日本企業が大企業でも潰れる理由

ここに元記事があります。

経営学や会計学専攻している人だと、経営組織論とかである程度学ぶと思いますが、皆さんの会社は如何でしょうか?これの中で、半分(6)以上該当したら来年には終わります。3つだと再来年。2025年の崖の前に、奈落の底に落ちていきます(笑)

「なんでそんなこと言える!」とお怒りでしょうが、基幹システムコンサルとして、会社の隅々まで見てきた(経理の伝票洗いざらい見るし、当然分析や人事規則までも持て設計する)経験も加味すると全てその通りです。公認会計士でもないくせに!!とか言われそうですが、キャッシュフローショートの恐怖を身を持って体験していない連中に言われる筋合いはありません。

1 中小企業かつ同族企業・オーナー企業
2 長時間残業を美化する会社
3 危険な設備を使用している会社
4 吸収合併を繰り返している会社
5 親会社頼りの大企業の子会社の悲劇!
6 パワハラを放置している
7 いまだに女性社員にお茶くみをさせている
8 部課長職が暇そうにしている会社
9 セクハラ行為が蔓延している会社
10 意思決定が遅い、仕事のスピードが遅い会社
11 経理の管理職と社員が辞めていく会社
12 コストカットばかりする会社
13 給与制度をいきなり変える会社

1.中小企業かつ同族企業・オーナー企業
財務的体力がないのに、同族企業・オーナー企業のイメージをして頂ければ解りますよね。「町工場」的存在です。それを解った上で経営していれば良いのですが、「同族企業・オーナー企業」となると、勝手に会社の金を使ったり人事に介入したりと無茶苦茶です。町のためにも、早く潰しましょう。

2 長時間残業を美化する会社
なんのことはない「効率が悪い」だけ。非効率を長時間残業で補っているだけなので、COVID-19下で入り(売上)が下がった分のカバーなどできるわけがない。日本のためにも、早く潰しましょう。

3 危険な設備を使用している会社
危険な設備=労災のリスクが有るという事です。それなりの事前策をしていればそう問題ないのですが、こう言う設備のある企業は他の要因も兼ね備えているので、労災隠しまでする(労災が発生すると、労基庁が来て調査や報告など色々と提出しないといけない)ので始末に悪い。
1と重なると、かなりリスク高いですね。2が重なったら、人災が発生して労災になります。ただ、危険な設備の定義次第なので一概には言いにくいですが。

4 吸収合併を繰り返している会社
これは、ほぼ粉飾決算か逆粉飾決算しています。企業合併すると、色々とまずいことを誤魔化せるので、それを逆手に取ります。1年間で何回するの?見たいな話があれば、資金ショートはほぼ間違いありません。

5 親会社頼りの大企業の子会社の悲劇!
親から無能な役員を送り込まれるので、それは悲劇です。親会社と子会社は、独立していた方が余程マシ。ところが、日本企業は余った無能社員を子会社に転籍させることが往々にしてあります。特に、老舗大企業の子会社は要注意(ソースコードを公開された元請とか(笑))。

6 パワハラを放置している
今、企業組織論としてはピラミッド型でなくフラット型が主流です。であれば、パワハラはないと思います。古い組織ほど、パワハラが残っています。酷いといないところで勝手なことを言うなどパワハラ以前の問題もありますが、潰れてから気がつくでしょう(笑)

7 いまだに女性社員にお茶くみをさせている
古き良き時代とでも言うのでしょうか。高度経済成長期では、それも1つの仕事として認められていましたが、今はそんな余裕はないはずです。

8 部課長職が暇そうにしている会社
暇そうと暇、では雲泥の差なのですが。暇そうなのは、常に暇なのです。要は、やれることやらせることが何もない、役に立たない。時々、忙しそうにしていますが、大抵外回りしているフリをして部署の成績は最悪です。来期計画とか企画とかも、部下に出せとしか言わないでしょ?そう言うのを「無能」というのです。部長ともなると、組織構成や来期計画など考えることは沢山ありますが、考えられないのです。何故なら、社内政治だけで管理職になったからです。
暇にしているのが時々ある、これはその時は管理職が次の問題が発生するまでの休憩時間と思って下さい。事が起きれば、一番忙しいですから。外資系のGM(執行役員)などは、時々暇そうにしていますが、あれは何か考える時間が暇な時間を敢えて作っています。

9 セクハラ行為が蔓延している会社
最近、森元首相の発言が問題になりましたが、こんなことしている暇はないはずです。例え会社や部署の飲み会であっても、ダメな者はダメ。特に管理職が率先してやっているところは、仕事=社会から必要とされていないという事です。内部通報制度がありますが、日本は機能していないので、労使系弁護士相談窓口で相談して、追い出しましょう。
因みに、外資系で社内飲み会で女性社員のお尻を「ぺろん」とした執行役員は、1週間後に諭旨免職でした。懲戒免職だったのですが、罪を認めたので諭旨免職にしたと聞いて笑いましたが。

10 意思決定が遅い、仕事のスピードが遅い会社
稟議が遅い(1月超える)、会議しても決定事項がない(報告会になっている)、決裁依頼しても1月以上掛かる、出張精算が1月以上かかる
このどれかに該当していれば、ある日会社の資金ショートで潰れます。P/Lでは利益出てるのにって?アホか、資金がない=会社の血液がなくなったと同義なのですよ。P/L経営している企業は、来年には殆ど全滅でしょう。経理或いは財務に「うちのキャッシュって、どれくらい耐えられるの?」と聞いて、回答が1週間以上かかったら終わってます。

11 経理の管理職と社員が辞めていく会社
経理の管理職は、会社の財務状況を隅々まで知っています。当然、やばいことも解っています。社員も、大体同じことを知っています。
と言う事は、潰れることを一番最初に知っているのです。よく見ておきましょう。

12 コストカットばかりする会社
「費用削減だ」、と何年も同じ事を言っている企業、いっぱいあるますよね。「費用削減」は、アホでもできます。払わなければ、出さなければいいわけなので、社員の給料が上がってないと今頃になって気がついた経団連会長は相当なアホです(笑)企業は、収益ー費用=利益で利益の最大化を考えるので、やることの順番は収益増加が先なのです。所謂、「投資活動」になります。しかし、無料(ただ)で収益増加を考えるので費用を使わずに収益を上げると言う鬼の所業をやるのです。経営陣(管理職)を含み、アホは経営をやってはいけません。

13 給与制度をいきなり変える会社
これは、人件費が支払えなくなっている証拠です。要は、計算してみたら給料払えるだけのキャッシュフローがないことに気がついたと言う事です。もう、かなり危険域に入っているので潰れるのも時間の問題です。給与制度は、会社組織と連動するので本来論から言えば人事部が立案して役員会議で議論決定するのが日本以外の国では常識です。人の採用にかまかけて本来やるべきことをやっていない人事部がいるから、窮余の策としてこんなことを言い出します。私なら、人事部をまずクビにします。どうせ給与計算したしてないでしょ?(笑)

さて、皆さんの所属企業は如何だったでしょうか。私の知人がいる会社は、5以外全て当てはまっていました(笑)ベンチャー企業とは言え、10年以上経つのでベンチャーでは有りませんが、アホが経営すると企業はある日突然潰れます。キャッシュフローがなくなったことに、時差があるのがいけない。約束手形が、日本企業の経営を弱くしていることがおおきいかと。月次締めも遠因かも知れません。

大企業にいても、
キャッシュフローがなくなったら一瞬で潰れます。それをほぼリアルタイムで把握できているかどうかで、命運は決まります。しかし、日本大企業を始め日本企業でそんな企業はみたことが殆どありません。なので、傾向・特徴として項目を挙げて下さっていたので、理由を説明してみました。

皆さんのところは大丈夫ですか?


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