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Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホってどんなとこ?

今回はアルペンスキーワールドカップが、昨シーズン54年ぶりに開催された場所、Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホをご紹介したいと思います!

2023-2024シーズンも以下の日程で開催が予定されています!
2024年2月24日(土)大回転(ジャイアントスラローム・GS)
2024年2月25日(日)回転(スラローム・SL)

どんな場所なのか、さっそくみていきましょう!

2023-2024シーズンのスケジュールはこちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね。


どんな場所?

Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホは、アメリカの西部カリフォルニア州シエラネバダ山脈のタホ市にあるスノーリゾートです。

おばさん、勝手にカリフォルニア州ってロサンゼルスのイメージが強すぎて暖かい地域かと思っていたのですが、さすがアメリカは広い!同じカリフォルニア州でも内陸へ行くとウィンタースポーツが楽しめるほど雪がふるんですねー。

カリフォルニア州オリンピック バレーにあるPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホの地図がこちら!

タホ湖という大きな湖の近くにありますが、湖の反対側はネバダ州になるんですねー。タホ湖の周りは国有林だらけというアメリカの大自然が広がっているエリアです。

サンフランシスコへは、西へ車で約3時間、ラスベガスへは、南東へ約7時間半、アルペンスキーワールドカップが開催されるAspen(USA)アスペンへは、東へ車で約14時間という位置にあります!

同じカリフォルニア州のロサンゼルスへは、南へ車で約7時間半です。アメリカは広大ですから同じ州でも遠いんですねー。

昨シーズンは、出場選手たちがサンフランシスコに寄ってオフを楽しむような様子をInstagramで紹介してくれてました!

Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットもサンフランシスコ観光を楽しんでいる様子を自身のInstagramで紹介してくれてました。かっこいい!!

1949年に設立されたPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホは、この地域最大のスキー場で難しい地形で知られているそうです。

スキー場は、6つの山頂にまたがっていて1,500ヘクタールもあります。年間に60万人ものスキーヤーが集まるんだとか。毎年夏にもイベントがあって一年中賑わうリゾート地となっています。

ここPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホは、1960年冬季オリンピックが開催された場所で当時は「Squaw Valleyスコーバレー」と呼ばれていました。

この冬季オリンピックは、生中継が初めて導入されたそうで何百万人もの視聴者がリアルタイムで試合が見れる初の冬季オリンピックとなりました。

これに伴って、それまでスキーと言えばヨーロッパだった時代に世界中に「アメリカのSquaw Valley スコーバレー」という場所とヨーロッパ以外でも世界クラスのスキー環境があることが広く知れ渡りました。

2011年には、Alpine Meadows アルペンメドウズとSquaw Valley スコーバレーが合併。翌年に新しい会社が設立され共通リフト券と両リゾートと繋ぐ無料シャトルの提供が開始されたそうです。

2021年9月には「スコー」という言葉が軽蔑的な意味合いがあるということで、Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホと新しい名前に変わりました。

「スコー」という言葉は、ネイティブアメリカンから不快なものと捉えられていて、この地域の先住民のワショー族が、リゾート名への使用を批判していたんだとか。

新しい名前になってからは、スキーリゾートとワショー族が部族の文化をリゾートのゲストに知ってもらうために協力して、ワショー文化ツアーとワショー族の生活様式に関する展示をしているそうです。

パリセーズ タホ公式HP

Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホの公式HPをみつけました!こちらです!

前述の通り、ここPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホはスコーバレーと呼ばれていた、1960年に冬季オリンピックが開催された場所ということもあって、リゾート内にはオリンピックのマークがありますよー!

ゲレンデスキーはもちろん、クロスカントリースキー、スノーシューツアー、スノーチューブ、バックカントリーツアー、アイススケート、そりとさまざまなアクティビティがあって、大人から子供までファミリーで楽しめるリゾートのようです!

公式HPによると、Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホとAlpine Meadows アルペンメドウズと合わせて、39リフト&ゴンドラ、290以上のゲレンデを有する大きなリゾートです。

2022年には、隣接するリゾートのホワイトウルフマウンテンを通過しながら両リゾートをつなぐゴンドラがオープンしたそうですよ!

リフト券は、1日・2日・4日券、シーズン券と種類は多くないみたいです。大人1日券は$177、日本円で約26,000円くらいです。(2024年2月現在)早く予約すると安く買えるようですが、円安もあって高いですねー。

Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホ公式Instagramも見つけたのでこちらにシェアしておきます!

大会公式Instagramはないみたいで、こちらのアカウントでワールドカップの情報も投稿されているようでしたー!

スキー場マップ

スキー場マップを見つけました!Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホとAlpine Meadows アルペンメドウズが合併したこともあって、いっぱいありましたよー!

以下の4つのエリアそれぞれのスキー場マップがありました。

  1. palisades-front-side パリセーズタホ・フロントサイド

  2. palisades-back-side パリセーズタホ・バックサイド

  3. alpine-front-side アルペン・フロントサイド

  4. alpine-back-side アルペン・バックサイド

palisades-front-side パリセーズタホ・フロントサイド

palisades-back-side パリセーズタホ・バックサイド

alpine-front-side アルペン・フロントサイド

alpine-back-side アルペン・バックサイド

スキー場マップを見ると、palisades-front-side パリセーズタホ・フロントサイドが一番広いみたいですね!

どんなコース?

Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホで初めてアルペンスキーワールドカップが開催されたのは、1969年です。その時は、男女の大回転(ジャイアントスラローム・SL)、回転(スラローム・SL)が開催されたんだとか!

しばらく開催されない期間があって、2017年に48年ぶりに女子のレースが開催されました。

このとき、大回転(ジャイアントスラローム・SL)、回転(スラローム・SL)の両種目で優勝したのが、地元アメリカのMikaela Shiffrin(USA)ミカエラ・シフリン!地元アメリカは大盛り上がりだったでしょうねー!

2022-2023シーズンに開催された男子のレースは、1968-1969シーズン以来54年ぶりというめちゃくちゃ久しぶりの開催となりました。

そんなPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホ、どんなコースなのかみていきたいと思います!

パリセーズタホ カップ大会公式HP

Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホの大会公式HPをみつけましたよ!

前回大会の盛り上がりもよくわかる動画がどどーんと出てきてわくわくしますし、とても情報が分かりやすい&探しやすいHPですねー。おばさん好みw

地元アメリカチームメンバーの紹介もしっかりありましたよ!かっこいいー!!

レース開催コース

大会公式HPにコースガイドが載っていましたよ!レースが開催されるコースは、palisades-front-side パリセーズタホ・フロントサイドにある、RED DOG レッドドックと呼ばれるコースです!

大回転(ジャイアントスラローム・GS)
コース概要

スタート地点:標高2,304m
ゴール地点:標高1,916m
全長:1146m

回転(スラローム・SL)コース概要
スタート地点:標高2,138m 
ゴール地点:標高1,916m
全長:488m

スタート直後は、No Name Faceと呼ばれるセクション。コース幅が狭くて圧迫感がある中斜面で途中にウェーブがあります。

真っ平の緩斜面を通過して大きな斜面変化があり、Upper Dog Leg アッパードッグレッグと呼ばれる急斜面に入ります。

回転(スラローム・SL)のスタート地点付近のCoaches Corner コーチーズコーナーでは、右下がりの片斜面の中でコースがねじれて行きます。

そしてまたやってくる斜面変化、Lower Dog Leg ローウァードッグレッグと呼ばれる急斜面は、入口から右下りの片斜面でラインどりが重要なセクションです。

昨シーズンはここでミスする選手が多かった!

中盤は右下りの片斜面の中にウェーブがいくつもあって難しく、斜度があまりないのでしっかりスキーを滑らせないとスピードが繋がりません。

ゴール前は、Dog Leg Face ドックレックフェイスと呼ばれる右下がりの片斜面&急斜面で最後まで気が抜けないコースとなっています!

全体的に斜面変化が多いので、セットによっても難易度が変わってくるようなコースですねー。

大会公式HPには、昨シーズン惜しまれつつ引退したアメリカのダウンヒラーTravis Ganong(USA)トラビス・ギャノンがレース開催コースを解説してくれている動画がUPされていましたよ!トラビスはここPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホが地元なんですねー。

この動画がとってもわかりやすい!後ろからの映像だと、すごい急斜面だということもよくわかりますし、斜面変化もあって難易度高いなーと感じました!

ぜひレース観戦前にチェックしてくださいねー!

前回レース

コースはやはり動画が分かりやすい!ということで、前回レースの動画も探しましたー。

Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホで昨シーズン開催された大回転(ジャイアントスラローム・GS)の様子がこちら!

Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツが大回転(ジャイアントスラローム・GS)で初優勝をしたのが、ここPalisades Tahoe(USA)パリセーズタホでした!

回転(スラローム・SL)の前回レースの様子はこちら!

前回は、Alexander Steen Olsen(NOR)アレキサンダー・ステン・オルセンがワールドカップ初優勝をあげました!

このレース、実は荒れたレースだったんですねー!2本目ゴールしてトップだった、AJ Ginnis(GRE)エージェー・ジニスが片反(片足通過反則)だったのでは?と審議が入りました。

この日、かなり雪が降ってて映像ではコースは真っ白!片反(片足通過反則)したと思われる映像が何度も映しだされたのですが、雪で全然みえない!

長ーい審議の結果、やはり片反(片足通過反則)と判断され優勝がAlexander Steen Olsen(NOR)アレキサンダー・ステン・オルセンに決まったというレースでした!

ヨーロッパは、暖冬で雪が降らずコースづくりがとても大変そうでしたが、アメリカはどんな状況なのでしょうか?Palisades Tahoe(USA)パリセーズタホのコンディションも気になるところです!

無事に開催されて、誰も怪我なくパフォーマンスを発揮できることを祈ります!アルペンスキーワールドカップ後半戦も目が離せません!応援していきましょう!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめていますので、こちらもぜひ読んでみてね!

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