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WOODY HOUSE ONLINEおすすめ商品紹介

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WOODYHOUSE ONLINE スタッフによる、独断と偏見に満ちた注目のオススメ商品をご紹介するコラム。商品ページでは語りきれないディティールやディープな魅力を、余すところな… もっと読む
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記事一覧

よくわかるかもしれない、服にまつわる小噺 ~麻に関するあれこれ編~

1.「然らば多くの日本人は何を着たかといえば、勿論主たる材料は麻であった。」by柳田国男 ご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。WOODY HOUSEの公文と申します。  WOODY HOUSE onlineにてメルマガを書かせて頂いていたり、メンズに纏わるなんやかんやのお仕事をさせて頂いたりしております。  以前は綿花を育てたりDANTONのブランド解説やボーダーに関するうんちくなどを書かせて頂いており、そちらの記事をお読みいただいた方のご記憶の片隅に欠片でも残ってお

「粋な眼鏡」を選ぶこと。これからの望む未来を選ぶこと。

京都の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。 今年に入ったと思ったのも束の間、半年が経つのに今だ実感が湧かない私の心を横目にしながら、6月に入りました。 社会全体が混沌としていた2020年の4月。 岡山から京都への卒業旅行や楽しみにしていた可愛い袴を着る夢も無くなり、若干の味気無さを抱えて晴れて社会人になった頃。 それから3年の月日が流れ(私ももれなく26歳という年齢に!)ようやく流行り病も収束へ向かっていますね。

スラックスは完成された「永遠のクラシカル」

京都の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。 うららかな春の始まりはあっという間で、一瞬のうちに桜が散り、徐々に初夏の足音が近づいていますね。 4月頭には花びらが舞っていた桜の木も、黄緑色の若葉が芽吹いて暖かな風が流れていきます。 厳しい冬を超えてようやく待ちに待った春夏になると、木々の葉っぱがサワサワと音を鳴らすリズムと共にワンピースにスカートといった風に揺らめくお洋服が着たくなります。 それでもパンツスタイルは年

「コスパ」より「タイパ」を重視?22AWの靴選び。

京都の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。 そろそろ紅葉シーズンが待ち遠しい季節になりました。 「お洒落は足元から」という言葉があるように、お洋服が好きな皆様は秋が深まるほどにレザーシューズが履きたくなりますね。 「タイパ」って何・・・? 先日ネットニュースを見ていると「Z世代の過半数が意識しているタイパ」という記事に目がいきました。 (テレビはほとんど見ていないので、もしかすると皆さんの多くはご存知かもしれません

天然素材×黒のかごバッグでモダンに

京都府の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットショップの小林です。 夏が終わっていく雰囲気はあれど、まだまだ昼間は暑さの残る日々が続く今日この頃です。 夏といえば、私は小学生の低学年の頃、母親が持つ四角いかごバッグに憧れていた記憶があります。 カラフルな色のお花の刺繡が施され、内側にはピンク色の巾着が縫い付けられていました。 その中にはピンク色の小さな扇子と、汗疹にならないよう首に巻くために 花柄のバンダナが必ず入っていて・・・(ピンク

「スイス軍」で今年は一味違うミリタリーを楽しむ

京都府の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。 ファッションの流行アイテムとして近年再注目されている「軍モノ」とも呼ばれるミリタリーウェア。元々は軍隊の兵士が着用していた、優れた機能性を持つ衣類のことを指します。 近年ミリタリーウェアがまた脚光を浴びているのは皆さまご存知でしょうか。 ミリタリーウェアがファッション(流行)として初めて認知されたのは1950年代後半~60年代半ば。 ロンドンのモッズ(「モダーンズ」という

新作セットアップと、ストライプにまつわるこぼれ話。

いつもご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。 公文でございます。 いやぁ、あっついですね…。 世間は夏休みシーズンに突入したのか、家の前を流れる小川には連日のように近所の小学生が訪れ メダカハンティングに興じているのを見かけます。 僕も十数年前に熱狂した、田舎ならではのアクティビティの一つ、メダカハンティング(要は魚獲りです)。 シンプルに楽しいのはもちろん、やはり日本人のルーツは狩猟民族なのだなぁと再確認出来ます。 どうもメダカ飼育というのがムーブメントになり

羽織るだけで雰囲気抜群、なシャツ。

ふと我に返ってこのnoteを読み返した時、 このままではただの初心者のガーデニング奮闘記になってしまいそうな予感に あやうく押し潰されるところでした。危ない危ない。 本業である、おすすめアイテムの紹介もしっかりさせて頂こうかと存じます。 (でも、綿の生育を見守るのも、やっぱりなんだか楽しいんですよね) ともあれ。 本日は個人的にも愛してやまないこちらのブランド Curly&Co.から、この夏大人の方にこそ是非着て頂きたい、一押しのシャツをご紹介させて頂きます。 C

よくわかるかもしれないブランド解説~GRIP SWANY編~

やって参りましたブランド紹介。 当店一押しのブランドを、独断と偏見、余談なんかを交えつつご紹介させて頂く当コラム。 今回ご紹介するのは、2022SSシーズンよりお取り扱いをスタートさせて頂きました、アメリカ最古のワークグローブブランドGRIP SWANYでございます。 いやぁ、今回も良いの揃ってますよ…。 ~GRIP SWANYとは(発足・沿革)~GRIP SWANYがアメリカにて発足したのは、1848年。世界史に明るい方ならご存知かもしれませんが、当時のアメリカはゴ

よくわかるかもしれないブランド解説~DANTON編~

ご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。 こちらは弊社取り扱いブランドを、一つずつご紹介させて頂く記事でございます。 記念すべき一回目は、DANOTNについてご紹介させて頂きます。 今や日本のアパレル市場での地位を確固たるものにしたDANTON。 ひし型に赤文字のロゴは、誰しもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか? 今回はそのDANTONとはどんなブランドなのか、どんな魅力があるのかについて、個人的な視点も交えつつお話させて頂こうかと思います。 ~DAN

何枚あっても良いですからね、なベーシックウェア。

先日、いそいそと出勤の準備をする僕を見て、ぽつりと妻が一言。 「なんか、はげて薄くなった?」 …!!!!! それは現代社会を生きる成人代男性に一番言ってはいけない禁句ワード。 開けてはいけないパンドラの箱。 バックトゥザフューチャーの主人公に「チキン(臆病者、の意)」と言うくらいのタブーです。 ※ネタが古すぎて分からない、という方はググってみて下さい。不朽の名作ですよ。 朝からどえらい爆弾放り込んでくれるやん…と思ったのですが、よくよく聞くと その時耳に付けていた

ある日のブーツお手入れ事情。

お久しぶりでございます。 あれよあれよという間に4月も最終日。 すっかり春も更けてきたところで、先日のお休みに 舞鶴の厳冬から僕の足元を守ってくれたブーツをお手入れしました。 用意したのは、こちら。 昨年の購入依頼、雨の日も雪の日も親の仇の如く履きまくったブランドストーン。 これを、 まずブラシで優しく全体をゴシゴシと。 ホコリや砂といった目に見えない固形の汚れを落とします。 そしてレザーローション(汚れ落とし兼ツヤ出しの便利アイテム)を少しずつ、でもケチらずに布

首元を彩るカシミヤマフラー

ご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。 お久しぶりな更新でございます。 姉妹店の楽天ブログがサービス終了となり、なんだかわたわたしている内に、世間は12月になっていました。 12月と言えば師走ですが、実はそれ以外にも呼び名があるそうで、 ・晩冬(ばんとう) ・春待月(はるまちづき) ・歳極月(としはづき) ・限月(かぎりのつき) ・苦寒(くかん) …などなど。 晩冬とか春待月だとか、なんだか風情を感じる響きはまだ良いとして、 苦寒(くかん)て。アナタ。 おど

実は奥深いボーダーあれこれ。

お久しぶりです。 ご来訪、ご観覧誠にありがとうございます。 公文でございます。 前回の更新からブゥワー(CV千原Jr.)と期間が空いてしまいましたが、 何事もなかったかのようにコラムを書き綴っていきたいと思います。 ここを観て下さっている画面の向こうのアナタに、最上級の感謝と賛辞を! さて。本日のテーマはこちら。 ボーダー についてです。 2021年の大きなトレンドの一つでもある、「ボーダーアイテム」。 もはや不動の定番アイテムの一つであり、定期的に人気が爆発す