……。
これは何が何でもお台場のミュージアムにも行きたいなーと思ってしまう、展覧会でした!!

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