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配信「十角館の殺人」割とよくできた映像化

新本格派の古典「十角館の殺人」がHuluでドラマ化されていた。45分程度の5話構成だ。
ストーリーは原作に忠実。なので大きな破綻もなく仕上がっている。役者は知らない人が多いが、役者のことがあまり気にならなくてそれがかえっていいのかもしれない。特にこのトリックにはそこが大切な要素なのだ。
ストーリーはお馴染みのもので、あの有名なトリックも上手く収められている。ただ小説で読んだときの方がインパクトが大きいのは、やはりトリック自体を知ってしまっているからだろうか。

こうなったら次はぜひ、島田荘司の「占星術殺人事件」を映像化してほしい。あのトリックはなかなかのインパクトだし、映像にも向いている。
そして何より配信でしか表現できないトリックなのだから。

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