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むかし書いた韓国コラム #508

 格安航空のティーウェイ航空が仁川と中国・寧夏回族自治区の銀川を結ぶ定期路線を就航させる。銀川とは見慣れない地名かもしれないが、少し前にネットニュースでちょっと話題になった。

 銀川の空港コードは「INC」で、仁川の「ICN」と似ている。それだけでなく、銀川の発音は「インチュァン」で、仁川の「インチョン」と似ている。そのため航空券購入時に間違われることがあり、仁川に行くつもりが銀川に着いてしまい呆然とする人が続出したというのだ。ネットニュースでは、こうした人を救済するために大韓航空の子会社が銀川~仁川便を運航していると紹介していたが、これは誤報。ただジンエアが期間限定でチャーター便を飛ばした実績はある。

 ティーウェイ航空はまず週1便を運航し、7月からは週3便に増やす予定だ。仁川と間違えて銀川に連れて行かれた人も定期便就航のおかげで乗り継がずにすぐ仁川に行けるようになったのは便利なのかもしれない。そんなにたくさんの人が間違えているとは思えないけれど。

【解説】
 仁川と銀川が紛らわしいのと同様に、冬季五輪が開かれた平昌に行こうとして平壌に行ってしまったという話もある。しかし行く前にもう少しちゃんとチェックすればいいのにね。写真は同社サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2015年5月19日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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