戦国時代の自動操縦【毎週ショートショートnote】
群雄割拠の時代。多くの大名たちが生き残りを賭けて、数多の戦を繰り広げていた。
今、とある国の武将が敵対している国に奇襲攻撃で攻め入ろうとしていた。攻め入ることになっていた兵士達は、合図が来るのを今か今かと固唾を飲んで待ち構えている。
そこに突然、天が光り頭の中に直接響くような音がする。
「オートモードスタート」
聞き慣れない言葉が頭に響くと、兵士達は身体の自由が効かなくなり勝手に足が動き出す。
一体何が起きているのかと視線を他の兵士に向けるも、皆同様に驚きの表情を浮かべた