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絵の具がもったいなくて描きすぎてしまう話。

最近は水彩よりもアクリルに触れている時間が長いです。
水彩はドローイングというか落描きみたいにサラサラと10分くらいで描くのが今は合っているみたい。
・・・というか、眼の機能的に細かい水彩イラストを描くのがつらい。。
ものすごい近眼で、かつ老眼も始まっているので、どこにピントを合わせればいいのか眼も困っているようです。
眼鏡は3つ持っていて、運転とか電車で移動するときによく使う近眼用(手元はとっても見づらい)、遠くも手元も程々見えるお出かけ用の遠近両用(運転免許の適性検査は微妙ライン)、遠くはおそらく0.2くらいしか見えてないけど手元は比較的よく見えるブルーカットライトの遠近両用(在宅時はほぼこれ。スマホやタブレットを見たり絵を描いたり)

水彩イラストを描くときはミリペンも結構使っていて、風景に描き入れるオリキャラは小さめに描くのが好きなので、描いている絵がはっきり見えないと困ります。でも、今持っている眼鏡では、どれを使っても手元がはっきりは見えず、、、
仕方ないので眼鏡を外して絵まで10センチくらいまで顔を近づけて細かいところは描いています。
有名な版画家さんで確かそういう方がいらして、そんなに顔を近づけてどうして見えるんだろうと思っていましたが、超近眼だとそれが一番見えるのかも?

けど、この描き方をしていると、絵全体のバランスを確認しながら細かいところは描けないという。。
何より、とても肩や首が凝るし、腰は痛いし、眼も疲れます。。

なので、今後は繊細な水彩イラストは描けなくなっていくのではないかなぁと思ったり。

アクリル画だから細かく繊細じゃなくてもいい、というわけではもちろんありません。私の場合は、アクリルの方が重ね塗りなどで修正がしやすく、細かい線画をしていないので、今はとっても描きやすくて楽しいのです。

あと、支持体でパネルや板を使った絵の質感がとても好きだということに気がつきました。なので、しばらくはアクリル画を描こうかなと思っています。
ただ、「くまはチョコパイを片手に」の世界観は繊細な水彩イラストで完結させるつもりなので、なんとか細かいところが見えるうちに、最後の一枚を描きたいと思っています。

で、やっと本題の絵の具のことですが。

水彩絵具は水に溶けるので、私としてはとても扱いやすい画材です。パレットにある程度出しておけば、固まってしまっても、いつでも水で溶かして使うことができます。無駄がありません。絵筆についたまましばらく放置したとしても丁寧に水で洗えば綺麗に落ちるし、筆先もさらさらに戻ります。パレットも洗ったらほぼ綺麗に色が落ちます。

でも、アクリル絵具は結構すぐ固まります。パレットに出したままにして時間や日数をおいて後で使うことができません。パレットにこんもりと固まったまま。。絵筆もこまめに洗わないと筆先がバキバキに。。

・・・・・

アクリル絵具はパレットに出したからには使い切らねば。
もうね、この気持ちが強くなりすぎて。
出した絵具全部使わなくても、これでいいと思う段階で描くのをやめればいいのに、絵具がもったいないなくてついつい色を足しすぎたり余計なものを描き込んだり。
・・・アホだなあと自分でいつも思います。

ならばちょっとだけパレットに出せば良い、と思って、ちょっと出すと、今度は足りなくて、気持ちよく描いているときに、あー絵具が足りないとなって、アセアセと絵具をパレットに出すことになったり。

アクリル絵具を自分が描いている作品にちょうど良い量を出せるようになりたいと思うのでした。

・・・ちなみに、この間、「LuLu's  Clothes」を持って画材屋さんに行き、手持ちの額縁に合わせてマットを選んでいるとき、画材屋さんは水彩画だと思っていました。
SNSに投稿している絵も、アクリル画だけど水彩画だと思ってくださる方もいらっしゃいます。
そういう場合は訂正することなく、そのままお話を進めるのが好きです。
水彩で描くのかアクリルで描くのかは単純に私の問題で、見てくださる方がそうだと思ったらそれで十分だと思っています。・・・ただ、もしその絵をお迎えしたいと言われたら、アクリル画なんですけどいいですか?とおうかがいすると思います。