むかし書いた韓国コラム #753
12日に開幕した麗水万博。その会場に一番乗りを果たしたのは日本人男性だった。しかも韓国在住者ではなく旅行者というから驚きだ。報道によると午前3時50分から並んでいたという。午前9時の開場まで5時間ほど並んだだけで1番乗りの栄誉を得られたことになる。国際的イベントでは数日前から並ぶケースもあるだけに、数時間の待ち時間とは短いほうだ。
筆者もイベントでの1番乗りはないが、山形新幹線の1番列車や、クジラのデザインの飛行機の初便などに乗った経験があるので1番乗りへの思いというのは共感する部分がある。ただ1番乗りはあくまで自己満足にすぎず、筆者の場合はいつの間にか1番乗りへの関心は薄れていた。
今回日本人が1番乗りだったという話を聞きちょっとくやしく感じたのはまだ1番乗りへの未練があるからか。韓国在住の地の利を生かせば自分が1番乗りになることもできたはず。ならば平昌冬季五輪の1番乗りでも目指してみるか…。
【解説】
イベント一番乗りを目指したことはないが、1番乗りへの関心は薄れたと言いながらも湖南線KTXの1番列車とかSRの1番列車に乗ったりはしているし、営業開始前の空港鉄道の試乗会に参加し、1番乗りよりも早く体験する優越感を味わったりもしたものだ。
(初出:The Daily Korea News 2012年5月14日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)