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創作のようなもの

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#私の作品紹介

ラムネ炭酸寝顔【毎週ショートショートnote】

ラムネを初めて飲んだのは、小学一年生のときに連れて行ってもらった夏祭りだった。 お祖母ち…

羽根宮糸夜
1か月前
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命乞いする蜘蛛【毎週ショートショートnote】

蜘蛛と聞いて思いつくもの。 芥川龍之介の『蜘蛛の糸』。 小学校の学芸会で『杜子春』をする…

羽根宮糸夜
2か月前
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始まりは #シロクマ文芸部 【詩のようなもの】【今日の短歌】

始まりは予感があっただからこそ始まらぬよう気をつけていた 始まりは 予感があった だからこ…

羽根宮糸夜
2か月前
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手のひらの恋、桜色 #シロクマ文芸部 #青ブラ文学部 #みんはい桜まつり

桜色淡く色づくきみの頬視線の先はいつものアイツ 桜色 淡く色づく きみの頬 視線の先は いつ…

羽根宮糸夜
2か月前
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洞窟の奥はお子様ランチ【#毎週ショートショートnote】

「冒険者のみんな!この洞窟の中は迷路になってるよ!洞窟の奥にある宝箱までたどり着けるかな…

羽根宮糸夜
3か月前
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プールの紅トーナメント【毎週ショートショートnote】

金持ちの考えることはつくづく理解不能だ。 俺のクラスには何かと言えば競い合っている二人の…

羽根宮糸夜
5か月前
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ルールを知らないオーナメント【毎週ショートショートnote】

駅から少し離れた住宅地にある昔ながらの商店街。 毎年十一月終盤になると、この商店街の手芸店の軒下に小さなクリスマスツリーが置かれる。 この店は手芸用品の販売と箱貸しをしていて、契約しているハンドメイド作家の作品を棚に並べて委託販売している。 ツリーを出すのは毎年のことだったのだが、いつの頃からか作家たちがツリーに作品を飾るようになった。 元からあった店の飾りに混じり、作家たちが作った天使やベル、ブーツやサンタなどのオーナメントがツリーを賑やかに彩る。 最初の内はクリスマス関

助手席の異世界転生【毎週ショートショートnote】

急な残業で帰宅が遅くなってしまった。 普段は安全運転を心がけているが、今日は彼女の誕生日…

羽根宮糸夜
6か月前
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「訓告したいの四六時中」×「逃げる夢」【#毎週ショートショートnote 】 #シロクマ文…

逃げる夢を見る。昔から繰り返し繰り返し同じ夢を。 サングラスをかけた黒ずくめの男に追われ…

羽根宮糸夜
6か月前
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枢軸マーガリン【毎週ショートショートnote】

あんたたちもしつこいな。 何度聞かれたって俺は詳しいことは知らない。他の奴らだってそうだ…

羽根宮糸夜
7か月前
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聴診器が海苔【毎週ショートショートnote】

ここは港近くの病院。 先日の健康診断の結果、念のため大きな病院で検査を受けた方が良いと言…

羽根宮糸夜
9か月前
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チクタク水兵さんは見た【毎週ショートショートnote】

注:表のお題「告白水平線」の内容を別角度から見た作品です こちらだけでも問題ないと思いま…

羽根宮糸夜
9か月前
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ヘルプ商店街【毎週ショートショートnote】

大学入学を機に引っ越してきたアパートの近くに、個人商店が建ち並ぶ「昔ながら」の商店街があ…

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生き写しバトル【毎週ショートショートnote】

若き魔法使いの卵たちが通う由緒ある魔法学校。 その最終学年の卒業試験の日。 最優秀の成績を修めた学生には表彰状と盾が贈られ、それを手に卒業することは魔法使い界では大変な栄誉だと言われています。 今年の主席を争うのは二人の生徒。 最後の変身魔法の試験では、他の学生たちが動物に姿を変える中、二人は学園長の姿になりました。 まるで双子のような学園長の姿が二人。 教師たちも目を見張るほど、目の色、声音や話し方、髪の乱れ方まで瓜二つ。 二人の成績は拮抗しており、このテストで成績が上