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季石で四季を感じる:立冬

立冬(りっとう)は、二十四節気の第19番目で、11月7日ごろです。

寒露の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候:山茶始開(つばき はじめて ひらく)、山茶花(サザンカ)が咲き始める。
次候:地始凍(ち はじめて こおる)、 大地が凍り始める。
末候:金盞香(きんせんか さく)、水仙の花が咲く。


「立冬(りっとう)とは、冬がはじまる頃。木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める時期でもあります。」
・やっと気持ちの良い秋を迎えたと思ったら、冬の足音が聞こえる時期になってきました。木枯らしも吹き、朝の散歩の風景が落ち葉を踏み締めるようになります。羽織る服も重たくなるのもこの時期からですね。

① 案内石での位置と記載は、添付の写真の通りです。
赤い線と丸で囲んでいるところです。

「案内石」

② 季石の置かれている場所です。
右側が立川拘置所の駐車場、中央が東に伸びる季石が置かれた遊歩道、左側は一般道路です。

「霜降季石・外観」
「霜降季石」

③季石に描かれているデザインは、添付の写真になります。
中央の赤色の模様は、七十二候の初候「山茶花(サザンカ)が咲き始める。」のサザンカの花を表現しているように見えます。右上から下へ円弧の緑色の模様は、次候「大地が凍り始める。」の凍りついた地面を描いているようです。その凍りついた地面の白色の部分は、文字「Rittou」(立冬)が描かれています。右上には、文字「立冬」が描かれています。中央の白と黄色の模様は、末候「水仙の花が咲く。」の水仙のように見えます。石はデザインが彫られていないところは鏡面なので、季石の横に植えられた木々を映し出しています。また、赤い実が3個ほどあります、近くで実ったハナミズキの実です。季節感ある秋の置き物です。

「霜降季石・デザイン」

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