初心を忘れてきた

マダミスの「RP」という言葉に慣れてきた。
つまり、始めは違和感を持っていた。

違和感は何だったのだろうかを思い出してみる。

マダミスと出会ったのはボドゲショップで
ミステリーゲームとしてであり、
RPと出会ったのはそれからしばらく後に
twitterでであった。

多分であるが、
ミステリーゲームとして
出会った自分にとって、
「このゲームにはRPがある!」という主張は
衝撃が強すぎたのだと思う。

ゲームにRPがあるのはおかしくはないのだけど、
ミステリー要素と同列くらい
強い存在として扱われていることに
確かに違和感を感じていた。

でもマダミスってTRPGに近いゲームとも言われるし、
RP要素が強いのもしょうがないのかもね、とも思ったりする。

そうこう考えているうちに
マダミス始めのころ店舗GMの方が初心者向けの説明で
あまり専門用語を使わずに、
「自分がこのキャラクターならどうするか考えると楽しめると思います。」
のような説明をしてくれて、
気遣って貰えていたのを思い出した。

ところで、「マダミスのRP」には3つのRPがあると考えている。
ひとまず「真のRP」、「裏のRP」、「表のRP」と名付けることにする。

「真のRP」はハンドアウトの目標を強かに達成しようとするRPであり、
「裏のRP」は自分がこのキャラクターならどうするかを決めるRPであり、
「表のRP」は表向きにどうふるまうかを決めるRPである。

偶に、それらのRPがずれて混乱することがある。

例えば、「真のRP」では犯人を捜したいが、
「裏のRP」では被害者が恨まれるべき人物であり、
犯人を捜したくないと思うときがある。

しかし、そんなときでもずれを埋めてくれる存在がおり、
それがシャーロック・ホームズなのだ。

シャーロック・ホームズでは
キャラクターの人物像や関係性が
描かれながら推理が進むので、
マダミスのRPを助けてくれる。

例えば、人から恨まれるような者を
愛する人物がいる描写があり、

それがマダミスで極悪な人物を
殺した犯人を捜す力をくれる。

こんなことを考えながら、あちこちから遊ぶ力のようなものを貰っているのだと思う。


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