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子供用矯正箸は買ってはいけない?


1.100円ショップに矯正箸が売っている便利な時代

お子さんのお箸の持ち方を矯正したいと思って、100円ショップで矯正箸を買ったことはありませんか?矯正箸とは、指先が器用に動かない小さいお子さんでも持てるようにリングが付いていたり、正しい持ち方を促すくぼみがついていたりするお箸のことです。最近では色々な種類やデザインの矯正箸が販売されており、手軽に購入できるようになりました。

2.保育園「矯正箸などではなく普通の箸を使って」

しかし、矯正箸を使っても本当にお子さんのお箸の持ち方が上達するのでしょうか?実は、保育園や幼稚園では矯正箸の使用を禁止しているところも多いのです。その理由は、矯正箸はお子さんにとって楽に持てる分、指先の力や感覚が鈍ってしまう恐れがあるからです。また、矯正箸は一般的なお箸と形や重さが異なるため、普通のお箸に切り替える際に戸惑ってしまうこともあります。

3.矯正箸を禁止する保育園はどれくらいあるのか

では、実際にどれくらいの保育園や幼稚園が矯正箸を禁止しているのでしょうか?調べてみると、全国的な統計はありませんでしたが、東京都内の保育園や幼稚園では約7割が矯正箸を禁止しているという報道がありました。また、インターネット上でも多くの保育士や幼稚園教諭が矯正箸に否定的な意見を述べています。

4.何故矯正箸を使ってはいけないのか

では、具体的に何故矯正箸を使ってはいけないのでしょうか?以下にその理由をまとめました。
- 矯正箸は指先の力や感覚を鈍らせる
- 矯正箸はリングやくぼみでお子さんの指を固定してしまうため、指先でお箸をコントロールする力や感覚が養われません。その結果、普通のお箸でも同じように固定して持とうとしてしまったり、細かい動作が苦手になったりする可能性があります。

- 矯正箸は一般的なお箸と形や重さが異なる
- 矯正箸は一般的なお箸よりもも太かったり長かったりすることが多いです。そのため、お子さんが矯正箸に慣れてしまうと、普通のお箸に切り替える際に持ちにくく感じたり、バランスが取れなかったりすることがあります。

- 矯正箸はお子さんの自信を傷つける
- 矯正箸はお子さんにとって特別なものであることを意識させてしまいます。そのため、お子さんは自分のお箸の持ち方に対してコンプレックスを抱いたり、周りの子と違うことに恥ずかしさを感じたりすることがあります。また、矯正箸はお子さんの成長に合わせてサイズや形を変える必要がありますが、それができない場合は逆効果になることもあります。

5.まとめ:結局買ってはいけないのか?

以上のように、矯正箸はお子さんのお箸の持ち方を矯正するどころか、逆に悪影響を及ぼす可能性があることがわかりました。では、矯正箸は絶対に買ってはいけないのでしょうか?答えはノーです。矯正箸にもメリットはあります。例えば、お子さんがお箸を全く持てない場合や、指先に障害がある場合などは、矯正箸が役立つこともあります。また、矯正箸を使うことでお子さんが食事に興味を持ったり、楽しく食べられるようさなったりする場合もあります。
 
 しかし、矯正箸を使う場合は以下の点に注意してください。

- 矯正箸はあくまで一時的な補助具であることを忘れない
- 矯正箸はお子さんがお箸の持ち方に慣れるための一時的な補助具であって、永久的な代用品ではありません。そのため、お子さんが少しでも普通のお箸を持てるようになったら、早めに切り替えるようにしましょう。

- 矯正箸はお子さんの成長や個性に合わせて選ぶ
- 矯正箸は一種類ではありません。リング付きやくぼみ付きだけでなく、重さや長さや太さや形や素材やデザインなど様々な種類があります。その中から、お子さんの年齢や手の大きさや指先の力や感覚や好みなどに合わせて最適なものを選びましょう。

- 矯正箸はお子さんの自信を育てる
- 矯正箸はお子さんにとって特別なものではなく、普通のお箸と同じように扱ってあげましょう。お子さんが矯正箸を使っていることを責めたり馬鹿にしたりしないでください。逆に、お子さんがお箸を上手に使えるようになったらほめたり励ましたりしてあげましょう。お子さんの自信ややる気を育てることが、お箸の持ち方を矯正することよりも大切です。

- 矯正箸だけでなく、他の方法も試してみる
- 矯正箸はお子さんのお箸の持ち方を矯正する方法の一つに過ぎません。他にも、お子さんが好きな食べ物や形や色や大きさのものをお箸でつまんだり遊んだりさせたり、お子さんと一緒にお箸の持ち方を練習したり、お子さんに合ったお箸の持ち方を教えたりする方法があります。矯正箸に頼らずに、楽しく自然にお箸の持ち方を身につけさせることができれば、それがベストです。

以上が、矯正箸についての記事でした。矯正箸はメリットもデメリットもありますが、最終的にはお子さんの成長や個性や好みに合わせて使うかどうかを決めることが大切です。お子さんが健康で幸せに食事ができるように、親御さんは応援してあげてください。

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