むかし書いた韓国コラム #453

 日本では4月から5月にかけての大型連休を「ゴールデンウィーク」と呼んでいる。最近はあまり見かけないが「黄金週間」という呼び方もある。

 韓国では最近3日以上の連休を「黄金週間」ならぬ「黄金連休」と呼んでいる。ちょうど今月4日から6日までの3連休も一部メディアは「黄金連休」と呼んでいた。季節は関係ない。3連休はいつでも黄金連休だ。日本ではハッピーマンデーのおかげで3連休が多いが韓国では3連休は少ない。だから黄金連休なのだろうが、3連休程度で「黄金」とはやや違和感がある。旧正月や秋夕には5連休になることもあるがこれもメディアは「黄金連休」と呼ぶ。希少性から言えば5連休は「プラチナ連休」とでも呼んでほしいところだ。

 今年はあと8月と10月に3連休がある。これも黄金連休と呼ばれるのだろう。年に何回も黄金連休とは、金の価値も下がっているのだろうか。

【解説】
 ハッピーマンデーで3連休が多い日本。黄金連休が多いとは、まさに「黄金の国ジパング」だ。

(初出:The Daily Korea News 2016年6月7日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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