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季石で四季を感じる:大暑

大暑(たいしょ)は、二十四節気の第12番目で、7月23日ごろです。

大暑の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候:桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)、 桐の実が生り始める。
次候:土潤溽暑(つち うるおいて あつし)、土が湿って蒸暑くなる。
末候:大雨時行(たいう ときに ゆく)、 時として大雨が降る。

「夏の暑さがもっとも極まり、一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃です。体力を保つために鰻を食べる『土用の丑』や、各地でのお祭り、花火大会もこの期間にたくさん行われ、夏の風物詩が目白押しになります。また、小暑と大暑の一か月間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送ります。立秋以降は残暑見舞いになります。」
・梅雨晴れがこの時期になります。快晴と夕立を繰り返し、蒸し暑さの日々が続きます。二十四節気の折り返しになります。季節の後半戦のスタートですね。


① 案内石での位置と記載は、添付の写真の通りです。
赤い線と丸で囲んでいるところです。

「案内石」

② 季石の置かれている場所です。
立川拘置所の最北端の位置です。建物が切れて、雑木林が広がっています。

「大暑季石・外観」
「大暑季石」

③季石に描かれているデザインは、添付の写真になります。
中央の卵形の緑色の模様は、七十二候の初候「桐の実が生り始める。」桐の実を表現しているようです。中央の白色の模様は、末候「時として大雨が降る。」の大雨を引き起こす積乱雲を描いているように見えます。しかしよく見るとこの時期の土用の丑の『鰻』の方が似ているような気がします。(七十二候とは関係ないのですが)また、「Taisho」が描かれています。右下には、「大暑」が描かれています。石はデザインが彫られていないところは鏡面なので、季石の横に植えられた木々を映し出しています。

「大暑季石・デザイン」

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