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くわがきあゆ「復讐の泥沼」ちょっと深夜ドラマっぽい
ぜんさくくの「レモンと殺人鬼」は確かに読んでいるのだが、全く頭に残っていない。きっと展開に納得がいかなかったのだろう。
今度はいかがなものか。
老朽化した建物の崩壊で発見された主人公たちは、なぜか医師から助けてもらえなかった。そして次は、この時立ち去った医師を発見するシーンへとつながる。
このあたりが非常に映像的。映画の導入を見ているようだ。
その次の展開もまたビジュアル的だ。詳しくは書けないが、意表をつかれた映像的な展開が待っている。
まあなんとも今の時代の小説で、展開についていくのがやっとだが、その代わり全く飽きることなく読める。
ラノベのような手軽さではあるが、きちんと小説としての楽しみも詰まっている。まさに令和ならではの小説という感じだ。
<8月上旬発売>
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