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創作のようなもの

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2024年5月の記事一覧

祈願上手【毎週ショートショートnote】

新年の初詣で混み合う時期を避けて、ひと月ほどずらして地元にある神社に来た。 混んでるのは…

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金魚鉢 #シロクマ文芸部 【ショートストーリー】【今日の短歌】

「金魚鉢クリームソーダ、お待たせしました」 友人が働いている童話の世界のようなカフェ。 …

羽根宮糸夜
11日前
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文学トリマー【毎週ショートショートnote】

俺は文学トリマー。持ち込まれた文章の余分な部分を削り、より読みやすく見た目も美しく仕上げ…

羽根宮糸夜
13日前
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白い靴 #シロクマ文芸部

白い靴汚してしまいたくなって履いて出かけた雨の降る日に 白い靴 汚してしまいたくなって 履…

羽根宮糸夜
2週間前
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風薫る #シロクマ文芸部

風薫る新緑の持つエネルギー深呼吸して体にチャージ こんにちは。羽根宮です。 先週のシロク…

羽根宮糸夜
3週間前
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真夜中万華鏡【毎週ショートショートnote】

住宅街の中にぽつぽつと古くからの個人商店が並ぶ道に、一軒のアンティークショップがある。 …

羽根宮糸夜
3週間前
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うたたね【ショートストーリー】【今日の短歌】× #色のある風景

山頂のうぐいすの声そよぐ風誘われるまま夢の世界へ たまに森林浴がしたくなる。 緑が多くて空気がきれいで、人が少ない場所でホッと一息つきたくなる。 山に囲まれた一級過疎地で生まれ育った父は、田舎での暮らしが嫌いで、私たちが東京で生まれ育ったことに対して感謝しろと言っていた。 でもその子ども二人は東京での生活に疲れ、一人は自然豊かな地に移住を決めた。 地元に残っている私も人混みが苦手で、電車も苦手で、数ヵ月おきに緑に囲まれた場所で「何もしない」をしたくなる。 なにかと忙しい年度

放課後ランプ【毎週ショートショートnote】×色のある風景

放課後の部活動を終えて校門を出ると、まだ外は明るかった。 駅の方に歩く皆と別れて自転車に…

羽根宮糸夜
4週間前
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子どもの日 #シロクマ文芸部【詩のようなもの】【今日の短歌】 

こどもの日大空泳ぐ鯉に乗り冒険をする幼き戦士 子どもの日 大空泳ぐ 鯉に乗り 冒険をする 幼…

羽根宮糸夜
1か月前
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ラムネ炭酸寝顔【毎週ショートショートnote】

ラムネを初めて飲んだのは、小学一年生のときに連れて行ってもらった夏祭りだった。 お祖母ち…

羽根宮糸夜
1か月前
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