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にいがたフードエール便~育ったまちからあなたにYELL!③~

みなさん、こんにちは。しなやかで笑顔あふれるにいがた女性を増やしたい!新潟市議会議員の小野照子です!

前回は、フード・エール便の発送完了というところまでお伝えしました。今回は受け取った学生の声のご紹介と、今後の展望についてお伝えしたいと思います。
(初回と前回の投稿はこちら↓)

プロジェクトの振り返り

2021年2月12日第1弾発送100個。
2021年3月19日第2弾発送170個。
なんとか年度末に送ることが出来ました。
新潟日報他各種SNSなどメディアにも取り上げられ、多くの反響をいただきました。
中には知っていれば協力したかったとご連絡下さった企業様もおり、改めて意義のあったプロジェクトだったのだと実感しました。

こちらの記事を書かれた記者さんは
エール便を受け取られた娘さんの父親でした!
第1弾フードエール便終了直後の記事

届いた学生からの声をフィードバック

さてここで、このプロジェクトに協力して下さった大学生との出逢いをご紹介しましょう。2020年10月のある日、Facebook上で次のようなチラシを発見しました。↓ 

主催は「途方に暮れた大学生」
クラウドファンディングで資金集め

会の名前に衝撃を受け、締め切り数日前の申し込みでクロスパルに足を運びました。その時にメンバーのひとりとお話したことが、後日会の代表者に連絡を取ることとなったのです。

実は「途方に暮れた大学生の会」は、最初このプロジェクトに協力するかどうか慎重でした。自分たちの会の趣旨に合っているかどうかが分からなかったからです。代表の学生に何度か電話で説明しましたが、持ち帰って全員で議論を重ねていたようです。その後に私とZoomとリアルで会議の時間を持ち、最後にはこのプロジェクトへの理解をいただけました。(会結成の趣旨はフライヤーをご参照下さい。)

エール便に同梱したチラシ

メンバーの合意形成のもと、5人の内2人が中心となって会のLINEのアカウントとQRコードを作成。フライヤーに載せてエール便に同梱。集まった声を集計、整理。更にその声を各企業様へのフィードバックにと事務局に提供。なんとも頼もしいではありませんか!第一弾を受け取った学生にアンケートを実施しました。一部抜粋ですが紹介させていただきます。

やはり新潟っ子、お米が1位!
メッセージの抜粋

「新潟が恋しくなりました!ありがとうございます!」
「いつか新潟に恩返しします!」などと嬉しいメッセージをいただきました!

このプロジェクトが目的の港に向かって航海出来たのは、何よりも総合的なサポートを請けて下さった会社様のお陰です。特に、協力して下さった学生たちへの定期的なメンタルサポートは非常に貴重でした。マネジメントして下さったことに感謝申し上げます!

今後の展望

令和4年度春、エール便を受け取った学生たちの多くは3年生となり、就職活動真っ只中です。いま、どうしているのでしょうか。

先日、協力して下さった学生2人に連絡してみました。
ひとりは内定を3社からいただいていて、どこに決めようか悩んでいるとのことでした。(羨ましい悩みですよね)
もうひとりはまさに活動中ということでした。

その2人にこう聞いてみました。
「フードエール便でご縁が出来た県外学生たちに、新潟市が何かしらの支援を考えるとしたら、どのようなことが喜ばれると思いますか?」
いただいたご意見は次の3点です。

・興味のある職種ごとに、新潟で活躍されている先輩社会人のリアルな話を聴き、具体的な現場の話を聴ける場所が欲しい。
・県外に出たのにまた新潟に戻って来たという先輩の話と、戻って来た理由を聞ける場所が欲しい。
・都市部の高い賃金には勝てないものの、新潟での住みやすさをより身近な体験を通して感じられるような機会と支援が欲しい。

確かにエール便は、故郷への想いを一時的に喚起するきっかけになったかも知れません。しかし次の段階に移るためには、sustainableな視点が欠けてはいけません。

学生たちのニーズに応えたい。
担当課は知恵を絞って取り組んでいますが、やはり行政だけでは難しい。
目立たなくても、この新潟で頑張っている先輩社会人といかにつながれるかが要。その為には行政が、既につながりを持つ民間の団体をパートナーとして見て、オープンな関係を築いていこうと努力する必要があるのではないでしょうか。

インセンティブな支援策だけでは、他の自治体との競争スパイラルに陥ってしまいます。
県外に出て行った若者たちに地元へ戻るという選択をしてもらうには、本人自身の動機付けが必要です。

具体的に分かり易いロールモデルを示すこと。
成長出来そうだと思ってもらうこと。
挑戦出来ることがあり、挑戦したい時に出来る環境があること。

私が出来ることは、若者たちが生き生きと生きていける場所を整えていくことで、そのような政策を提言していくことです。そのためには日頃から彼らの感性に触れるアンテナを張っておかなければならないと考えています。
このnoteを読んで下さっている若者たちよ、そんなチャンスがありましたらぜひお誘い下さい!

さて、にいがたフードエール便の投稿は今回で終了です。次回は新潟市母子福祉連合会の拠点拡大について投稿したいと思います。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!興味を持っていただけたらお気軽にフォローしていただき、次回もお読みいただけると嬉しいです!

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