Netflix「悪女」

木嶋佳苗事件をモデルにした台湾映画。作品の紹介にも台湾作品と書かれていないし、言語も「中国語(國語)」と出るので中国映画と勘違いしてしまいそうになるが、クレジットで台湾作品とわかる。
日本は台湾を国として認めておらず、テレビで紹介する時は「地域」と表現する。台湾を含むいくつかの国を表す時「国と地域」と表現するのはそういうことだ。なんか面倒くさい。
ちなみにテレビには台湾の国旗を写してはいけないことになっている。国と認めていないから「国旗」はないという理屈だ。

テレビ局の報道で働く女性が主人公。取材のためならば身も捧げてってところがステレオタイプすぎて痛い感じ。
そして妻を亡くしていた父親に新しい恋人が現れる。それが木嶋佳苗モデルの「悪女」というわけだ。ちょっと小太りで、美人というわけでもなく、しかし妙な魅力はある。なかなかのキャスティングだ。
ストーリーは実際の事件とは違う展開をしていく。悪女に関わった男たちは、炭を焚いて一酸化炭素中毒死していく。果たして悪女が殺したのか。
脚本が杜撰すぎて全く楽しめない。誰にも感情移入できない。
とっても残念な作品だった。

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