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むかし書いた韓国コラム #151

 ソウル駅高架道路を大規模に改修し歩行者専用路として生まれ変わった「ソウル路7017」を訪れた。開通から1週間ほどということもあり多くの人が訪れにぎわっていた。旧ソウル駅近くはこれまでは車で通過する時にしか見られなかったアングルのためか撮影スポットとして人気で、自撮りにいそしむカップルが多く見られた。また散策路には真下の道路が見られるようガラスのはまった丸い窓が数カ所に設けられており、怖がって避ける人と面白がってのぞき込む人の2通りに反応が分かれるのが微笑ましかった。散策路には座るところも多く設けられているので、散策だけでなく座り込んで談笑するなど訪れた人たちも思い思いの楽しみ方をしていた。

 夜になるとライトアップされ昼間とは違った姿を見せる。週末だったためか夜9時を過ぎてもなかなかの人出だった。長さ1キロに満たないのでゆっくり歩いても30分ほど。これからの季節には夕涼みにも良さそうなスポットだ。

【解説】
 清渓川の復元もそうだが、ソウル市は街の風景を一変させるような結構思い切ったことをするものだと関心した。ソウル駅高架道路は歩行者専用路に生まれ変わったが、これ以外にも市内の高架道路はいくつか撤去されたりもした。ソウルは変化のスピードが速いところだ。

(初出:The Daily Korea News 2017年5月29日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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