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目はありのままに見ない(かいまり先生のレッスン受けました・1 自撮り編)

※ただしこの記事はレッスンを受ける前の時点で終わります。

※かいまり先生とヘアメイクレッスンについてはこちらを参照ください。
「冒険者の化粧教室」です|【冒険者の化粧教室】かいまり (note.com)



◎無計画にもほどがある

それは四月の終わり、職場でもGWの話題が出るようになった頃。
特段遠出の予定もないし今更出かけたいとも思わないし服の整理とかもしたい、とはいえ何もしないのもなあ……と考えて。

そうだ、髪を切ろう。(JR東海のイントネーションで)

そう思い立ちました。

ちょうどタイムラインではムーンプランナー美容部の話が流れていた頃。そんなわけで美容院の予約と併せ、かいまり先生のレッスンも申し込むことにしました。
この時点ではとにかく髪のスタイリングなるものがわからないので教えてほしい、というのがメインの依頼のつもりでした。当時送ったご相談Lineがこちらです(わかりやすいよう一部編集しています)。ちなみに髪はいつもボブカット~セミロングくらいにしています。

前髪を重たくしたいのに真ん中から割れてしまいます。面長なので顔のバランス的には眉下まであったほうがいいのだろうと思うのですが、邪魔に感じてしまいます。
髪にはデジタルパーマで緩くウェーブをかけていますが、ワックスをつけると膨らみすぎてしまいます。
全体としては老けたり疲れて見えたくないです。同時に舐められたくないとも思っています。

かいまり先生に送ったLineより

もろもろの調整の結果、美容院に行くのはGW初日に、かいまり先生のレッスンを受けるのは5月下旬になりました。
一般論としてはレッスンを受けてから美容院に行ったほうがレッスンの内容をすぐ活用できていいと思うのですが、髪についての解像度が低すぎるわたしは美容院に行ったことでようやく「自分の髪についての悩み、というか考えていること」を自覚することができました。
というわけで美容院に行った後、かいまり先生に改めてlineで送ったのがこちら。

わたしは面長、かつ額が広いのがコンプレックスです。
このため美容院では疲れてやつれた顔に見えないよう、1)髪は目元~こめかみのあたりで横幅が出るようにしてほしい、2)前髪を作ってほしい、とお願いしています。
このうち1)については髪に段差を付けてカットしていただく、あるいはデジタルパーマをかけていただくことで対応していただいていました。が、せっかくパーマをかけてもらってもそれを自分で再現することができません。
お伺いしたいことは以下の通りです。
・(手入れ方法含め)合う髪型について
・スタイリングについて
・前髪の作り方(生え方に癖があり、夕方くらいになると束になって固まった前髪が額に張り付いてしまうので、対策を知りたい)

かいまり先生に送ったLineその2

とても具体的になりました。
美容院で普段何をお願いしているか、そしてそれはなぜなのか、自分の髪のことで普段何を嫌だと思っているか、というのを、美容院に行くまで思い出せなかったんですよね。自問自答が足りない……。

◎顔を見るのが嫌い

ところでかいまり先生からは当日のレッスンに先立ち、自撮り写真を送ってくださいという依頼があったので撮ったのですが。

これが! これを! 送るのかと!
(お察しください)

ここで今更ながらに思い出したこと。そういえばわたし、写真写りと笑顔には全く自信がない人でした。
小学校入学以降の写真で笑ってる写真が殆どないことで定評のあるわたしです。もちろん自撮りなんてしません。
むしろ髪型よりこのあたりをお伺いしたほうがいいかも……と、かいまり先生にラインを送った後、タイムラインを見ると、タイムリーにもこんなtweetを見かけました。

そうなんです。
笑顔って、練習するとできるようになるものらしいんですよね……。
わたしの親戚にも写真写りのために笑顔の練習をした人がいて、やるといいよーと言われたことがあるんですが。

いや、鏡の前で練習しろと言われても! 
いい感じの笑顔と角度を研究しろと言われても! 

そんなものはない! 

……となってたのでした。
で、ここで書かれてる、自撮りを続けた人の表情が……というの、どんなものだろうと検索して見つけたのがこちら。

100日間「自撮り」を送り合うとどうなるか :: デイリーポータルZ

これはぜひ記事本文を見てほしいんですが、掲載されている写真の表情の変化が本当にすごかった。
と同時にこれを読んで思いました。写真写りとか笑い方って、誰かにやり方を聞くとかじゃなくて練習、いや毎日やるだけでも違うんじゃない?
かいまり先生にやり方を聞いてもいいけど、結局実践がいちばん大事だってのは変わらないんじゃない?

時は5月頭、そしてレッスンは5月下旬。
すでにシートマスクとyoutubeの表情筋トレで30日チャレンジしようとは思っていましたが。

自撮りチャレンジしよう。
かいまり先生に会うまでに少しでも改善するんだ。
(それでも改善が見られないor自信が持てなかったら自己申告してあわよくば褒めてもらおう……)

かくしてチャレンジ追加が決定したのでした。

◎見ればわかること、見ても見ていないこと

最初に気づいたのは眉でした。どう見ても非対称になっている。
うーんと眺めて数日。ふと、かつてメイクレッスンで習った通り、コンシーラーを使ってから眉を書くようにしてみると、非対称はかなり改善されました。
このコンシーラーを使うテクニック、昔行った資生堂のメイクレッスンでテクニックとしては教えてもらったものの、面倒なのでしていませんでした。が、なぜそれが必要なのか、自撮りを続けてようやく理解できたのでした。あの時教えてくれた資生堂のスタッフさん、本当にごめんなさい(それでもぼさぼさするし太さはもうちょっとあってもいいのでは……? と試行錯誤は続けていますが)。同様の理由でリップライナーもやるようになりました。

ちなみに自撮りで笑顔を撮る……というか自分のいい感じの顔って何やねんそんなもんあるんかい、とは引き続き思っていたので、とりあえずメイクし終わったら似たような角度で顔のアップと全身を撮る→出勤、という流れにしていました。
出勤前に撮るので撮った写真をしげしげ眺めて自分の顔について思い悩む時間なんてありません。そんなことやってたら遅刻します。
で、ある程度枚数が溜まったら作っておいた専用アルバムに放り込んで、そこで初めて他の日と並べて眺める、という風にしていました。そうすると顔そのものというよりは複数ある顔を比較検討するほうに意識がいって、それで眉の状況などに気づけた感じです。

ちなみに同時並行で同じく30日チャレンジとして、表情筋トレと頭皮マッサージをやったりしていました。
頭皮マッサージについてはこちらをごらんください。
表情筋トレについては4月末に購入したMegumiさんの美容本で紹介されている方のyoutube動画をお風呂でやっていました。あとこのご時世なので通勤中、マスクの下で口角上げ続けたり筋トレになる表情をしたりしてました。

この間、かいまり先生からもレッスンに向けて髪型についての質問に答えたりしていました。
答えながら、あれもしかして髪型って顔の形と関係してる……? などと考えていたら、タイムラインでこんなものを見つけました。

【公式】顔タイプ診断チャート - あなたの似合う服と印象がわかる (kaotype.jp)

へー、と思ってやってみたらフレッシュタイプ、とでました。
……フレッシュ!?

<顔タイプ「フレッシュ」の特徴>
ベース:子供顔
顔のライン:直線と曲線のミックス
顔型:丸顔、もしくは横長のベース顔
立体感:平面的
目の大きさ:小さめ、もしくは普通で丸みは感じない

フレッシュタイプは、顔の輪郭は丸顔もしくはベース顔であることが多く、直線と曲線の両方をあわせ持つタイプです。目やフェイスラインなど、どこかにシャープさがあります。

顔タイプ「フレッシュ」の特徴|似合うファッション・メイク・髪型 | 日本顔タイプ診断協会 (kaotype.jp)

ここで私の書いた、かいまり先生へのLineを改めて読んでみましょう。

わたしは面長、かつ額が広いのがコンプレックスです。
このため美容院では疲れてやつれた顔に見えないよう、~(後略)

……逆じゃん!?

もちろんこれはセルフ診断なので、プロの方にやってもらったら違う結果の出る可能性はあります。
しかし言われてみれば妙に思い当たってしまうのです。

顔タイプ「フレッシュ」のあるある
道をよく聞かれる
濃いメイクが似合わない
キレイめファッションが似合わない
仕事で頼りなくみられがち
おとなしく地味にみられる
学生のころから変わらないね、とよく言われる
お酒を買うと年齢確認される
低身長に見られる

顔タイプ「フレッシュ」の特徴|似合うファッション・メイク・髪型 | 日本顔タイプ診断協会 (kaotype.jp) より

道、聞かれる。おとなしく地味に見られがち。変わらないと言われる。低身長にみられるというか元から低身長……。

笑うのが苦手でした。
鏡を見て研究したらといわれても、いい感じの笑顔とか角度とかを鏡の中に見つけられない。こんな笑顔イヤだ、と思ってしまう。今は矯正をしているというのもありますが、唇の端だけ持ち上げて笑うことができないのも気に入らない。
わたしは写真うつり的な意味でも歌唱技術向上のためという意味でも笑えるようになりたい、口角を上げたいとはずっと思っていて(プロの歌手さん、特にクラシックやミュージカル系の方は声を美しく響かせるために歌う時は絶対口角が上がっています)、割り箸やストローを咥えて口角を上げる訓練なんか過去3回くらいチャレンジして挫折しています。

でも2~3週間表情筋トレをして気づいたんですが、笑う、口角を上げるって、口の動きというよりは頬の筋肉を上げる運動なんですよね。そして頬の筋肉が上がると顔の長さは相対的に縮まり、全体のシルエットは丸くなる。
しかも頭皮マッサージを続けて頭皮がほぐれるにつれ、わたしの顔は長さがそれまでより短くなってきている気がしてきており……。

もしかして。
わたしが嫌だったのは顔が丸くなること、口の存在感が大きくなることだったんじゃないだろうか。
つまり、「より」子どもっぽい顔になるのが嫌だったんじゃないだろうか。
笑わず口角を持ち上げないでいれば自分の顔は「相対的に」子どもっぽい顔にはならない。
それが自分の顔だと思っていたから。
自分は子どもっぽい顔ではない、と思っていたから。

だとしたらそれは自分の笑顔がイヤだ気に食わない、ということとは全然、別の話だったということになる。

額が広いと言われたのは十代のころ、クラスメイトからだったと思います。今も掌が小さいので顔全体をぜんぜん覆えません。
ここ数年はもしかして髪の生え際が後退しだしてるんじゃないかと、額にシャドウを塗ることを検討したこともありました。

だけどもしかして、もしかして。
自分の額はそこまで異常に広いわけではないし、面長というわけでもないのでは?
老け顔で面長だと思っていたのは顔のつくりや骨格の問題というよりは、いつも無表情で顔が凝っていたからでは?

そして、もしかして、もしかして。
親や周囲の人がかわいいとわたしに言うたび、はいはいと思っていたけれど、相手によっては複雑な気持ちになっていたけれど。
あれってわたしの天然ボケな言動がとかぬいぐるみと話してるからとか低身長でフレアスカート履いてるからとか、そういうことだけじゃなくて、顔がという可能性が、ある……!?

わたしは何十年ものあいだ、自分は面長で老け顔だと思っていたのに!?


◎ジブリのヒロインも色々いるよね

そしてここで気づく。つい最近、かわいいきれいかっこいい問題でかわいいについてわたしはこう書いていました。

自分が自分に言ったらシンプルにうれしい。うふふってなる。肯定の言葉。
ただ、これはわたしがうれしい……というのもゼロではないのですが、より正確にはわたしの中にいる「小さい頃のわたし」がうふふって喜んでいる、気がする。

かわいい・きれい・かっこいい問題|魔法使いのバレリーナ (note.com)

うふふ、とはなるんです。それは嘘ではない。
でも改めて考えてみると「かわいい」と言われたとき、わたしはそれが自分の顔についてのことだとは決して思っていない。服の話やリアクションの仕方などについての話だと思っている。
そもそもこの記事において、わたしは自分の顔の造作について書いていないし考えてもいません。

で、なりたい・似合う・好き問題ではこう書いてます。

人から見られたいについて
体のラインを出さない服、貫頭衣風の白いワンピース。
ナチュラル系の淡い色。くすみカラー。リネン素材。
ナチュラルメイク、ぺたんこの靴、使い込んだ革の靴やサンダル、籐の籠。一粒ダイヤのネックレスとか、華奢でシンプルなアクセサリー。
飾り気がなくてシンプルだけど綺麗、という感じ。肌は白い。透明感。服にも模様とかはあまりない。淡い色の小花模様やボーダー。よく笑う。
植物を育てている。料理をしている。

ここまで書いてきて気づきました。これ、ジブリのヒロインだ……!

なりたい・似合う・好き問題(2023年5月ver.)|魔法使いのバレリーナ (note.com)

この記事でもわたしは自分の顔の造作について書いていないし考えてもいないのですが。
もしかしてわたし、こういうテイストが顔的にも似合うのではなかろうか。
……言い方を変えるとわたしはこれまでこうしたテイストの服について、自分は好きでよく着るけれど顔には似合わない服、だと思っていたのです。

で、なりたいについてはこう書いています。

なりたいについて
余裕がある
人を拒否しない空気
中性的
近寄りがたい
ミステリアス

なりたい・似合う・好き問題(2023年5月ver.)|魔法使いのバレリーナ (note.com)

逆にこのテイスト、顔的には遠いテイストなのでは?

今後は「かわいい」を減らし「かっこいい」「きれい」要素を増やした方がよさそう。むしろ自分は油断すると親含む周囲から「かわいい」を押し付けられがちなのでは。自分で取り入れるなら小物で。

なりたい・似合う・好き問題(2023年5月ver.)|魔法使いのバレリーナ (note.com)

押し付けられるというか、顔が「かわいい」寄りだからそう思われていたという話だったのでは……!?

不遜な例えをすることが許されるなら、わたしは自分がクシャナ殿下の顔(と内面)をしていると思っていたのですが、実際にはサツキやキキの顔をしていたようなのです。
なのに、自分の顔はクシャナ殿下だから周囲から怖がられないようにしなければ、サツキやキキのふりをしなければ……と思っていたのではないか。

……どういうこと!?(混乱)

これが正しいならわたしは今まで自分が思っていた以上に、クシャナ殿下としての面を外見においても打ち出したほうがよさそうだということになります。なんということでしょう。
そしてなりたい似合う好き問題もかわいいきれいかっこいい問題も、根本から前提が崩れてしまいました。


続く!(まだレッスンは始まってもいません)


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