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六甲山の木材は使えるか

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林業の存在しない六甲山の森の木をどうやって流通させ、森林として循環させていくことができるかの無謀な取組み
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#仕組

地域材で椅子をつくるということ

安藤忠雄さんの「こども本の森 神戸」の椅子を地域材でつくりました。 僕は、海外の輸入建材の商社から2013年に独立し、地域資源としての木材をものづくりを通して活用し、地域の経済の中で循環するような木材流通の仕組みを作ろうと、様々な活動をしてきました。 事業所を構える神戸には六甲山という山系があり、全国的にも知られている山ではありますが、林業としての位置づけは過去の歴史にはなく、元々防災上の観点で明治後半に広葉樹を中心に植林された樹々で覆われています。そんな六甲山も明治の植