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パーソナルカラーがわからない

昨今アパレル業界や美容業界でよく聞くパーソナルカラーがわからない。
骨格診断も、たった3種類で分類されるというのがわからない。
ブルベ? イエベ?
春夏秋冬?
ストレート? ウェーブ? ナチュラル?
これらの組み合わせで24通りに分類される???
色とりどりの布を顔の近くに当ててパーソナルカラーを判断するらしい。
血管の色でも判断できるらしい。
私は着るものに頓着しないタイプの人間なので、着心地さえ良ければ何も気に留めずにすごしている。
ゴワゴワしたりチクチクするものが苦手で放り出すことはあっても、色やカタチが自分に似合っているかどうかは考えたこともなかったのだ。
百貨店のエレベータに乗っているときに若い女性のふたりがそんな話をしていた。
聞こえてきた内容によると、イエベだと紫は似合わないらしい。
そして骨格ナチュラルだと膝の関節か見えない格好が吉らしい。
なるほど。
そう話す女性の口元はコーラルピンクだかサーモンピンクだかの黄みの強いピンクで彩られていた。
目が合うと気まずいので目元の確認はしていないが、彼女自身の発言によるとアプリコットカラーとラメで飾られているのだろう。
服装は白黒のモノトーンで完成されていた。
靴とバッグも黒である。
背はあまり高くないが、頭が小さく全体的にバランスの整った体形に見えるので、骨格や色など気にせずに好きな格好をすればいいのに、と思った。
パーソナルカラーや骨格診断をもとに身につけるものを選ぶのは楽しいと思う。
自分に似合うものを選んで、自己投資しているのだから。
しかし、それらを遵守しなければならない掟のように捉えてしまうと楽しみが半減してしまうような気がする。
イメージとしては、道路の白線だけを踏んで歩いているような感じ。
そんなに自由度が低い移動は、バランスを崩して倒れてしまうに違いない。
ファッション業界が世の女性たちを中心にオシャレな人たちに浸透させたパーソナルカラーおよび骨格神話も、いつの日か崩壊する日が来るのだろうか。
もっと自由におしゃれが楽しめればいいのにね。

それはそうと、自分のパーソナルカラーと骨格がどのタイプなのかは是非とも知りたい。
知りたいだけで、ファッションには活用できないけれども。


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