ビルの通信設備を適切に管理をしないとどうなるのか??
インターネット環境構築と設備管理の実情
オフィスビルのインターネット環境を構築する方法はいくつかありますが、
現在、日本で主流な方法は、通信会社と契約をし、光回線をオフィス内に引き込むことだと思います。(コスト・安定性的に)
上記の場合、必ずビルの大本(MDF等)から、オフィス内まで光ケーブルを物理的に敷設する必要がありますが、
ほとんどのビルでは、その光回線の契約状況や配線経路を適切に管理できていないことがほとんどです、、
例えば、下記の写真は、ビルの通信設備を無管理状態のまま長年放置してしまったビルの大本の写真です。
正直、初めてこのビルのこの光景を見たときには、あまりの状態に圧倒されたのを覚えています笑
このような施工をしてしまう施工会社もどうなのか?と思いますが、、
こうなってしまうと、新たに入居される方の為の配管が使えず、引き込みができないなどのトラブルが発生したり、最悪の場合、誰かが誤ってこの光ケーブルすべてを折り曲げたり、切断してしまった時、そのビルに入居しているすべての入居者のインターネットが停止してしまい、相当な損失になってしまうリスクがあるのです。
どうしてこのような状態になってしまうのか
原因はいくつかあります。
インターネットの手配を素人の入居者様が行っている
施工会社が施工を急ぎ適当な施工をしている
管理会社様に知識がなく、設備や経路が適切に管理されていない
テナント様の退去時に不要となった光ケーブルの撤去がされていない
このビルは入居テナントが5社程ありますが、写真を見ると、20本ほどの光ケーブルがあるようで、想定するにすでに使われていない光ケーブルが何本も残っているのではないかと思います。
また、オフィスビルの光回線の手配に関わっている人々が全員素人ということも大きな問題です。
素人の入居テナント様が通信会社へ申し込み、素人の管理会社様と日程調整や当日の立ち合い作業を行っている。
本来は、事前に管理会社様に共有が必要な情報も、素人のテナント様からの情報の共有がなく、施工日当日にテナント様から管理会社様へ連絡が来て、緊急で現地訪問対応をせざるを得なくなる等、
管理をしたくとも、こうした状況で管理ができないのが実情だと思います。
具体的な改善方法
大事なことは、管理会社様が適切に通信設備を管理することです。
管理会社様が通信設備の知識を身に着け、物件の設備状況を把握する
通信設備に対する入退去時のルールを定める
光回線の申込方法や手続きを管理会社様が主導で行う
上記を適切に管理する
ただ、いきなりこんなことを言われても、知識を付けたり、ルールを作り運用をするなんて、、と困る管理会社様が多いと思います。
そのような方々の為に「WORKS REPORT」を開発いたしました。
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