見出し画像

むかし書いた韓国コラム #472

 三菱リージョナルジェット(MRJ)が11日に初飛行に成功した。日本の国産旅客機開発はYS11以来半世紀ぶりという。日本の航空会社をはじめ複数の航空会社から受注を集めており、本格的な営業路線への投入が待ち遠しい。座席数100席に満たない小型機だが航続距離の面から短距離国際線への就航も可能だ。日韓路線でも地方路線への投入が期待できるかも知れない。

 まだ韓国の航空会社にMRJを発注したところはないが、戦後初の国産旅客機のYS11はかつて大韓航空で運航された実績がある。韓国国内線のほか、釜山から福岡や大阪への国際線にも投入されていた。格安航空(LCC)全盛の現在、韓国系LCCは韓国の地方空港を発着する路線を増やしており、日本側の乗り入れ地点も多岐にわたる。多くの集客が見込めない地方発地方行きをMRJで開設するというのも悪くないのではないか。半世紀ぶりの国産旅客機にいろいろな妄想がふくらんできた。

【解説】
 しかし2020年に事実場の開発凍結が決まり、国産旅客機による韓国旅行の夢も実現は厳しくなってしまった。写真は三菱重工公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2015年11月12日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?