見出し画像

2児の母フルタイム勤務の私が副業を始めるまで #パレット1

初めまして、こんにちは。
本業では人材紹介会社の広報、そして副業ではWORKING FOREVERにてPRコンサルタントをしているあわがあいです。2015年に長男、2017年に長女を出産。2020年8月から、パラレルキャリアとしてPRコンサルタントの仕事を始めました。

そして2021年1月からは「働く」に関してコラムを書かせていただけることに!「パレット」と名付けました。とまどいながらもキャリアを重ねたいと思い日々奮闘しておりまして、その葛藤も含めて書いていきたいと思います!

第1回目の今回は、2児の母でありフルタイムで働きながらも「副業をはじめた理由」について触れたいと思います。

2020年、新型コロナウイルスのパンデミックにより、「働く」の概念が変わっていった人も多かったのではないでしょうか。私自信も例に漏れず、本業はリモートワークが中心となりました。子どものために郊外に移り住んでから往復3時間近くかかっていた通勤時間が無くなり、自分や家族と向き合う時間が増えたことで、「ライフ」に「働く」が溶け込んでいく、仕事と生活の境界線が溶けていくような感覚になりました。同時に、本業以外で制約なく自分の可能性を広げていきたいという想いが強くなっていったのです。

偶然出会った「キャリア論」

そんな時に触れたのが「クランボルツの計画的偶発性理論」。計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)は、心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって発表されたキャリア理論です。クランボルツ教授は、「夢は変わりゆくものである」ということ、「キャリアの約8割は本人も予想しない偶然の出来事によるもの」だということ、そして「その偶然をオープンマインドで受け入れる必要性」について教えてくれました(これは個人的な解釈なので詳しく知りたい方はぜひ本屋さんへ!)。「これだ!」と決めた夢があったとしても、目の前にある「偶然」がもたらした選択肢があるとしたら、その選択肢はもしかしたら自分を次なる夢へとつなげてくれるかもしれない。「夢」に支配されないでその選択肢を「選ぶ」という柔軟性も必要なんだと。そして選択しなかった夢があったとしても、後日またその夢を代謝すべく挑戦することも重要だと教えてくれました。

保育園が閉鎖となった緊急事態宣言下において、リモートワークをしながら育児+家事をこなすという2か月を経て、疲れが出始めてきた7月に出会ったこの理論。そしてちょうどこのタイミングで先輩からいただいた副業の機会。「やるっきゃない!」とがむしゃらに機会を掴みました。

ありがたいことに、本業ではできない柔軟な発想をできる機会をこの副業で挑戦することができ、点が線になり、2021年のいまも続いています。「生活」をするための本業ではない場所で自分自身を表現できる場所を得ることができたことで、自信を取り戻すことができ、本業やライフも充実していく、そんな感覚を感じたのです。

「隣の芝生は青く感じる」日々を超えて

もともと自己肯定感の低い私でしたので(この話はまた今度・・・)、家事、育児、本業に加えて副業をすることができるなんて思っても見ませんでした。いつもSNSを見てはキラキラ輝き活動している方々につい目が行ってしまい・・・。「まぶしすぎる・・・私はこんな風にはどうせなれない・・・」と自分を否定して「できない」と決めつけていた日々。でも実際は、いまフルタイムで仕事をして、子育てをしながらも副業をすることができています。それはなぜか?大切なのは「足を踏み入れてみること」だったんです。「できない」のではなく、私は「やるという選択肢をとってこなかった」。故に「できなかった」のです。

子どもはまだ5歳と3歳。気持ちも手もかかります。平日は仕事が中心となり、週に2度は出来合いのものが夕食に並び、掃除も片付けもままならず母親としては申し訳ない気持ちになることも多いです。それでも、私は学生時代学んでいたことを仕事を通じて表現することが本当に好きで、生きる上で成し遂げていきたいこと。私の人生におけるこの最大のわがままは、母親であっても実現していきたいと強く思っています。時に100%子どもに向き合えない時があっても、向き合えない残りの数十%は夫や両親など、周囲の力を借りながら100%を目指していけばいい。子供たちには、「働く」ことで活力を得ている母親の姿をこれまでもこれからも一番近くで見てもらいたいと思います。

第1回目なのにかなりの長文、そして堅い文章になってしまいましたが、これからも働く女性に少しでも笑顔になってもらえるような日常をつづっていきたいと思いますので、宜しくお願いします!

#Profile
あわが あい
PRコンサルタント/コミュニケーションデザイナー

画像2

テキサス州立大学ジャーナリズム学部PR学科卒業。大学卒業後、広報専門総合代理店に入社して社会人の洗礼を浴びる。入社以来ディレクション局にて医療系の広報活動から芸能イベントのプロモートなど幅広いPR案件に触れて経験を積む。2015年、2017年の出産を経て2018年12月に人材紹介会社の社外広報へ転職。2020年8月からPRコンサルタントとして活動開始。パラレルキャリアを突き進む2児の母。最近は禅や心理学、哲学に興味あり。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?