エネルギーと時間、足りていないのはどっち?

タイムイズマネー、時は金なり。

時の流れが早く感じられる昨今、時間はますます重要なリソースになりつつあります。この点にはほとんど異論がないかと思います。

私もそう思います。

一方で日常を振り返ったとき、時間が豊富にあるときでも、その貴重さとは裏腹に、何もできないときが結構あります。

理由はだいたい

「面倒くさい」
「やる気が出ない」
「だるい」

あぁ、なんて自分は怠惰で駄目な人間なんだ。
こんなにも貴重な時間サマを無駄に使っている。
そんな気分になって、自己嫌悪に拍車をかけてしまう休日のなんと多かったことか。

そんな日々を過ごす中で私は考えました。

時間がボトルネックである、というのは、世の中の仕事が超デキる一部の人たちの間の常識であって、実は多くの普通の人々は、時間よりも「やる気」の方がボトルネックになっているのではないか。

この「やる気」というやつをもっとカッコよく言ってみましょう。

「エネルギー」。

そう、多くの人は、時間以上にエネルギーが足りていないのです。

エネルギーが足りていない人にとっては、どんなに時間を大切にしようとしても、エネルギーが足りず、せっかく節約した時間をうまく使うことができません。

エネルギーイズマネーなのです。

エネルギー不足の究極の形は、病気です。
特にメンタル疾患という形で訪れる人が最近は多いかと思います。

私は「働き方」を扱う仕事をしています。
よりよく働くためにはどうするか。
ビジネスの世界では、時間の効率化に色んなことの軸足が置かれています。
業務効率化、コスト削減、工数削減。

しかし、人のエネルギーの効率化、節約についてはあまり重視されていないように思います。
近い言葉では、モチベーション、コミット、働きやすさなどがあります。
昔に比べればちゃんのケアされるようになってますかね。
これらの要素をすっ飛ばして時間の節約を図っても、あまり意味がないのでないか、そんなことを思うわけです。

今回はここまで。
「エネルギーの欠乏は時間の欠乏より深刻だ」ということの課題提起でした。

次の記事で、エネルギーのマネジメントについて書いていきたいと思います。

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