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講演会(セミナー)を実施した記録2

この記事は、昨年書いた「個人主催で講演会(セミナー)を実施した記録」の2024年版となります。前回の反省を活かして、今回も開催してみたぞーー!というものです。

昨年度からの変更点

  1. 主催者の所属

  2. 講師への支払いもと

  3. 利用サービス

  4. 会場

1. 主催者(私)の所属が変わった

昨年度は定職についていなかったため、院生として所属していた酪農学園大学を所属に明記していました。今年度は運よく仕事につけたので、職場である北星学園大学を所属として明記させてもらいました。
酪農学園大学は、動物に関わる方々の間では超!有名(北海道だけ?)だったため、犬に関わるセミナーを実施する者の所属として、違和感はなかったと思われます。しかし、北星学園大学はいわば文系大学であり、動物との関連性はほぼありません。そのため、「なぜ北星学園大学で犬のセミナー???」と違和感を感じた方も多かったかもしれません。

2. 講師への支払いを研究費で行った

大学に教員として所属できましたので、講師への支払いを個人研究費にて行いました。(ちゃんと研究打ち合わせもおこなっています)。昨年は完全にポケットマネーから出ていたので、今回は大変助かりました。支払い手続きは大変でしたが…。事務の方々にはいつも感謝しています…。

3. 利用サービスを変えた

昨年はEventRegistを利用していましたが、今回はPeatixを利用しました。これは本当に変更して良かった点でした!EventRegistでは購入者へメッセージを送ることができず、問い合わせ対応が本当に苦しくて、大変でした。今回のPeatixはメッセージ送信が可能でとっても助かりました。セミナーをオンライン決済サービスを利用して実施する上で、メッセージ機能は必須と感じました。なんでも体験してみることは大切です。

昨年困った点:連絡に個人のメールアドレスを使用していたため、送った連絡が迷惑メールボックスに振り分けられてしまい、気が付いてもらえないことが多々ありました。問い合わせに返信しても、相手が気が付けないため無視されていると勘違いされたり、アーカイブ視聴のURLリンクが送信されてきていないと苦情がありました(送信はしている)。

4. 会場を大学にした

昨年度は区民センターにて実施しましたが、今年度は所属する大学で実施することができました。施設の利用許可をもらうのに少し苦労しましたが、こちらも担当の事務職員の方に助けていただいてなんとかなりました。ここでも感謝です…。

昨年度の反省への対応

昨年度の反省として、「1. 会場の規約確認」、「2. 録画用PCスペックの確認」、「3. 収益化」がありました。

1については、所属大学での実施であったことから、問題なくクリアできました。2についても、研究支援課さんにPCを1台お借り(サブ用として)することができましたので、クリア!となりました。

3については、とりあえずはクリアしましたが、色々と考える部分がありました。大学で実施する地域貢献活動の1種であること、自分の研究分野の話を現場の方(飼い主)にアウトリーチすること、営利目的ではないことを踏まえ、費用を最低と思われる額にしました。大学で行われているセミナーの参加費を参考に、対面1,000円、アーカイブ800円にしました。
参加費の額については、講師の方が人気急上昇中ということもあり、他の講演との金額の差が大きいという事態を招いてしまいました。今回参加費を抑えたことが、講師の価値を落とすことに繋がってしまうのではないか?という懸念が生まれました。これは考えなければいけません。

収益化することはできましたが、計算した結果大赤字でした(笑)次年度はもう少し参加費について考える必要がありますね。

無料でもいいからたくさんの方に聞いてほしい!と思っています。ですが、昨年のセミナーを経て、実際に運営をしていくとなると無料での実施は難しいと実感しました。今回アルバイトの方を雇ったのですが、その方への支払いは今回の収益からでています。次年度以降は施設利用費もかかるので、なんとかプラスマイナスゼロぐらいにはしたいですね。

今年度の良かった点と反省

良かった点①:地域の方との繋がりができた

大学近辺にお住いの方なども来てくださり、「自分の家のそばに専門家がいることが知れてよかった」などの声をいただきました。私はトレーナーではないので、そういった方面で役に立つことはできませんが、飼い主さんの悩みを聞く機会を得られることは研究面では大きく役立ちます。こういった繋がりができることは良かった点だったなと思いました。昨年はこういった繋がりがあまりできなかったので、私が大学教員になったことや、大学での実施がこういった繋がりを生んだのかなと思います。

良かった点②:ワークの実施

今回は、講演+ワークを実施しました。ワークは、5人1グループに分かれて、講演内容を踏まえてのグループワークでした。

講演を聞くだけではなく、実際に自分で講演内容を応用する機会を作りたかったので、この点は講師の方に頼み込み、自分で準備・実施しました。仕事柄、ワークの運営機会が多いので、イメージはついていました。(成功するかは全く読めず、ドキドキしていました)

実際のワークの様子

ワークはかなり盛り上がり、終わりを知らせても終わりませんでした(笑)見に来てくださった先生方から終わらせ方のアドバイスをもらうほどでした。アンケートでもワークがとても良かったと言っていただけたので、本当に実施して良かったと思いました。
ただ、もっと焦点を絞ってのワークにすべきだったと個人的に反省しているので、次回はこの反省を活かしてもっと良いワークを実施したいと思います。

良かった?点:大学イメージに変化?

終了後、複数の参加者から「北星学園大学で動物のことが学べるのか」と質問を受けました。大学での実施だったこともあり、関連する科目や学習会があるという認識が生まれたのかもしれません。
大学では動物のことを学ぶことができる科目はほぼないため、自分がオープンユニバーシティなどで開講すれば…という回答しかできませんでした。中にはお子さんが進学先として検討してくれていると話してくれる方もおり、「動物について学びたいなら◯◯先生ですかね~」と自分の指導教員を紹介しました。
今までの「動物とは無関係な大学」から「動物のことが学べるかもしれない大学」へとイメージに変化を生み出したのかもしれないです。これが良い面なのかそうではないのか、なんとも言えないところです。

反省①:時間の使い方

講演からワークまでの間に休憩を入れる余裕がなく、連続で実施しました。もう少し余裕を持って、休憩時間を設けるべきだったなと反省しています。加えて、講演からワークへの切り替わりがうまくいかなかったので、次回はもっとスムーズに移行できるようにしたいです。
解決するためには、全体の時間をもう少し伸ばすということが考えられるでしょう。

反省②:宣伝方法

宣伝は完全にX(旧Twitter)頼りでした。しかも、フォロワーさんが拡散してくださったお陰で…という感じで情けない限りです。学位審査と職場の大規模イベントの準備・運営が前後に集中しており、こちらに割く時間をうまく捻出できませんでした(言い訳)。もっと地域の掲示板などに掲示させてもらうなどをするべきでした。これは大きな反省です。次回は今回利用したPeatixページをフォローしてくださっている方々へのお知らせ+SNSでの宣伝+地域での宣伝をして行こうと思います。

反省③:赤字をなんとかする

今回の収益では赤字を生み出してしまったので、なんとかプラスにしていきたいところです。ここでプラスにして、それを元手に研究をして、またセミナーとして還元してを繰り返せるように少し参加費や購入可能件数を見直そうと思います。
昨年の失敗から、購入可能件数を昨年の半分にしていたことや上限を設けていたことも赤字の原因ですので、もう少し宣伝に力を入れ参加者を増やしていければと思います。

次回の目標

次回というか今後になりますが、老犬介護系のものを1つやりたいと思っています。それプラス、これまでやっていたものを引き続きやって、年2回程度実施していければなと。老犬介護系はまずは調査をするところから始めて、実態調査とその報告をかねてにできると望ましいです。

小さいことから少しずつ、継続して飼い主さんたちに還元できる研究と取り組みを続けていきたいですね。

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