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【参加企業紹介】株式会社ヤマモトホールディングス

「日本のきれいを創る」を経営理念に、資源リサイクル、産業廃棄物処理、一般廃棄物処理、ビルマネジメントを主業とするグループ6社の事業母体である株式会社ヤマモトホールディングス。その中核企業である株式会社山本清掃の山本社長とそこで働く社員の皆さんにお話しを伺いました。

【創業75年、今の姿と未来の姿】

山本社長:私たちは産業廃棄物の収集運搬を行っています。特徴は産業廃棄物の中間処理工場を自社で構えている点です。収集した廃棄物を分解・選別し、リサイクルへとつなげていきます。ほかにも大型ごみや医療廃棄物の回収、古着のリサイクルなど環境ビジネスを幅広く展開しています。
創業75年、京都の中心地で信頼と実績を積み重ねてきました。最初は運搬するだけでしたが、2代目社長の「このままゴミを運ぶだけでは環境を守れない」という思いから中間処理工場を立ち上げました。弊社はいかにリサイクルにつなげていけるかを大切にしています。

山本清掃株式会社 山本社長

2014年から、ヤマモトホールディングスとして6社※をまとめる形で組織運営をしており、今後は京都に身を置きながら関西圏を中心に事業を拡大してきたいと思っています。

※株式会社山本清掃、株式会社エム・アール・シー、京都建物総合管理株式会社、株式会社アイリンク、株式会社下屋敷商店、高野清掃株式会社の6社

【社長就任後から、変化してきた風土、社員】

ゴミの運搬業からリサイクル、環境問題への解決と事業の幅を広げられる株式会社ヤマモトホールディングス。風土やそこで働くみなさんはどんな人たちなのかをお聞きしました。

山本社長:昨年2023年11月に社長就任しましたが、約6年程前の入社した当時、社内の雰囲気や風土は決して良いとは言える状態ではなかったですね。些細なことで社員同士がぶつかり合うなど、それぞれが良い意見を持っているのに、コミュニケーション不足が原因で色々な問題が起きていました。なんとか改善したいと思い、部屋替えや席替えで働く環境の雰囲気を変えたり、勉強会などを実施するなど、ハード、ソフトの両面でできることから少しずつ取り組んできた結果、社内の雰囲気も徐々に良くなってきました。

社員さんは正直な人、感情を表に出せる人が多いです。面倒見がよく、少しずつ社員同士の関わりが強くなってきて、新しく入った人を大事にしようという姿勢が見えますね。

-続いて、社員の皆さんに入社のきっかけや働きがい、会社の雰囲気についてお伺います。

黒川さん:社長とは同級生で、直接お声がけもいただき転職して1年半程たちます。前職では営業や購買といったキャリアでしたが、色々なことにチャレンジしたいなという想いで管理部門としての仕事を担っています。管理部としての仕事柄、攻めというよりは守りの側面も多いのですが、まだ気づかれていない潜在的な課題や会社を良くしていくための提案などもどんどん行って貢献していければと思っています。

岡部さん:私は入社10年目になります。経理の募集で入ったのですが、現グループ会社の株式会社エム・アール・シーに最初は配属となりました。経理や総務といった部署の区分がなく、一通りの業務を行うことが私には合っていましたが、その後山本清掃に移ってきてから、今までの知識と経験を生かして、営業部と管理部、現場と管理部というように、人と人をつないでいきたいと考えています。

鈴木さん:私は入社して3年目ですが、元々税務関係の仕事をしていました。税務の仕事は数字という表面的に見えるもので判断しますが、もっとその会社に入って会社の中身からしっかり見たいと思うようになり、山本清掃にご縁あって入社しました。
最初の印象は、福利厚生がしっかりしていて働きやすい環境だと感じました。仕事面でいうと、システム整理を行って情報を共有しながら、会社の状態をみんながわかるようにしていきたいです。そこが私の役割だと思って仕事をしています。

【いい会社をつくりたい、その思いで参加を決めたワーククロス】

人を生かした経営を志す中小企業が対話の中で気付きを生み出すコミュニティ型サービス「ワーククロス」。参加する決め手や期待感についてお聞きしました。

山本社長:これまでパッカー車など設備面はもちろん、人材育成にも投資をしてきました。今回の提案は研修内容自体は抽象度が高い状態ではあったのですが、いい会社をつくりたいという思いがあり、参加を決断しました。

-今回、参加いただくにおいて中心となる3名を選抜していただきました。中小企業においては、業務時間に3名を出すのはなかなか難しいものですが、どんな理由で今回の3名を選ばれたばれたのでしょうか。

山本社長:ご提案いただいた時に浮かんだのは管理部門を強くしたいという思いです。管理部門の社員もお客様にアプローチできるようになったらもっと会社がよくなると思いました。そのために研修で社外の方から刺激をもらって視野を広めてもらいたいと思いました。そういった点で、管理部の中でも成長著しい、今後を担ってもらえる3名を選びました。今後は管理部から派生していろいろな部署が自然とできてくることを期待しています。

-実際に参加されている、みなさんはどうですか?

岡部さん:いろんな会社の方とお話する機会があることで、知識や考えの幅が広がってきています。目の前の業務をしているとなかなか会社のことを考えられないので、研修でそういった時間を持てることは貴重だと感じています。また研修を通して、黒川さんは社外に向けて発信していきたいという思いを持っていて、鈴木さんは経理業務の内省化に重きを置いているということがわかりました。それぞれの会社をよくしていきたいという思いは普段聞くことがないので、それを知るきっかけとなったことがよかったと思います。

黒川さん:私は、鈴木さんが業務の理想と現実のギャップを正しく認識していると感じました。これは経理業務以外でも会社をよくしていくために大事だと思います。経理にとどまらず、他にも活かしてほしいです。岡部さんは知らなかったことを素直に認めて、すぐに自分のものにされようとしています。それぞれのよいところを研修を通して知ることができるのは価値があると思っています。

-最後に、ワーククロスへの今後の期待や要望などをお聞きしました。

鈴木さん:社外の方と同じテーマで話すというのが刺激的でした。職種も役職も違う方が集まるのでいろんな側面から話を伺えるのはいいなと。4月からは今の3人だけでなく、社内の他の人も一緒に参加できるようなので、新しい知識をインプットするだけではなくて、いろんな視点で話ができるといいなと思います。

山本社長:ここまで3人の話を聞いていて、仕事に対してすごく考えるようになってきたなと感じました。これは研修で頭の中にあったものを言葉にする機会があってのことだと思います。一つ一つの業務について考え、自分自身で意味づけができるようになると人生が豊かになると思うんですね。それぞれにどういう意味があるのかを考え部下に話す、そうすることで仕事が楽しくなっていくのではないかと思います。