ワークライフバランスとその前後の潮流

現在 4 つほど存在すると思います。


最初に図で比較

横文字でわかりづらいですが、結局こういうこと


1: ワークファースト

筆者が便宜上定めた言葉で、仕事を第一とする従来の価値観です。

昭和がわかりやすいと思います。長時間残業当たり前でプライベートは犠牲になっていました。また男は仕事、女は家事といった人生の分業も敷かれていました。


2: ワークライフバランス

仕事とプライベートをバランスよく配分しましょう、という考え方です。

たとえば毎日定時退社すれば、仕事の部分は 8 時間(実際は通勤や準備などもありますが)で済み、それなりにプライベートを確保できます。逆をいうと、それなりにプライベートを確保しろという圧があります。


3: ワークアズライフ

落合陽一さんの提唱で、プライベートを仕事の一部にするというもの。

ワークライフバランスは、特に働き方改革の文脈で「残業禁止」など「もっと働きたい人側の多様性」を削ぐものでした。別に仕事バリバリしたい人はしてもいいじゃない、プライベートなんてそれを支える分でしかないよね、というのがワークアズライフです(だと思ってます)。

※上記の絵はライフインワーク的な書き方になってますが、わかりやすいのでそうしてます。想像ですが、ライフインワークという言葉はわかりづらいので、落合さんもアズを使ったのではないしょうか。アズだと「生活として」「人生として」仕事をしてるんだよ感があって比較的わかりやすい。


4: ワークインライフ

仕事をプライベートの一部にするというもの。

仕事は一部でしかないので、適当に融通を利かせれば良いという含意があります。同時に、プライベートの方が主であり、仕事は従でしかない(からワークファーストやワークアズライフのように出しゃばるな)、との含意もあると思います。

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