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季石で四季を感じる:清明

清明(せいめい)は、二十四節気の第5番目で、4月5日ごろです。

清明の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候:玄鳥至(つばめ いたる) :燕が南からやって来る。
次候: 鴻雁北(こうがん きたす) : 雁が北へ渡って行く。
末候:虹始見(にじ はじめて あらわる) : 雨の後に虹が出始める。

清明は、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」の清浄明潔という言葉を略したと言われています。その言葉通り様々な花が咲き、気分爽やかな季節になります。満開の桜の花見に加えて、桜花が落下して花筏・花絨毯を眺めるのも良いものです。

① 案内石での位置と記載は、添付の写真の通りです。
赤い線と丸で囲んでいるところです。

「案内石」

② 季石の置かれれている場所です。
右側が都民ハイム立川泉町と立川拘置所職員宿舎、左側は立川拘置所

「清明季石・外観」
「清明季石」

③季石に描かれているデザインは、添付の写真になります。
中央の2つの青い模様は、七十二候の初候「燕が南からやって来る。」の燕を表現しているように見えます。中央の2つの赤い模様は、次候「雁が北へ渡って行く。」の雁のようです。中央に広がるの緑色の模様は、末候「雨の後に虹が出始める。」の地面に降った雨のように見えます。また、季石には、二十四節気の「清明」「Seimei」が描かれています。石はデザインが彫られていないところは鏡面なので、季石の横に植えられた木々を映し出しています。加えて、この時季の雨で落下した桜の花弁が季石のデザインに趣きを加味しています。

「清明季石・デザイン」

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