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【参加企業紹介】株式会社エージェンシーアシスト

株式会社エージェンシーアシストは、創業から33年間、『メーカー』と部品を作る『ものづくり企業』を繋げ、ものづくり業界の発展を支える「ものづくり専門商社」。増井社長、張さん、岩田さん、服部さんにお話をうかがいました。

【個人主義の組織から人間関係を超越する組織へ】

増井社長:先代である父が40歳の時に創業した会社で、今年創業35年目を迎えました。創業当時は家族経営で、父が一人で営業・調達を担っていましたね。自宅の応接間が、ある日突然事務所に変わったようなスタートでした。

株式会社エージェンシーアシスト 増井社長

創業当時は加工部品の専門商社というのは非常に珍しい存在で、さらに調達してきた部品の品質管理も自社で行いお客様に納品するという、日本有数の体制を取っていました。今でもエージェンシーアシストの強みです。調達してきた部品に責任を持って品質管理、納品まで行うことこそがお客様との信頼関係だと考えています。

会社の風土としては、昔は個人成果主義が強かったです。個人事業主たちが集まって仕事をしているような感じでしたね。現在も会社の良いところとして「自分でやっていく」という感覚は根強く残っていますが、さまざまなチームを作って組織として会社を前進させていく体制にも変わってきています。

また、今でこそ社長をしていますが、元々継ぐ気は全くありませんでした。先代は豪快なタイプで、自分は全く違うタイプでしたので。意識し始めたのは20代後半、人生これからどうしようと考えていた時に「ほんまにやる気ないか?」と父と話をする機会があった時。希少価値の高い商社だからこそ、これは挑戦してみると面白いんじゃないか、その時初めて「やってみよう」と思いました。

会社として今後は、「人間関係とかを超越した会社」となりたいです。自主性は自ら湧いてくるものであるので、今いる居場所が自分の居場所と感じることが必要だと思っています。エージェンシーアシストは自分の会社なんだと思えることが大切。一番良かった取り組みは「ファシリテーション」を学ぶ機会があったことです。自分の声が会社を変えるきっかけになるという実感=自分の会社という意識づけに繋がっていると思います。

【会社の変化・成長に合わせて、変わっていく社員】

日々の仕事や研修、取り組みから、会社を自分事にする意識が根付きはじめた株式会社エージェンシーアシスト。どんな人たちが働いているのでしょうか。社員の皆さんにお話をうかがいました。

張さん:前々職と同じ業界の仕事をしたくて、ハローワークで職探しを始めました。会社も外国人採用を始めたばかりでグローバル化をしていくぞっていうタイミングだったので、良いなと思って入社しました。海外からの仕入調達を増やしたいという会社の目的があって、僕の役割もそこだと思ってやっていました。最近は品質の改善、維持に力をいれています。今後は外国人採用などの体制を整えてグローバル化を進めていきたいですね。

服部さん:元々はキャリアチェンジをしたくて仕事を探していて、京都で開催されていた第二新卒向けの合説に行った際、今のシステム課のお話を頂いたことでご縁を感じて入社しました。当時はSEの経験は全くの0でしたが、そんな私のことを会社は、上司と2人チームで働きながら勉強をさせてくれました。仕事のやりがいは、難題を解決した時に「やってやったぞ!」と思えた時です。

岩田さん:25、6歳の頃、前職で営業として出入りをしていた時に「良い会社だな」と思っていました。仕事をご一緒させていただく中で、人事が新しく立ち上がるタイミングで声をかけてもらいました。元々人を成長させる仕事に興味があって、当時は人事研修も総務もなんでもやっていました。
また、当時私が入ったタイミングでは新卒研修などもありませんでしたから、自分で考えて新卒研修も立ち上げていきました。自分のやりたいように作っていけたのは楽しかったところでしたね。

【考えておわりじゃない、具体的に実践まで】

ワーククロスに参加し始めたことで、目の前の仕事の話ではなく、会社を主語にした話ができる良い機会になっていると社員の皆さん。普段から研修の機会も多いが、部署が違うメンバーが集まって話をすることは、改めて方向性のすり合わせの場になっているそう。
今回中心となる5人のメンバーを選ばれた理由、またそもそもワーククロスに参加された理由や背景、想いをお聞きしました。

増井社長:もっともっといろんな経験をしてほしいと思うのと、その中で彼らは、刺激を与えれば与えるほど、どんどん変わっていってくれそうな人たちだと思っているので、そんな時間を過ごしてほしいなと思っています。

また、今回のメンバーは社内でも特に忙しい人たち。だからこそ、無理やりにでも時間を作って、このような機会を設けたそうです。

増井社長:参加のきっかけで言うと、京都エレベーターの田中社長にお繋ぎいただいたことは前提として…ウエダ本社の名前はいろんなところで見かけるし。記事の中や京都のいろんな出来事の中でよく見かけていたので、気になっていたのはありました。どんなことを考えて会社をやっているのかが気になっていたし、今回を機につながりが出来たのは良かったなと思っています。

岩田さん:今、ありたい将来像に向かって、課題点やこんなやり方はどうかをみんなで考えている最中です。考えて終わりじゃなくて、実際に具体策まで考えて実践できたらいいなと思っています。

-最後に、今後どんなことをワーククロスに期待しているかお聞きしました。

張さん:せっかく5社が集まってワークを行っても、本題だけ話し合って時間が来たらおしまい、というのはもったいない。+αの時間があればもっと雑談・交流ができて、そういうところで意外と普段思っていることが出てくるのではないでしょうか。

岩田さん:会社の悩みだけでなく、マネージャーという役割としての悩みだったりとかを気軽な相談・情報交換ができたら面白いなと思いました。他には例えば会社見学ができたら「どういう風土なんだろう?」という所をみて回ったりもしてみたい。

増井社長:テーマが難しいのは良いことだと思っていて。知らないことを感じたり、聞いてみて最初はポカンとするような時間があっても良いのかなと。見たこと無い景色が多いのは良いことだと思っています。
あとはその場にいる人たちに委ねてしまうのではなく、自己開示を促すような仕掛けがあるともっと深まっていくのかなと思っています。