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映画「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」IPを擦り倒すということ

「ゴーストバスターズ」というIPはどれだけ魅力的なのか。
シリーズのスタートは1984年。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミスらの幽霊退治の会社「ゴーストバスターズ」の活躍を描く幽霊コメディだ。5年後には続編が作られ、こちらもヒット。
その後、2016年には、登場人物を女性に変えてリブート版が製作される。
さらに2021年には、初期2作の続編が「ゴーストバスターズ アフター・ライフ」として製作された。その続編がこの「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」だ。
このシリーズの強みは、圧倒的な魅力を持つ「ゴーストバスターズ」という設定と、マシュマロマンの愛らしさ、そしてレイ・パーカー・Jrによるテーマソングである。これらが揃って、最強のIPが完成した。

このポスタービジュアルを見ると、あのメロディが浮かんでくる。これはものすごく強い魅力だ。だから何度も映画化されたということだろう。
うちの大学生の子供は公開してすぐ、この映画を観に行った。時代を超えて愛されるIPというのは素晴らしい。

今回は、あらゆるものを凍らすゴーストが敵だ。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイドも健在で、若き世代のゴーストバスターズを手助けする。このあたりの世代交代感もいい感じだ。
ストーリーはユルユルの成長譚だが、2時間を楽しく過ごせるというのは素晴らしいことだ。
そして本編最後には「For Ivan」と、シリーズ第1作目の監督アイヴァン・ライトマンへの献辞が出てそのあたりもまたいい。ちなみに息子のジェイソン・ライトマンはこの映画の製作・脚本を担当し、前作では監督・脚本を担当していた。

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