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今治ワーケーション体験記【後編】

今治視察、後半編は小黒の担当でお送りします。
潤ちゃん、前半の担当どうもありがとう!今治に行ってから季節が変わりつつあるけれど、潤ちゃんの記事を読んでいたら楽しくあっという間に過ぎ去った旅の記憶が蘇ってきました。旅の写真を見返しながら続きを綴っていこうと思います。


DAY2 瀬戸内海を知る

山に囲まれた山梨県に変わり、視界のどこかに常に瀬戸内海がある光景に、非日常間を感じて浮かれながら二日目が始まりました。

雨予報だったので慌てて朝早くから向かったのは、大島の潮流体験。瀬戸内海の潮の流れはとっても速く、海中の至る所で潮が渦巻いています。
洗濯機が海の中にいくつもあって、フル稼働しているのを想像してください。多分そんな感じです、迫力だけでも伝わりますように。

後程改めて登場しますが、昔は「村上海賊」のような瀬戸内海の海を知るプロ中のプロでなければ、上手に潮の流れに乗って船を進めることは難しかったそうです。実際に見る潮流は大迫力で自然のパワーに溢れていました。船上から見上げる瀬戸大橋もかなりレアで、一同大興奮。


潮流体験中

一時間ほどの潮流体験を終えて、岸に向かうタイミングで天気予報通り大雨が降り始めました。(帰りに漁港の方のご好意でパックいっぱいの小海老たちを頂きました。ありがとうございます!)

今治を含む瀬戸内海には全然雨が降らず、直近に訪れた台風の影響もほぼなかったらしいのですが…(汗)
これでもか??!というくらい、しばらく大雨が続きました。
潤ちゃんが、「(雨不足と聞いていたので)雨振ってよかったですね!」と一言。なんでもポジティブ変換してくれる潤ちゃん、本当にそういうとこ好きよ。

外は土砂降りでしたが次に向かった先は、村上海賊ミュージアム。
先程軽く触れましたが、村上海賊は戦国時代からの歴史がある瀬戸内海の海で生きる「海賊」です。

少し唐突ですが、みなさんは「海賊」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

屈強な男達が巣くう船?パイレーツ?泥棒?そんな少しマイナスなイメージを持つ人も少なくないでしょう。私も最初は、海賊たちが集めたロマン溢れる金品財宝の展示がされているのかと思っていました(笑)

でも、この村上海賊は実はそんな一般的な海賊のイメージとは真逆の役割を果たしていたんです。
海上交通を安全に行うためにパトロールしたり牽引したり。時には、外国などからの襲撃を迎撃することもあったそう。中高時代に勉強した日本史のアレコレに通ずる出来事の影で、歴史を支えていた村上海賊の存在を知り、点と点が繋がった気がしました。時代によって、勢力の変化によって、村上海賊の在り方が変化する様子も時代の流れに沿っていてとても面白かったです。

また、村上海賊のストーリーは、日本遺産にも登録され、「KAIZOKU」として世界に発信しているそうですよ。とても面白かったので興味がある人は是非に!

お腹と心を満たして…

さて、自然と文化に触れたらお腹も空きますよね、ということでお昼は広島風お好み焼きをセレクト。気付けば雨は上がっていました。(ラッキー!)

広島風お好み焼きを満喫

美味しかったなあ!ハフハフしながら食べたお好み焼きの味は旅の思い出です。
余談ですが、お好み焼きが出来上がるまでの間はサポーターの山根さんたちと一緒に恋バナをして盛り上がりました(笑)
すっかり親戚のような距離感が心地よくて、とっても楽しかったです。

お腹が満たされたなら心も満たしちゃおうぜ!ということで向かったのは大三島のアート美術館。

残念ながら工事の関係で閉館中のところもありましたが、なにせ最高なのは景色に空気に自然の恩恵、エトセトラ。


母と子のミュージアム(岩田健)
ところミュージアム

母と子のミュージアムで内緒話をする際は気をつけてくださいね、反対側にいる人にまで丸聞こえかもしれません…(笑)


そしてコワーキングスペースにもお邪魔しました。
デザイナーの方が、カフェとしてコワーキングスペースの運営もされているそう。落ち着いた雰囲気でカフェタイムにもワーキングスペースにもぴったりでした。

私はアフォガードを注文しました♪


BBQ交流会

待ちにまった(?)BBQ!ということで、オオミシマスペースというワーキングスペースも兼ねた宿泊施設を会場に、そこに滞在されていた社会人の方々と、お仕事終わりの今治の市役員の方々と…な異色コラボのBBQ交流会でした!
「カンカン焼き」という、エビやらサザエやらが敷き詰められた銀色のカンカンごと蒸し焼きにされた贅沢な具材までご用意いただきました。

会場であったオオミシマスペースを運営されている方は、自身も柔軟な働き方をされている方で、ワーキングスペースを兼ねた宿泊施設についても、リノベーションで建築物の歴史は残すために材木をリサイクルするなどして、多くのこだわりが見られました。全国から集まっていた社会人の方々もいろんな経歴を持つ方がいて、とても面白かったです。
(BBQ後もメンバーで宿泊施設前にある海辺のテラス席で今治の余韻に浸る時間も過ごしました。みんなでいろんな話をして、沢山笑って楽しかったなあ。)

BBQ


左手前の海老が漁港で頂いたやつです。美味しすぎた…
しっかりお話もききます


気付けば二日目の夜も終わり、寝るのが惜しい、そんな夜でした。
「絶対また来ます!」と誓いを立てていよいよ三日目に。


DAY3 あっという間に旅も結び

帰りたくないなあという気持ちの中泣く泣く二日間お世話になった宿泊施設を後にして、向かう先は亀老山展望台!とっても絶景でした。

良い写真!

その後は、昨日の交流会でご一緒した市役所の方々と今回のワーケーションプログラムの中で感じたことを中心に、今治市の観光に関わる真面目なお話をしました。昨日の交流会でお互い気心が知れていたので話しやすかった面もありました。みなさん今治をよくしていこうと熱心に私たちの感想などを聞いてくださりました。今後の今治の発展を楽しみにしています!

今治最後のご飯には愛媛のB級グルメ、「焼豚玉子飯」なるものを食べました。甘ダレがなんとも良いアクセントでご飯が進むので、少しボリューミーでしたがあっという間に完食しました。
本当に美味しかった…!(ご馳走様でした。)

お昼ご飯を食べ終え、いよいよ旅も結びに。

この三日間、お世話になった浅谷さんと山根さんとの別れを惜しみながら、今治駅を後にしました。
お二方には本当にお世話になりました!ありがとうございました。

行きと同じように帰りもやっぱり現地解散な私たち(笑)
真っ直ぐ甲府に帰る人もいれば、途中で観光して行く人、まだ四国に残る人、プランは様々です。皆それぞれひとり旅ができちゃう人たちが集まっていてちょっと面白いですよね。(私は実家がある三重県まで、本を読みながら鈍行でゆっくり帰りました。)

暖かく迎えてくれる、故郷が増えたような気分です。本当に多くの出会いやご縁に感謝したくなる旅の時間でした。また是非行きたいな。ということで、今治レポートはこれで終わりたいと思います。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

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