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追い出しデスクでお勉強地獄から会社都合退職になるまで

お久しぶりです。しばらくネタが思いつかずに投稿をお休みしておりました。継続して文章を書くのは簡単なようですごく難しいですね。何とか続けられるように頑張ります💦
今回の内容は、私が転職先で予想外のスピード退職になった話です。

自分の修理レベルを上げたくて
元々iPhoneやiPadのパーツ交換をする仕事をしておりましたので、できることならもっと踏み込んだ難しいことが知りたい、単にパーツを交換するだけではなく回路図を読んで基盤の修理ができるようになりたくて東京•吉祥寺にある某アップル製品修理店に入社しました。

この修理店は基盤修理に詳しい店舗で、通常であれば修理が難しく断られるような内容の故障や水没して電源が入らない端末を修理、データの抜き出しを行っている数少ない東日本でトップクラスの技術を誇る会社なので、ここで修行すれば私ももっとできることが増えていい経験になるだろうと....。しかし現実はなかなか期待どおりにはいかないものです。

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対人スキルでつまづく
入社して初めにメインとなる仕事はお客様対応。電話で問い合わせや予約が入ったりメールで診断結果や見積もりのご案内。来店されたお客様の修理受付などです。人の端末を預かる仕事なので当然毎日の必須業務なのですがこれが私にはかなり難しく、要は対人スキルが不足していたばかりスムーズな会話ができずなかなか上達しませんでした💧

技術職に見えても9割はセールストークだった
お客様を安心させるための気遣い、端末を安心して預けてもらうための案内や値段交渉...業務の大半がこのお客様対応です。職人仕事に見えて大事なのは9割対人スキル。自社マニュアルなどは全く存在せず、”やる気があるなら自分たちで作成して各自工夫して上達するもの”という方針でしたので営業ど素人の私は何をどうすれば良いかも検討がつかず、人前に出てセールストークを展開する仕事ははっきり言って不得意なので緊張の連続でした。
職場の先輩たちは超大手企業で営業成績を残してきた優秀な営業経験者揃いでしたので、なかなかできない私に次第にストレスが溜まっていったようです。

最後通告とその内容

そんなわけで次第に職場の人によっては挨拶をしても無視されたりする不穏な環境となり、ついに2021年11月13日、社長に朝一で呼び出しを喰らい最後通告となりました。詳細は”基本的な業務内容が身についていないようなので11月末に試験をするのでこれに合格しなければ12月一緒に仕事をするのは難しい”ということ。それまで業務はしなくて良いので試験のための勉強を決められた席で毎日するようにと指示されたので、勤務6ヶ月目にして完全に社内ニートになりました💧

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他の先輩が何食わぬ顔で普通に仕事をしている中で一人で勉強だけをする毎日.....。もちろん誰ともやりとりはありません。透明人間です。

厳しい会社?その実態は
思い返せばこの会社、離職率が高く今まで何人もの社員が3ヶ月程度で退職しています。その訳は無能だと判断した社員を徹底してよそ者扱いし、その圧に耐えられなくなった社員が自主退職を選んでいるようです。おそらく私と同じく仕事を取り上げられた元社員もきっといるはず、物覚えが悪い人を辞めさせた話は過去に聞きいておりましたが、まさかこんなイジメになっていたとは本当に予想外です。いやはやこんな会社だったとは....。

友人に相談することにした
職場にこんな環境になってしまったからには仕事の上達は見込めない...
落ち込んだので相談に行ったところ、「会社で起こっていることは立派にパワハラなので弁護士に相談した方が良い。パワハラに負けて自ら辞めると言ったり試験が不合格になって辞表を書かされたりしたら半年そこそこの短い期間で自己都合退職したことになって経歴に傷が残り今後の再就職が不利になるだろう」とアドバイスを受けましたので、紹介された弁護士に依頼して、会社都合退職になるように、要は自分に有利な条件での退職になるよう会社との交渉を全て任せることになりました。

正直言いますと最初は能力不足も自分の責任だし、あまり大ごとにしたくなかったので弁護士に依頼することは考えていませんでしたが、ここで泣き寝入りしてしまうと同じようにイジメを受ける新人が今後も発生することを思うと一度はっきりと会社側に仕事を取り上げて辞めさせるのは不当だと主張するほうが正しいと思い行動することに。

交渉の結果

担当弁護士が会社側との交渉してくれた結果、会社側は「会社都合退職は構わないが後々不当解雇だと争い事にしないでほしい」とパワハラを向こうから仕掛けてきた割には結構チキっていたので拍子抜けしましたが、パワハラの証拠(私を解雇するに足る証拠を作るために試験をする趣旨の文面)を私が残しておいたこともあり反論できなかったのでしょう笑
交渉を開始してから2週間ほどで決着が付き、現在会社都合の離職票が届くのを待っております。

間接的だが戦いに勝利できた!
最終的に自主退職を免れ、しかも有給休暇分を含めた最後の給料も支払ってもらえることになって満足です。
これもアドバイスをくれた友人と弁護士さんのおかげです。何でもまず相談して実践してみるものですね。

相手が職場の偉い人だとどうしても”自分が我慢して会社の言う通りにすれば面倒ごとが早く終わる”と思って言いなりになってしまいそうですが、職場のパワハラを見て見ぬ振りするとさらに次のパワハラ被害者が作られるだけで良いことが一つもないので黙って泣き寝入りするのは最悪の選択と思えるようになりました。
たとえ物覚えが悪いからといってパワハラが正当化される理由にはならないのではないですからね。
(だいたい何日も社員の仕事を奪って追い出し机に座らせるくらいなら業務訓練をして少しでもできることを増やしたほうがよほど生産的だと思います)

次回は仕事中に発覚した不安障害と治療の話です。お楽しみに。

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