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カジュアルな方界デッキ

はじめに

woodlongこと森永浩隆です。以前、大会用の方界デッキを執筆しましたが、今回は手札誘発がないカジュアル要素のある方界を紹介します。大会で競い合うだけでなく、初心者や古参の復帰者相手に楽しむデッキもあれば、遊戯王での交流の幅が広がるのではと思い、構築してみました。

そもそもカジュアルとは何か

カジュアルは気軽にくつろいだ感じであるという意味なので[ガチ]と[ファン]の中間だと自分は考えます。アドバンテージを追求するトーナメント志向のガチデッキ使用者とその真逆のエンターテイメント志向ファンデッキ使用者では[楽しいデュエル]論争で対立がありがちです。相手のデッキを動きを妨害をしたり、その妨害を如何に突破するかを考えて、消費するカードを最大限に抑えて、アドバンテージを得るのが[ガチ]なデッキでしょう。

逆のファンなゲームとは何かと考えれば、互いに見せ場があるゲーム展開かと思います。例えるとマンガやアニメでの遊戯王の対戦が分かりやすいでしょう。マンガやアニメのキャラクターの使用するデッキやカードに惹かれて、 TCGの世界に入るのが王道です。しかし、ファンプレイヤーが公認大会や公式イベントに参加したら、手札誘発の妨害やモンスター、罠の制圧にショックを受けるのも遊戯王でよくあることだと感じます。

話をまとめると、カードアドバンテージ、トーナメント性を重視したのがガチ。それらを度外視して、自分の好きなカードやコンボを重視するのがファン。アドバンテージを気にしつつ、自分の好きなカードやデッキ使う中間層がカジュアルというのが自分の持論です。

デッキ紹介

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投稿からレシピを少し変更しました。

先攻、後攻にも対応した構築を作りました。ガチャログの計算で売切のカードを含めれば約1万円です。[ホープダブル,三戦の才,ビヨンドホープ]以外は単価10-400円なのでお手頃な価格です。

カードプールをあまり知らない初心者や数年振りに復帰した古参の人との対戦では丁度良い接待デッキかと思います。他にも[ブラック・ガーデン]を用いたソリティアのリンク型もありますが、それはまたの機会で執筆します。

このデッキの勝利パターン

方界と言えば、[方界波動]を付与した[暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ]で殴って、勝つだけと思われがちですが、考えて構築すると他の選択肢もいくつかあります。

1:方界超獣バスター・ガンダイル
[方界降世]の登場で召喚しやすくなったカードです。[方界波動]を付与すれば、攻撃力6000の3回攻撃でクリムゾンノヴァに匹敵する脳筋です。

2:No.54 反骨の闘士ライオンハート
1と同じく方界降世で出せるようになったカード。無効効果を使用した[捕食植物ヴェルテ・アナコンダ]経由の[超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ]に特攻すれば、ゲームエンドに持ち込めるチャンスがあります。

3:No.39 希望皇ホープ・ダブル
デッキに[ダブル・アップ・チャンス]があるのと[強欲で金満な壺]でこのカードと[No.39 希望皇ホープ]が除外されていなけば、ATK2000以下の相手モンスターならそのまま戦闘で勝ちます。ホープが除外された時の保険でATK3000で相手モンスターのATKを0にする[No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ]も採用しています。

その他の役立つカード

召喚僧サモンプリースト
ランク4のエクシーズモンスターを採用する方界では最も重宝するカードです。[方界]魔法を捨てれば無駄がなく、不要な魔法をコストに[流星方界器デューザ]を特殊召喚するのでランク4のエクシーズモンスターを立てやすくなります。

旋壊のヴェスペネイト
ライズオブデュエリストで登場したランク5のエクシーズモンスター。ランク4の上に重ねられる緩い召喚条件、ATK2500の守備貫通、破壊された時のレベル5以下のモンスターを墓地から特殊召喚で[流星方界器デューザ]を出せば、次の展開の布石になります。

No.41 泥睡魔獣バグースカ
先攻になった時によく使います。守備にすることで場のモンスターの効果を無効化+守備表示にする効果で最大3ターン膠着状態に持ち込めます。今はリンクモンスターの登場で突破されやすいですが、まだ現役です。

ライトロード・ドミニオン キュリオス
方界降世で特殊召喚した[方界胤ヴィジャム]3体の内2体を[リンクリボー]と[サクリファイス・アニマ]に変えることで召喚出来ます。手札によっては1ターンで[双穹の騎士アストラム]まで繋がります。

EMポップアップ
強欲で金満な壺に変わるドローソース。デメリットのLPを失う効果は方界降世の墓地効果を使い易くなりました。

おわりに

緊急事態宣言も解除されて、いずれはデュエリスト交流会イベントなどの大型イベントも再開されると予想されます。ただ、ガチデッキのみだと、カジュアルデッキやファンデッキのみ相手にとってはあまり楽しめないゲームになるでしょう。懐の広いプレイヤーであればガチ、カジュアルの2種類を用意して、互いに楽しいデュエルができると思います。今回も記事を読んで頂き有難うございます。

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