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C103顛末記


もう1週間以上経ってしまったけど、先週の12月30日に相方のカナンくん@kanan7208 とサークル参加してきたので、自分の視点からの備忘録として残しておこうかと思って一通り書いてみる。

登場人物紹介のようなもの

杖 @woodsticker :筆者。見る専のオタク。コミケには10年以上一般参加しているが、サークル参加は友人のサークルの売り子を2回やっただけであり申し込みからやったのは今回が初。基本的に物事を締め切りぎりぎりまで溜める性格であり実際マネージャーには全く適性がない。
カナンくん @kanan7208 :相方。今回同人誌を作ったのは彼なので実質サークル主はこっちの方。東方projectやウマ娘、オリジナルのイラストや漫画を描いている。韓国人だが日本語がかなり出来るため杖とのコミュニケーションは基本日本語。とは言え何だかんだ母国語ではないし杖があほなのでやり取りにちょいちょい齟齬が発生する。

そもそものきっかけ

自分とカナンくんは元々共通のフォロワーを通じて繋がった(東方project繋がり)が、他の趣味も色々被った結果(特撮好き・格闘技好き・ergのジャンルetc.)意気投合。
その内に“同人誌を作って日本のイベント、出来ればコミケにサークル参加したい”旨を聞いたことで、まぁ俺は創作やんないけど、手伝いくらいはやってもいいよー、という話をしていたのが約1年前のこと。
とりあえず直近の夏コミは準備期間が足りないだろうということで、2023年末の冬コミに参加しよっかー、また申し込み期間近付いたら話そうぜー、で一旦保留。(なお俺はこの時点では全く具体的な算段をしていない。社会不適合しぐさ……)

いざ申し込み

とりあえず7月末になってやっと申し込みに必要なあれこれを調べだし、ここでコミケの申し込みは日本国内からでないと出来ないのを知る。まぁ俺は本作らんし申し込みだけやるかー、と考えつつ、相方にサークル名だけ決めといてねーと投げる。今から振り返ると、ここでもっと踏み込んで調べていればとは思うものの後悔先に立たずというか……
いざCircle.msから申し込むかーとなったのが8月19日。申込みページを開いて初めて同人誌のタイトル・サイズ・ページ数・価格・持ち込み数等を入力する必要があると知る。とりあえず俺が決められることではないのでまたまるっとカナンくんにぶん投げる。(冬コミの申し込み締め切りはかなりタイトなスケジュールなのを差し引いても、この辺りは相当な無茶ぶりだったと感じるし済まないと思っている)
ここで申し込みジャンルがウマ娘で決定した訳だが、東方のイラスト本も作りたいと相談を受けて(ウマ娘の本がちゃんとあれば問題ないだろ、特定ジャンルのオンリーではないし……)と考えて承諾する。ここも後からするともっとよく話し合っとけばというポイントではある。

当選はしたけれど

11月10日の当落発表当日、なんやかんやでメールが中々届かず、Webカタログから当選を確認。まずはX(旧Twitter)で報告。しかしその後は外部リンクを頻繁にポストすると凍結されるんじゃ……という懸念等々で宣伝に及び腰になる。またちょうど執筆中のカナンくんからページ数の相談を受け、その場でググって泥縄で知識を仕入れて答える、コピー本を日本で刷って製本すると思い込んでいたら印刷会社へ依頼していたことを知るなど、この時点で既にぐだぐだ感が否めない。
紆余曲折ありつつ、カナンくんは本を準備して日本へ向かい、俺は釣銭やらテーブルクロスやらを買って備えつつ年末の忘年会ラッシュで酒飲んではぶっ倒れていた。

前日

とりあえず俺は12月28日まで社畜やってたので、必要と思われるものを詰め込んで上京し、とりあえずカプセルホテルに荷物を置いてから相方と秋葉原で合流。最低限、ダイソーでテーブルクロスとイーゼルスタンドを購入してはいたものの、これ以外に陳列に欲しいものがないか確認したが、どうにもイメージの摺り合わせが上手く行かず、ヨドバシの上のダイソーで諸々追加購入。なんとか必要なものを調達して解散。

てんやわんやな当日

とりあえず秋葉原で合流。今回ゆりかもめはビッグサイト最寄りの駅が工事中だと聞いていたのでりんかい線で向かう。サークル参加だけでもかなりの人数がいて流石コミケと感じた。
東ホールに入って自分らのスペース行って、とりあえず見本誌提出……と封筒確認した時点で場所を間違っていたのに気付き慌てふためく……マジで関係各所の皆さんご迷惑お掛けしまして……(当該サークルの方には後程謝罪に伺った)
正しいスペースに到着し、なんとか見本誌を提出し、ほぼ見よう見まねで設営した結果がこちら↓

なんとか形にはなったなー、と既に一仕事終えた感を出している杖と表情がキラキラしているカナンさんの落差がエゲつないことになっていたと思う。あと↑の画像には載ってないけど東方本も置いてはあったのよ。少なくとも最初は。
開場前に知り合いのサークルにご挨拶行ってもらいつつまったりしていたら予想外に早く戻って来てたり、両隣の方々にご挨拶したりしてる内に開場。島中だし初参加だしなー、宣伝も出来てないし、と考えていたら購入者お一人目。テンションぶち上がるカナンくん。その後もぽつぽつとしたペースながら予想外に売れていく。
落ち着いたところで自分の買い物に行かせてもらい、自スペースに戻るとやっぱり何冊かは売れていた。ウマ娘の島だから当然ウマの本の売れ行きが良く、東方イラスト本はそんなに冊数が出ていかない。
そんな中で、カナンくん「この辺はウマ娘のサークルばかりですね。」
杖「そうですね(当たり前なので言うまでもないと思っていた)」
カ「東方のサークルはないですか」
杖「東方は明日ですね。今日の東4ホールはウマ娘の島ですし……」
カ「そうなんですか、そうなると東方本を置いてはいけませんか?」
杖「そんなことはないと思いますが……?」
と大体こんな感じの会話があり、そこから深掘りしていくと①カナンくんはコミケは今回が初参加であり一般参加経験もない。韓国国内で同人誌即売会に一般参加経験はあり②杖はカナンくんがコミケを含めた同人誌即売会の参加経験があると思い込んでおり、ジャンルごとに島が分かれるetc.の知識は説明するまでもないと考えていた、という事実がようやく判明し、カナンくんは顔を曇らせ俺は顔を覆った。
それでも想定以上の売れ行きに恵まれ、この後で打ち上げやりましょう、と約束していたこともあり15時過ぎには撤収。案の定りんかい線の入場規制が掛かっていた……とりあえず宿に荷物置いて秋葉原集合、だけ決めて一時解散した。

秋葉原で

無事秋葉原で合流するも、とりあえず空いてる店で適当にビール飲んでサクッとなんか食えればいいや、くらいのテンションの俺と、焼き肉!焼き肉食べましょう!なカナンくんと、またまたテンションの差が凄いことになっており、更によろしくないことに年末の秋葉原にも関わらず店の予約をしていなかった。やってみて理解したが、この2人はノリと勢いだけで物事を進める上に言語の壁によるコミュニケーション不足があるので計画性などあってないようなもんなのだった。
それでも空いてる店を見付けて潜り込み、肉と酒を喰らいつつお互いの健闘を讃え合い、再会を誓って別れた。尚、翌日には祖国へ帰るカナンくんからは最後にカラオケ行きましょう!との提案があったが、俺は翌日一般参加予定なので泣く泣く断った。コミケには体力が必要なので……カラオケ行ったら寝る時間なくなるので……

これからの話

とりあえず次のイベント参加予定は未定である。売上も数千円だし完全に赤字だし……いや、下手に黒字出して申告とかやる方が面倒だが……この辺の税金関係を相方がどこまで理解してるか自信が無いし……(そもそも国外の税制について母国語以外で調べて理解しろというのが無茶な話ではある)
それよりもコミュニケーション不足とか齟齬をどうやって解決するかの方が喫緊の課題かもな?

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